るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

正直、凹みそう

2015-10-19 08:56:00 | 声楽(レッスン)
近日中に歴史上の人物を題材にした創作オペラがあるのだけど、準備期間がたったの1か月。しかも超前衛的。
合唱が体を動かす場面を見ても、どうみても大人のお遊戯、と言う感じで、動きに素人くささが抜け切れないんだ。
公演回数が多いから練習に時間をかけられない。チャンスは公演回数が少ない地方の人の方が多い。それに、東京にもギャラはいらないからキャリアを積みたいという若手プロはいるしね。

なんだかノルマと雑用はアナタ、チャンスは私ってねぇ。
第三者のオーデションがあるわけではないし。

協力してあげたい、と思っても、「アナタに役がないなら時間を割いて行く意味を感じない」と周囲から言われる有様なのである。
合唱は、仲間を作って和気藹々としたい、という動機で歌っているわけではないし。

そして、個人レッスンで学んだことというのは、合唱では「変なクセ」にしかならないのである。
おそらく、個人レッスンは自分らしさを活かすことであり、合唱は自分らしさを否定することであるから、仕方がないのだが。
複数の先生に習うのは良くない、という意見もあるが、ではどうして「今まで良い先生についてきたんですね」と言われることがないのかって、聞きたいくらいである。

この先、数十年も歌い続けていれば、きっと「幾つになっても好きなこと勉強して偉いですね」と褒められるようにはなるだろう。
でも、定年がない代わりに嫌いなことも勉強し続けないとならない私にとっては屈辱にしかならないような気がする。