Color

今日はなにいろ?

「ウイスキー」「彼女を見ればわかること」

2011-02-24 08:34:40 | 映画

映画を観た後、ネットをチェックすると時にびっくりする事柄にぶつかることがある。

「事実は小説より奇なり」ならぬ「事実は映画より奇なり」

「父、帰る」をDVDで観たときの事。

特典映像を観ていたら「兄役を演じていた少年が撮影終了後2ヶ月に、撮影現場となった湖で溺死した」と言うテロップが流れた。これには映画よりも衝撃!

「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」の監督、エイドリアン・シェリーはこの映画撮影後近隣トラブルで殺害されたニュースは衝撃!

映画には監督の娘も出演していた。本当に可哀想。映画とは違う所で感じるもの多し。

「Dr.パルナサスの鏡」はヒース・レジャーの遺作を3人の俳優が引き継いだということで、それだけで胸がいっぱいになってしまった。

やはりちょっと無理な感じは否めなかったが世に作品が出てよかったと思った。28歳で急逝。なんともやりきれない。

そして、最近テレビで観た「ウイスキー」の監督、フアン・パブロ・レベージャは2006年自分の頭を拳銃で撃ち抜いた。32歳の若さだった。

クロアチアでは今まで60本くらいしか映画が作られていなかったとか。その中の1本、この映画が東京映画祭やカンヌ映画祭で脚光を浴びた。クロアチアの映画界を牽引していくはずだったろうに。これもまた、衝撃だった。

「ウイスキー」

日本では写真を撮る時「チーズ」と言うように、クロアチアでは「ウイスキー」と言うらしい。確かに笑顔になる。今度やってみよう。

「彼女を見ればわかること」

映画館で前に観た「美しい人」に似ているなあと思ったら同じ監督。内容的には「美しい人」の方が受け入れやすかった。

盲目の女性を演じているキャメロン・ディアスが印象に残った。

映画の感想は「おうちでえいが」にて。

 


「ゲーム」「この道は母へとつづく」

2011-02-23 09:04:34 | 映画

最近、映画鑑賞、絶好調。

映画館でハシゴしたり、録画しておいた映画を観たりサクサク映画鑑賞が進んでいる。

テレビで観た2本を紹介。

「ゲーム」

この日は映画館で2本観て来たのだが、それらの映画よりも印象に残った

デヴィッド・フィンチャー監督が仕掛けるストーリー。さて、あなたは真相を見抜けるか、ってことなんでしょうねえ。

段階的に考えて、1・2・3・4とすると、「1」段階はまあこんなものだろうと分かった。

が、「2」段階で「あれ?ちょっと違う方向に進んでいるな?」

「3」段階目でああ、やっぱり。

でも「4」まであるとは!

そこまでやるんですね、デヴィット・フィンチャー監督。すっかり騙されました。請求額っていくらぐらいになったんだろうなあ。

「この道は母へとつづく」

ロシアの映画です。

一昔前の映画かと思ったら現代なんですね。ロシアの底辺って凄いことになっているんですね。

ロシアの孤児は50万、一説では300万もいるんじゃないかって言われてるそう。第2次世界大戦時より多いとか。

映画の舞台となった孤児院、ここがすごい。

お世話する大人が見当たらない。自分たちが自分のことをする、と言うシステムらしい。お姉さんは小さな子の面倒を見ている。

お兄さんは小遣い稼ぎに近所のガソリンスタンドで仕事している。売春ぽい仕事をしている女の子もいる(これは衝撃)

しかも稼いだ金はボス(孤児のボス)に集められる。お金だけじゃなく、お土産で貰ったお菓子なんかもボスに提出。ボスがそこからみんなに分け与える。と言うちょっとした世界を作り上げている孤児院。

