サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

内田の復帰

2016-12-17 17:54:31 | 日記
長い長いリハビリを終えてやっと内田が実戦に復帰した。ただこれから先発できるポジションをとれるかどうかは疑問があるし、今季は当初降格もありえるような雰囲気だったシャルケも息を吹き返してきたので、SBのポジションを取るのは今季は無理だろう。そして試合途中にSBを交代することはそうそうないので、今季はベンチ入りも難しいだろう。しかしほぼ2シーズン出ていない選手を放出もせずに復帰を待つあたりは、シャルケの懐の深さを感じる。ブンデスの場合、長期離脱の選手の年俸は選手会の保険か何かが80%くらい負担するはずだから、さほどクラブには金銭的な負担は少ないのかもしれない。

さて内田君は静岡県函南町の出身である。函南と聞いて、ああ、あそこだなと思いつく人は静岡県の伊豆地方生まれの人だけである。同じ静岡でも東部、駿河、遠州方面の人は函南なんてどこにあるのかも知らないだろう。東海道新幹線に乗っていれば気が付くと思うが、静岡県はやたらと東西に長い。一番東京に近いのは熱海で、愛知県に近いのは浜松は浜名湖である。東と西では言葉も違うし、文化も違う。

そんなことはどうでもいいのだが、筆者は函南の隣町の出身で、内田が函南出身と聞いてなんという田舎者なんだと驚嘆してしまった。そんな田舎者が清水東高校から鹿島、そしてシャルケと出世してきたわけだから恐れ入る。しかし内田はケガが多かった。

シャルケでの全盛期はやはりラウールがいたころかもしれない。内田の右からのクロスにラウールが合わせる。だいたいシャルケにラウールがいたこと自体がいまだに信じられない。

内田は今年で28歳。あと3-4年はプレーできるだろうから、まだまだ頑張ってほしい。