サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

CWC 鹿島vレアル

2016-12-19 00:10:36 | 日記
鹿島は大善戦したが、延長で力尽きたという表現になるのだろう。中2,3日で4試合目の鹿島と2試合目のレアルでは延長になれば鹿島のほうが不利になることはわかっていた。後半ATの遠藤のシュートが決まっていれば勝てたのに非常に残念。

レアルは鹿島にリードされるまでは手を抜いていたように見えた。じゃあ、逆転しようとエンジンをかけて時間はかかったが終わってみれば4-2で圧勝。まさしく横綱相撲だった。

マルセロ、ベンゼマ、モドリッチ、クロースにボールを回されたら止めようがない。最後にCR7が抜け出してズドーン。ずるいよ、強すぎて。

相手が手を抜いていようが、一瞬でも勝てるような夢を見せてくれた鹿島のサッカーは褒められるべき。そして柴崎の2ゴールは圧巻。Jクラブだろうと代表だろうと、レアルのようにボールが繋がれば絶対に負けないだろうなあ。

CR7のための決勝だったし、柴崎のヨーロッパ移籍へのアピールのための決勝でもあった。

内田の復帰

2016-12-17 17:54:31 | 日記
長い長いリハビリを終えてやっと内田が実戦に復帰した。ただこれから先発できるポジションをとれるかどうかは疑問があるし、今季は当初降格もありえるような雰囲気だったシャルケも息を吹き返してきたので、SBのポジションを取るのは今季は無理だろう。そして試合途中にSBを交代することはそうそうないので、今季はベンチ入りも難しいだろう。しかしほぼ2シーズン出ていない選手を放出もせずに復帰を待つあたりは、シャルケの懐の深さを感じる。ブンデスの場合、長期離脱の選手の年俸は選手会の保険か何かが80%くらい負担するはずだから、さほどクラブには金銭的な負担は少ないのかもしれない。

さて内田君は静岡県函南町の出身である。函南と聞いて、ああ、あそこだなと思いつく人は静岡県の伊豆地方生まれの人だけである。同じ静岡でも東部、駿河、遠州方面の人は函南なんてどこにあるのかも知らないだろう。東海道新幹線に乗っていれば気が付くと思うが、静岡県はやたらと東西に長い。一番東京に近いのは熱海で、愛知県に近いのは浜松は浜名湖である。東と西では言葉も違うし、文化も違う。

そんなことはどうでもいいのだが、筆者は函南の隣町の出身で、内田が函南出身と聞いてなんという田舎者なんだと驚嘆してしまった。そんな田舎者が清水東高校から鹿島、そしてシャルケと出世してきたわけだから恐れ入る。しかし内田はケガが多かった。

シャルケでの全盛期はやはりラウールがいたころかもしれない。内田の右からのクロスにラウールが合わせる。だいたいシャルケにラウールがいたこと自体がいまだに信じられない。

内田は今年で28歳。あと3-4年はプレーできるだろうから、まだまだ頑張ってほしい。


CWC 鹿島、奇跡の決勝進出

2016-12-14 23:29:54 | 日記
CWCのSF,鹿島vアトレティコ・ナシオナルは実力差からみて3-0ぐらいで鹿島が負けると予想していたが、その予想を大きく裏切りなんと鹿島が3-0で快勝してしまった。こんなことも起こるんだなあ。

前半から鹿島は雨あられのシュートを浴びて、またもや曽ヶ端が大当たりしてスーパーセーブを連発。またバーにも2回も助けられた。アトレティコはコロンビアのクラブらしく非常に凝った攻撃をした。最後まできれいに崩すことを目指していたのか知らないが、自分たちの攻撃に酔っていたようにも見えた。鹿島相手ならそれもできるとなめていたのでしょう。

またアトレティコの選手の1対1の強さと体を使ったボール奪取とキープは、アジアのサッカーのレベルをはるかに超えていた。ACLでもWC予選でもあのようにまるでゴール前の1トップがポストになってボールをキープするチームは見たことがない。それが攻撃の選手だけではなく、ほとんどの選手がそのようにプレーするのだから、たまったものではない。

試合の流れを決めたのはなんといっても前半33分にビデオ判定から鹿島にPKが与えられたこと。FKからPA内で鹿島の選手が足を引っかけられて倒れたように見えたが、主審はファールを取らず鹿島の選手もクレームしなかったので、なんだそのままかと思った。

しかし突然試合が中断されて、ビデオ判定が優先されて鹿島にPKが与えられた。これがサッカー史上初めてのビデオ判定によるPKである。なんとも狐に包まれたように感じがしたが、とにかく鹿島が先制。

後半になっても鹿島は徹底的に押されたが、60分ごろからアトレティコの攻撃が雑になり、枠内シュートもほとんどなく怖さが半減。逆に鹿島が追加点をあげて終わって見れば3-0の快勝。2点目の遠藤のおしゃれなヒールゴールなんて圧巻。

決勝はたぶんレアル・マドリードだろうけれど、鹿島はJリーグの存在を世界中にとどろかせた。90%くらいは押し込まれていたような試合だったが、3-0は奇跡の勝利である。

インテルvジェノア

2016-12-12 10:50:56 | 日記
セリエAに久々の先発した長友さん。攻撃参加はまあまあだった。2回シュートしたがどちらも枠外だった。せめて枠に飛ばしてほしかった。

インテルは前半は3-4-3。しかしジェノアに押し込まれる場面が多く、特に長友のサイドにスピードのある選手がいて振り切られる場面が2,3回あった。いくら攻撃参加してもサイドバックが振り切られるようでは印象が悪い。

後半は3-5-2にして中盤を厚くして結果として2-0で快勝した。3-4-3ではバネガがベンチになってしまい、中盤でパスを出せる選手がいない。3-5-2のほうが安定して見えたので3バックをしていくのであれば、3-5-2のほうがいいのでは。

長友さんは左SBのファーストチョイスではないようだが、この試合のような守備では2番手に降格でしょう。

CWC 鹿島vマメロディ

2016-12-11 23:29:35 | 日記
2-0で鹿島が快勝したが、点差はともかくとして前半と後半では全く内容が異なるゲームだった。中2日の鹿島と水曜日に来日してまだコンデイションが良くないマメロディ。スピードのある選手が多いという前触れだったので、楽しみな試合だった。

マメロディはショートカウンターを中心にしてパスが面白いようにつながる。ソガハタのスーパーセーブが4回くらいあり、このうち1点でも決まっていれば多分鹿島は負けていただろう。しかしなんという決定力のなさ。前半だけで3点くらい取れそうな展開だったのに0-0でハーフタイム。前半の鹿島は枠内どころかシュートなし。これはボロ負けだなと予想した。

ところが後半になり相手の足が止まり出して鹿島がボールをインターセプトする回数が増えだした。後半18分に遠藤が先制点、後半43分には途中から出て来た金崎がオークランド戦と同じ時間に追加点を決めた。金崎は美味しいところだけを持っていってしまう。

サッカーの掟は絶対である。点を取れる時に取れないと後で罰せられるのだ。

マメロディは前半のスピードが90分持てばすごい強いチームだったのに。