上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

千花ちゃんが。ああ…

2006-08-02 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
↓コメントでなおみさんが、野辺山レポを伝えてくれてますが、本当にいい夏の思い出~になりましたね。どうもジュニアの合宿トレーニングの方には、大ちゃんの弟分の田中刑事君も参加してたみたい。歌子先生が連れてきはったのかしら。
織田君は、カナダのサマーオープンという大会の準備のため、スグ旅立ったそうな。去年はジェフを破って優勝して、周りをビックリさせたのよねー。2連覇はカタイかな?
8月末からはもう、ジュニアのGPシリーズが始まるのですよ。早い!

ところで昨日、S市図書館で私は雑誌「ダ・ヴィンチ」最新号を読んで、もーボロボロ泣いていました。周りの人がヘンな顔してた…「蛍の光」が鳴り出したので、早く帰らなくては。でも立てない。足が震えて。
山岸涼子センセイの連載漫画「舞姫(テレプシコーラ)」のですね。展開がですね。もおもおもお…千花ちゃんがあ~~~(絶句)!
単行本を楽しみにされてる方もいると思うし、版権の問題上詳細に書いてはいかんよね…でもとにかく悲しいの。救いようがないくらい、悲しいの。
最後のほうに「トゥオネラの白鳥」が出てくるんですが、これはジョニーのSP「悲しいワルツ」が入っている、シベリウスのCDアルバムの中にも収録されています(EMI CLASSICSより発売 ジョン・バルビローリ指揮・ハレ管弦楽団演奏)。
帰って夜中に一人「トゥオネラの白鳥」を聴いてると又悲しい悲しい。
山岸先生描く透明な筆致の千花ちゃんの舞姿と重なって。涙あふれる。
私はすっかり六花ちゃんの気持ち…。

「舞姫(テレプシコーラ)」は、バレエ教師の母を持ち、日々レッスンに励む、千花(ちか)・六花(ゆき)姉妹の物語です。
テクニシャンで誰もが認める才能。しっかり者の姉・千花ちゃん。
姉には劣れど、感性豊かな踊りで時に周りを吃驚させる妹・六花ちゃん。
ノンビリ屋な六花ちゃんの、繊細でユニークな視点で物語は進むのですが、14~5歳の少女達の成長ととまどい、バレエ界の様々な現実的ドラマが深く描かれていて、実に面白くかつ絵が美しい。さすがは巨匠・お涼さまです(「アラベスク」勿論、全巻持ってるよ)
六花ちゃんの、ちょっとイジイジ?したキャラが「アラベスク」のヒロインのノンナっぽい。甘えん坊で性格的に弱い所があるのですね。でもそのせいか、感情移入して読みやすいのです。山岸センセイ御自身の性格が、ノンナや六花ちゃんに投影されてる、とも聴いたなあ。
とにかく悲しい。悲しいの…(また思い出して泣く)
コメント (8)
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