ここで6歳まで育った、と言うのがミソなんですね。そうじゃなきゃあれだけ機転を利かせられない。すぐに補導されておしまい。

ところがこの少年、つぶらな瞳のくせに、平気で嘘をつく。嘘が上手い。ただ、手首を切る、と言うシーンはどうかと思いましたが。

そこで終わるか!と言うシーンで終了。手紙を読み上げるナレーションは絶対聞き逃せない(こういう時録画は便利ですね、確認のため、もう一回聞きなおしましたから)

果たして少年はそれで幸せになれたんでしょうか。自分を捨てた母親。理由はどうあれ、6年経って改善されているとは限らない。

実の母親にかなうものはない、ってことなんでしょうか。

演じた少年の演技に拍手

 

 


ヒアアフター

2011-02-22 09:23:36 | 映画

死んだ人ともう一度話したい。

その気持ち、分からないでもない。

でもだからどうなるわけでもないし、いつまでも死者に囚われているのも死んだ人にとっても悲しいことになる。

記憶として残し、やがて全てを美化し、死んだ人を敬うのが一番いいことなんじゃないだろうか。

フランス人のジャーナリストが臨死体験をし、それを本に著すが出版社は「そんな本はイギリスかアメリカに持って行け」と言う。

こう言うのはお国柄というのがあるんだろうか。日本でもこの手のものは大流行だ。

フランス人の男性のひとこと。

「死んだら電気が消えて終わり」

これが一番私の考えに合っているのかもと思う。

お花畑が広がり、亡くなった人たちが笑顔で迎えてくれ、虹の階段の上には神様が待っていて…、なんてことだったらそれは凄いだろうけど。

イーストウッド監督も80歳。死を意識しているんだろうか…なんてことを感じた。

感想は「おうちでえいが」にて。

 


「靴をなくした天使」「ドランのキャデラック」

2011-02-17 09:27:24 | 映画

BSで放送された映画を観た。

「靴をなくした天使」

ダスティン・ホフマン主演のコメディ。

 アンディ・ガルシアが若い!

それもそのはず、17年前の映画。

それに比べてダスティン・ホフマンはあまり変わってない。

ある程度老けちゃうとそのままって人がいます。彼もそうなんでしょうね。

この映画のセリフに

「世の中はたくさんの嘘で作られている。どの嘘を信じるか、だ」と言うのがあってこれが凄く心に残ります。

テレビで作られるヒーロー像。どれが本当か、どれが本当じゃないか、見極めるのは自分。

単純なストーリーだったけど、そこそこ楽しめる。

「ドランのキャデラック」

スティーブン・キング原作。

妻を殺された男の復讐劇。

ドランは極悪非道の人間。演じるのはクリスチャン・スレイター。憎々しい。

彼の車、キャデラックは防弾使用。しっかり作られている。その”しっかり作られている”っていうのがあだになって…。

主人公が計画した復讐劇はかなり奇抜。あれだけ上手く行くのはどうかなあと思った。

ネットと携帯で中継したり、そこまでやるかなあと思うところもある。

後半は黙々と続く復讐劇に費やされる。

陰陰滅滅。

そのせいなのか、どうなのか、これ劇場未公開でしたね。

なんともいえない後味。妙に心に残る映画だった。

感想は「おうちでえいが」にて。

 

 


幸せの始まりは

2011-02-16 10:56:27 | 映画

はい、出ました。

「幸せ~」タイトル。

自分の映画リスト見たら、9本ありました。

「幸せ」がつくタイトル。区別つきません。

ラブストーリーは主人公がなぜこの人を選ぶのか、よく分からないパターンがある。

「恋愛適齢期」の女主人公はキアヌを振ってジャック・ニコルソンに走ります。

キアヌを捨てて、ですよ~~。信じられない。私なら絶対離しません。振り切られそうになってもしがみつく。はぁはぁ。

つい、興奮しました。

さて「幸せの始まりは」ではリース・ウィザースプーン演じるアスリート女性リサが二人の男に惚れられます。

一人は年収10億円のプロ野球選手。

もう一人は青年実業家。こちらもけっこうお金持ち。が、この青年実業家、あるトラブルに巻き込まれ裁判沙汰になっている。彼は無実なんだけどそれを主張すると父親が収監されてしまう。

