上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

蓮の花に心洗われ★

2021-08-12 | お知らせ
お墓がある京都のお寺さんには、いろんな花が植えられていて、全てご住職が庭師的に手入れされてるそうです。
勝手に生えてきたのも多数ですが、とにかく敷地が広いから、そのお世話も膨大です。
桜、藤、紫陽花、菊、彼岸花、椿。。。
うちの塔頭である吉祥院も、蓮の花が年々増えていきました。
大きな甕に水を張ってビオトープとなっているのですが、いつ見ても水が綺麗。
蓮の葉陰でメダカが元気に泳ぐ姿を見ると、「今年もお盆だなあ」と安堵を感じます。
今まで蓮の花の版画も作りましたが、「ひょっとして蓮=死を連想して嫌がる人もいるかなあ」という考えもよぎりました。ギャラリーさんにも言われたことがあります。
でもま、明らかに嫌なものを描いているわけではないので、いいかなあ、と。
蓮の大きな葉も、ピンクの花も、つぼみのまん丸さも、実が取れたあとのハチの巣みたいなあの(シャワーヘッドみたいな)部分も、すべて形状が面白いというか好き(おまけに水面下でレンコンが出来ているのですよね)。
蓮を見ていると、気持ちがなだらかになっていきます。浄土!?だから?

てのひら美術館の「女性が見つめる燃える金」展は、御内翠華(みうちすいか)さんが紹介されています。
書道とダンスパフォーマンスを融合させた「体当たりの書」という感じがして、ユーモラスでもあります。
いつも思うのですが、書道家の女性は「サッパリ・キッパリ」タイプの方が多いような。
体育会系じゃないと、あの重い筆を一気に操れないでしょう。思い切りがいい。
「書」を見るのも好きです。作者の心がはっきり映し出されるようで。

そういえば、今年、書道家の篠田桃紅さんが107歳で亡くなられました。
直近まで活動されていたそうですね。
100歳過ぎても個展開催って。私は篠田さんの著書も読んでいるのですが、一人の自立した芸術家として尊敬しています。
婦人公論のインタビュー記事もおすすめ★
コメント
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