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2004年 米
監督
ピーター・ヘッジズ
出演者
ケイティ・ホルムズ
パトリシア・クラークソン
オリバー・プラット
親と子の確執は映画の永遠のテーマ、のような気がします。
ただその多くは父親と息子。
母と娘と言うのは珍しい。
この「エイプリルの七面鳥」はその母と娘の確執を描いた映画です。
この映画はいわゆる「ロードムービー」です。
仲たがいをしたまま、出て行った娘を家族が会いに行くのですが、娘のアパートがはるかかなた。
早起きして、お父さん、お母さん、娘に息子(エイプリルからすると妹と弟)それに認知症気味のおばあさんを乗せて車はひたすら走ります。
実はこのお母さん、末期ガンでかなり具合が悪そう。
それだけで暗くなる雰囲気ですが、このお母さん、ユーモア精神に長けていて、「死んだふり」なんかをしちゃってます。
でもそんなユーモアタップリのお母さんでも、やっぱり病気のせいでかなり精神状態が不安っぽい。
しかも長年仲たがいをしてきた娘に久しぶりに会うということで、路中、車から降りて「もう帰る」と言い出すシーンもある。
それでもなんとか、娘の住むアパートの前までたどり着くのですが…。
一方、家族を待つエイプリルもある意味「ロードムービー」になってます。
彼女もまた久しぶりに会う母たちに、重い気分に包まれてます。
それでも感謝祭のための七面鳥を何とか焼こうと苦心するのですが、肝心のオーブンが壊れてしまい、アパート中を駆け巡ってオーブンを貸してくれる人を探し回るのです。
犬に七面鳥の首を齧られたり、言葉の通じない中国人にその首を補修してもらったり(パン生地で補修したそうです)やっと七面鳥が焼きあがるのですが…。
物語は最後に一山訪れ、そして、とっても幸せな気分になるラストが訪れます。
このラストもいいのですが、その前にトイレに入ったお母さんが、一組の母と娘(まだ4、5歳くらい)を見かけるシーン。
これに注目してください。
その母親は娘に対して厳しい口調で叱っているのです。
「アナタって子は、いつもこうだ」と、そんな調子で。
子供はいくらけなされても「お母さん、待って」と叫んで母の後を追いかけます。
それを見たお母さんの表情がとっても深いものがあるんですよね。
きっと自分の若い頃を思い出したのかも知れません。
グッと来るシーンです。
<メモ>
エイプリルを演じたのは今はトム・クルーズ夫人になったケイティ・ホルムズです。
彼女の映画を何本か観ましたが、この映画の彼女が一番魅力的でした。
いつか観たいって思っている映画だったので
プレゼンにも登場してくれて嬉しいです。
ってか、アタシったら昨年この映画が
テレビで放送あったのに、バタバタしていて
観忘れてしまったという大ドジを踏んでいるので
めっちゃ観たい度が高まっているの!
また放送してほしいなぁ。
その時にはトイレに入ったお母さんが、
親子を見かける場面に注目しますね。
うん、そういえば母と娘の確執映画って
古い日本映画では山ほどあるけれども、
洋画で思い出すのは、数えるくらいかもね。
その辺もどんな感じで描いているのか注目かもね。
いつも素敵なプレゼンありがとう♪
ますます観たくなりました。
これ、DVDで観たのだけど、面白くて返却するまで何度も観たんですよ。
評価も満点につけたし。
あ、テレビで放送したんだ。
私ももう一度観たかったなあ。
と言うか、そんなに気に入ったらDVD買えよーってことになりますが、なんせ金欠でして
そのトイレのシーンが、今も目に浮かんでくるの。
あの時のお母さんの顔が忘れられない…。
そうなんだ、古い邦画って母と娘の確執を描いている映画って多いんですね。
私って確執と言うと父と息子ってイメージが強くて。
この映画はけっこうカラリと明るく描いてますが、でも底には深く暗いものも見え隠れする、って感じで、それもまたよかったのかも知れません。
いつもコメントありがとう!
いつか、この映画に出会えますように。その時はガオさんのレビューがとっても楽しみなヨッシーでした
ケイティー・ホームズさんが主人公ですね、今まで親孝行したことがなくむしろ
迷惑をかけてばかりだった子が一大奮起して家族を招いてパーティーをしようとする
姿がけなげでしたね、そんな彼女に手を貸すアパートの住人たちも素敵でしたね
初めまして~♪
この作品、私も大好きです。
ケイティさんの作品の中で一番良かった作品だと思います。
娘も母もそれぞれ、あまり思い出したくない過去を抱え、それを乗り越えようと一生懸命な姿に共感を覚えました。
アパートの住人たちも良かったですね。
何度も観たい映画の一つだと思いました。