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今日はなにいろ?

チーズクリームタルト

2009-07-30 10:22:26 | 料理
またまたタルトを作る。
生地を焼いて。


チーズクリームを作る。
クリームチーズに生クリームと砂糖を加え泡立てる。


トッピングにフルーツの缶詰をぱらぱらと。冷蔵庫で冷やすと、クリームがしっかりして、さらに美味しくなる。




ミントの葉っぱを乗せて、ブルーベリーソースなどのフルーツソースを掛けるだけのシンプルなタルトにしても、上品でいいかも。


バナナチーズタルト

2009-07-23 10:51:40 | 料理

タルトのお菓子にはまっている。
このタルトとか、ビスケットタイプのとか。
美味しいし、簡単に出来るところもいい。



レシピは2007年4月にアップ。
☆無塩バターを使用することになっているのだけど、無塩バター高いので、いつも塩入バターを使用している。甘さの中にピリッとした塩気があって、私はかえってこれのほうが美味しいんじゃないかって思っている。



深海のYrr (イール) フランク・シェッツィング

2009-07-20 10:21:53 | 読書感想文
いやー、読み終えるのにこんなに時間がかかった作品、最近なかった、ってくらい時間がかかってしまった。
たぶんGWの頃読み始めたような記憶があるから、2ヶ月近く(汗)
ドイツ人は長編が好きなんだそうだ。
私も長編、嫌いじゃない。
むしろ好きなほう。
だけど、この作品、どうも調子が出ない。
リズムが悪いと言うか、テンポが遅いと言うか。

内容は凄いのだ。
海の生き物が凶悪化する。
その表現は活き活きしていて、面白い。
可愛くて大人しい鯨が人間を襲う。しかもチームプレーで。
その様子はまるで映画を観ているよう。詳細にしかもド迫力で描かれている。
それに大津波。この様子も目に浮かぶような描かれ方。
さらには、毒物の液体を撒き散らすロブスターやらカニ(しかもカニは真っ白で目がないと言う、不気味な姿をしていて、それが大量に上陸してくる)
これらは何かの目的を持ってなされている、その目的とは、さらには、誰が?と言うハラハラドキドキワクワクの内容。

なのに、読み進めない。
なぜかと言うと、たとえばどうやら深海には知的生命体、しかも人間よりはるか昔から存在していて、人間よりはるかに頭がいい生き物がいるのでは?と言う仮説を唱える科学者が登場する。
いよいよ、物語も大詰め。
さあ、どうなるんだ、とページをめくると…。

話は一転、一人の海洋科学者にスポットが当てられる。彼の父が死んでふるさとに帰る、と言う内容になるのだ。
確かにふるさとでいろいろな啓示を受け青年は戻ってくるから、全く不必要と言うわけではないにしろ、長々と青年のふるさとの話が続くとせっかく盛り上がりかけていた気持ちが萎えてしまうのだ。

このやり方は全編を通して使われている。
何か大きなことがあると、一転、他の人やら事柄を長々と描く。
そしてまた新たな事件が起き、いよいよ、物語は核心に迫るのか!と勢い込んで読み進めると、また別なことをダラダラと~と言うパターン。
これが最後の最後まで続く。
ラスト、ある女性が人間の未来を託し、深海生物と対峙するシーンでは哲学的な文章が長々続いて、本音を吐くと、読み飛ばしてしまった。
早く雌雄を決すればいいのに、イライラ…と言った感じで。

メインの事柄を省くとこの上中下、それぞれ長い本も、1冊にまとまるんじゃないかと思ったくらい、それ以外のストーリーが多かった、と言うのが大きな印象。
それと、バタバタと人が死んでいくのには驚き。
最後、誰もいなくなった、となるんじゃないか、と思ったほど。
確かにテーマは面白かったし、表現、展開も上手いなと思ったけど、これほどスローテンポでは海の生き物に対する畏怖感が薄れてしまった。

この作家さん、映画が大好きだそうで、本編の中にも映画のタイトルがいっぱい出てくる(しかも全部、メジャーな娯楽作品)
小説を書くときには映画俳優を思い浮かべながら書くそうだ。

そして、この作品の映画化が決まったそう。
普通、これほどの長編、映画にするのは大変では?と心配になるのだけど、この作品について言えば、これは綺麗にまとめられるんじゃないかと思った。
さて、主人公である50代後半のノルウェーの科学者は誰が演じることになるんだろう。
ちょっと老けているけどハリソン・フォードさんあたりがよろしいんじゃないかと私は思ったのだけど。