サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

Red & Black Bloc

2016-07-18 21:58:01 | 日記
ウエスタン・シドニー・ワンダラーズのいわゆるウルトラサポグループはRed & Black Blocと呼ばれるゴール裏に陣取る連中である。このグループは毎度のように警察、サッカー協会、リーグともめている。お行儀が悪すぎるのである。

彼らはにyoutubeにアカウントをもっていて、最新のアップビデオがhttps://www.youtube.com/watch?v=fnNaGtqLiYQ がまたひどい。

ニット帽をかぶってこのグループとすぐわかるような連中が自分たちの”敵”を挑発しているビデオで、廃屋を利用して撮影されたものでほとんどイスラム国かなんかのテログループにも見える。

いくらなんでもここまで挑発的なビデオを作らなくてもいいと思うのだが、世間の常識なんて関係ないのだろう。このワンダラーズに日本人選手の加入が発表されたが、さほど有名な選手でもないしワンダラーズは選手の入れ替えが激しいので、たぶん1シーズンだけでおわることでしょう。

ケーヒルの移籍

2016-07-15 13:50:52 | 日記
テイム・ケーヒルのメルボルン・シテイ移籍がほぼまとまったようだ。中国では移籍を繰り返していたし、その前はMLSにもいたので年棒のいいところにはどこでも行くケーヒルであるから、メルボルン・シテイへの移籍は驚きでもない。新しい年俸は4百万豪ドル(約3億円)らしく、サラリーキャップのあるAリーグでは特例のマルキープレーヤーと呼ばれるキャップ枠外の選手である。

さてケーヒルは現在36才、12月には37才である。日本の天敵であるしWC予選にも召集されるだろう。36才がまだエースであることは違和感があるが、やはり年齢に関係なくいい選手は代表に呼ぶべきだろう。したがって大久保、遠藤、中村俊輔でもまだまだ代表に呼ぶべきかもしれない。ただし世代交代が進まないことはいうまでもない。

ケーヒルを3億円で呼べるのならばJクラブに呼んでほしかった。今回の移籍に移籍金が発生するのかどうか知らないがFC東京あたりにがんばってほしかった。

ケーヒルがオーストラリアでプレーするということは代表チームにとっては招集しやすいかもしれない。WCアジア予選もケーヒルがまたまた日本の天敵にならないように祈るしかない。

清武の負傷

2016-07-13 08:46:30 | 日記
清武が負傷して全治3-4週間というニュースは残念である。清武には気の毒だがこれを聞いて「やっぱりな」と思った。セビージャの練習に参加して1週間たらずで負傷してしまうとは不運であるが、清武は負傷の多い選手である。焦らずにしっかり治してほしいというところだが、現実は甘くはない。

清武のポジション争いは相手が3-4人もいる厳しいものだ。新加入だけではなく昨季からいる選手もいる。それらの選手と横並びで白紙の状態で新監督にアピールするのがプレシーズンである。1か月ほど練習にも参加できないということは、プレシーズンにまったく参加できず開幕するころに戻れたとしても戦術もなにも理解できていない状態であろう。

シーズン序盤でチームの状態がよければ清武は不要となる。調子がいいのに故障上がりの選手を起用するリスクは誰も好まない。ハノーファーに残留していればポジション空けて待っていてくれるところだろう。清武はケガから戻っても自分でアピールしていかなければならない。

代表招集も9月、10月のWC予選には呼ばれたくないだろう。日本やオーストラリアの往復は故障上がりには負担が大きいだろうし1週間以上の不在はポジション争いにも影響する。

セビージャのシーズン序盤の状態にもよるだろうが、8月終わりか9月初めに復帰できるとしても年内はほとんどベンチ外かせいぜいベンチ入りだけで、最悪の場合冬の移籍市場でブンデスの下位クラブへのレンタル移籍なんてシナリオもありえる。

清武はブンデスの弱小クラブで毎年降格争いをするよりは花のリーガでCLに出てみたいと考えたのだろうが、現実は甘くはない。本当に残念な清武の負傷である。

ユーロ 決勝 ポルトガルが勝つとは思わなかった

2016-07-11 09:22:29 | 日記
総合的な戦力を考えればフランスの有利は動かない。誰でもこう予想できた。弱点あるとすればSFから中2日というフィットネスだけ。

キックオフから15分ぐらいまでフランスは押し込んだ。プレスの強さ、1対1の異常なまでの激しさ。これは先制点が入るのはすぐだろうなというときにパイエに削られてCR7が負傷した。一度は膝をテーピングしてピッチに戻ったがプレーを続行できず、24分には自ら交代を要求して担架で負傷交代。目を覆って涙の負傷交代。CR7は何をしても絵になる。

これでポルトガルは万事休すかと思ったが、すぐにフランスがペースダウンしてチャンスも多かったが、ポルトガルのDFがよく守り、前半は0-0で折り返した。

後半になるとフランスはさらにペースダウンしてフィットネスの悪さを露呈。攻められないフランスと守るだけのポルトガルという凡戦になってしまった。

延長に入りこのままPKだろうなという109分にポルトガルのエデルのミドルが決まって先制。どうしてあんな平凡ななんでもないミドルが決まるのかという奇跡のようなゴールだった。

後半からベンチに戻り選手を叱咤激励していたCR7は延長になると、監督のそばで大声を出すほとんど助監督のようになっていた。そのままポルトガルが逃げ切り奇跡の初優勝。

CR7はよほどうれしかったようで優勝カップを独占状態。

フランスは前半途中までに先制できなかったのが敗因か。強いチームが勝つとは限らないという典型のような試合だった。

これで筆者の長いコッパ、ユーロ休暇も終わり、明日からせっせと仕事をしなければなりません。

義務投票制度

2016-07-10 16:33:18 | 日記
今日は日本では参議院選挙だが、先日オーストラリアでも連邦議会の選挙があった。ご存知のようにこちらでは投票が義務であり、投票しないと罰金がある。どのようなシステムになっているのか簡単に説明してみよう。

まず選挙権は国籍保持者に限定、満18才以上である。これは日本と同じだ。18才以上になると選挙権がありますという登録を自分でする。選挙の投票日に最寄りの投票所に行くと、選挙人リストがあって自分の名前を告げれば投票用紙をくれる。投票所のスタッフがリストをテイックして誰が投票したかどうかを把握する。

投票拒否をした人には通知がきて、病気、障害、突発的な事故でいけなかったなどの理由がなければ20豪ドルの罰金を課せられる。1500円くらい。それも拒否すると裁判所に呼び出されて180豪ドルに罰金が上がる。

オーストラリアには戸籍も住民登録もないので選挙義務のある有権者の実数を政府は把握できていない。それでも投票率は95%くらいだから、国民の投票義務への意識が高いといえる。

たとえば投票所にいってなりすましで他の人の代わりに投票することができる。身分証明を求められないからだ。投票できる最寄りの投票所は複数あり、どこでもかまわない。たとえば自宅の付近に2-3の小学校があればどこでもいいから、なりすましは可能である。

日本ならば必ずなりすましが問題になるようなシステムだが、そのような不正が横行しているとは聞いたことがない。また選挙は面倒くさいから行かないなどという人もあまり見かけない。

投票への義務感は日本とは天と地の差である。