サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

清武の負傷

2016-07-13 08:46:30 | 日記
清武が負傷して全治3-4週間というニュースは残念である。清武には気の毒だがこれを聞いて「やっぱりな」と思った。セビージャの練習に参加して1週間たらずで負傷してしまうとは不運であるが、清武は負傷の多い選手である。焦らずにしっかり治してほしいというところだが、現実は甘くはない。

清武のポジション争いは相手が3-4人もいる厳しいものだ。新加入だけではなく昨季からいる選手もいる。それらの選手と横並びで白紙の状態で新監督にアピールするのがプレシーズンである。1か月ほど練習にも参加できないということは、プレシーズンにまったく参加できず開幕するころに戻れたとしても戦術もなにも理解できていない状態であろう。

シーズン序盤でチームの状態がよければ清武は不要となる。調子がいいのに故障上がりの選手を起用するリスクは誰も好まない。ハノーファーに残留していればポジション空けて待っていてくれるところだろう。清武はケガから戻っても自分でアピールしていかなければならない。

代表招集も9月、10月のWC予選には呼ばれたくないだろう。日本やオーストラリアの往復は故障上がりには負担が大きいだろうし1週間以上の不在はポジション争いにも影響する。

セビージャのシーズン序盤の状態にもよるだろうが、8月終わりか9月初めに復帰できるとしても年内はほとんどベンチ外かせいぜいベンチ入りだけで、最悪の場合冬の移籍市場でブンデスの下位クラブへのレンタル移籍なんてシナリオもありえる。

清武はブンデスの弱小クラブで毎年降格争いをするよりは花のリーガでCLに出てみたいと考えたのだろうが、現実は甘くはない。本当に残念な清武の負傷である。