上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

拍手鳴りやまず★3

2007-03-27 | 06-07 コンペとショー
そうそう、第二グループで忘れてならないのが、ドイツのリンデマン!
ベルンソン君大フィーバー直後の滑走でやりにくそうでしたが、リンデマンは04年ドルトムント世界選手権の銅メダリストなのですよ。
あの時、ランビと3位争いをしてて…5対4のジャッジ一人差でリンデマンに軍配。旧採点法の最後のワールドでした。
新採点法になってから成績が出ない流れが続いて(故障もあるのかな?)非常に悲しいものがありましたが、ヨロ選も良かったし、復活が嬉しい。このFSは、3アクセルを2度入れて、ジャンプもノーミス。表現も豊かになってきた。晴れ晴れとした笑顔で喝采を浴びました。
リンデマンが銅メダルをとった時のFSは、すごーく今回の大ちゃんとカブります。最初の4回転をお手つき。でも、他のジャンプを次々と決めていった。後半の地元ドイツの観客の盛り上がりときたら…「声援が凄くて、ちっとも疲れなかった。どこまでも滑れそうな気がした。」と後に語っている位なので、至福の時だったのでしょうね。大ちゃんみたいに、キスクラで号泣している姿も感動的でした。
地元でワールド、というのは本当に一生にあるか無いかの得難い経験なのでしょう。今回、良い笑顔が戻ってきて本当に良かった。アリーナの大きなドイツバナーが嬉しそうに揺れていました。

 製氷の15分間をはさんで、いよいよ第三グループ。
段々、心臓がバクバクしてきます。まだ大丈夫。まだ大丈夫…。この6人がある…。
2番滑走は期待のフランス3番手、ヤニック・ポンセロ(通称ポンちゃん)。
ジャンプで派手に転倒。とても美しいエッジワークを見せるのに、勿体無かったです。前日のSPでは哀愁のメロディで情感豊に滑り、泣けるものがありました(実際、むせび泣きました。ハンカチ入りました)。ステップがいいんですよね。“心が入っているような”ステップを踏むの。
演技終わってうなだれているのがつらかった。ポンちゃん、またNHK杯に来てね。あの時は私の目の前でスピンがスッポ抜けて、大転倒してしまったのだけど。ガッツを見せてね。皆、温かい拍手を送りました。

 3番滑走はエマさん。ただ一人黄色い衣装で、すんごーい長身なので目立つこと。足が2mあるんちゃうかという。
朝の練習でもアップでも、4回転がきれーいに入るかと思えば3アクセルがスッポ抜け。アクセルをコンボで決めた!かと思えばクワドがパンク。
なかなか上手くいかないサンデューですが、アップの最後に跳んだ4回転で「うわーっ!」と歓声が上がりました。これはイケるかも…。
最初の4回転は回りきっているのに惜しくも転倒。アクセルも転倒(抜け?)。もうこうなると立て直せない「テンション下がっちゃったエマ」モードになるのでした。せっかくエキゾチックな美しいプロも、むなし~く音楽が流れていく…。メイクがアイラインばっちりで、初めて見た方は「???」だったと思います。
かつてのGPF覇者エマ。ワールド予選1位だったこともあるエマ。
それでも私はやっぱりエマが好き。それはいーんだけど、日本のお茶の間のTVに映るかしら…来季…(それが心配になりました)。
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