ポアンカレ予想とは「宇宙のある一点から長いロープを積んだロケットが発射され、そのロケットが戻ってきた時、ロープが回収されたら宇宙はおおむね球体(ドーナツのような形ではない)と言えるのか」と言う予想だそうです(これは簡単なたとえらしいですが、これを聞いても分からない)
これを解いたとされるグレゴリー・ペレルマンがその功績により、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞したのにもかかわらず、辞退し、そのうえ、最近では失踪してしまった、と言うことをNHKの番組で放送してました。
この番組がものすごく面白い。
この「ポアンカレ予想」に取り組んだ数学者というのは過去に何人もいたけど、その多くがあまり幸福な人生を送らなかった、と言うのです。
あまりにも難問だったが故に、人生を棒に振ることになってしまった、と言うことなのでしょうか。
途中で、この問題から手を引いた数学者のインタビューが放送されてましたが、「この問題から身を引いてよかった」と言うようなことを述べていました。
映画になりそうな、番組でした。
数学者の映画と言うのが何本かあります。
「ビューティフル・マインド」は難病を抱えた数学者の話。その年のアカデミーで4部門が受賞に輝いた作品。
ラッセル・クロウがその数学者を演じました(数学者の割に、体が立派、と言う意見もありましたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
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素直に感動出来る作品でした。
「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」は天才数学者を父に持つ、娘の話でした。
父の晩年後、見つかった証明は、果たして誰のものだったのか、と言う内容で、父親役にアンソニー・ホプキンス、娘役にグウィネス・パルトローが熱演。
晩年、父親が完成したと言う証明を読み上げるシーンは、衝撃的でした(その内容が、数学とは似ても似つかぬ内容で…)
数学と映画、あまり結びつかない二つの事柄なのですが、結構このコンビ、多いようです