裁判の金を作るために財産を売り払ったりしてかなり惨め。

さあ、どちらを彼女は選ぶんでしょうか。って書かなくても分かりますね。

どうして彼を選ぶのか分からないというのがラブコメの定番ですから。

オーウェン・ウィルソンが演じたプロ野球選手の男、ちょっと頭は弱いけどいい男でした。

引き出しにはずらーっとカラフルな歯ブラシが並んでいて、収納棚には女物のスエットが重ねてある。さぞ女の出入りが激しいんだろうなあと想像出来ます。下半身も弱そう

でも、彼、真剣なんです。

それに大金持ち。セレブになれる。

ただ、将来は分からないです。女癖はそんな簡単に治せないだろうし。

まあ、映画の中の話、どうでもいいんですけどね


つい、ラブコメの映画、自分に置き換えたりしちゃいます。そこがラブコメの楽しさなのかも知れません。

映画の感想は「おうちでえいが」にて。

 


「ラスト・ソルジャー」

2011-02-15 12:01:30 | 映画

BSでジャッキーの古い映画を時々放送してくれる。

それを録画して楽しんでる。ジャッキーの映画は勧善懲悪。どこか日本の時代劇に通じる所もあり、最後もスカッとした気分になれる。

「プロジェクトA」は久しぶりに観た。この映画の印象に残るのは自転車での攻防。

今だったら自転車なんて~~なんだろうけど、ゴチャゴチャした町並みを自転車を巧みに操り悪人を倒していくシーン、最高!あの物干し竿を利用して…、と言うのは名シーンです。

それとなんと言っても時計台のシーン。

手錠を掛けられたままあんな高い所から落下。危うく死に掛けたというのも、分かります。

「プロジェクトA2/史上最大の標的」もあわせて放送された。これは初かな?でもあの醤油を作る巨大すり鉢の攻防を覚えてるからやっぱり観た事あるのかも。

これは出だしいいんですけど、話を盛り込みすぎた感あり。ちょっと雑になりました。

ジャッキー祭りです。

映画館で観たのは「ラスト・ソルジャー」

構想20年。

ジャッキーが総指揮、原案、武術指導、主演をつとめた映画。

「プロジェクトA」などを観た後にこれを観るとやっぱジャッキー年だよ、と思えてくる。

当たり前だよね、ジャッキー56歳。

でも、これ、ジャッキーが年老いたからこういうキャラになった、と言うわけじゃない。

逃げるが勝ちの平凡な男。彼が最後に見せる正義とは、と言う映画なんです。

最後に見せるジャッキーの表情と姿勢は、印象に残る映画でした。

「ラスト・ソルジャー」「プロジェクトA」「プロジェクトA2」の感想は「おうちでえいが」にて


ザ・タウン

2011-02-10 10:57:33 | 映画

犯罪者の映画って、あまり好きじゃない。

どうカッコいいことを言ったって犯罪者。

多くの人に迷惑をかけているのには違いない。

今回の「ザ・タウン」

強盗がまるで家業のようになっている地域で育った若者たち。

強盗が家業って(苦笑)

家業って言うくらいだからどうすればつかまらないか、よく分かっている。

銀行強盗の手口、これが素晴らしい(と言っていいのか、どうか)

カッとして銀行員を殴る仲間をいさめる。人を傷つけない、と言うのが主人公のポリシーらしい。

人質にとった女性支店長を始末しようとする仲間を止め、自分が監視することにする。ところがそれが恋愛に発展。よくあるケースです。

ところで、これだけスマートに仕事をして、それなりの収穫もあるのにまた仕事をしようとするのは、何故だろうと思ったら黒幕がいるんですね。仕事を斡旋する。彼に逆らえない。

次から次に仕事を引き受けるのだけど、段々破綻していく。

2番目の強盗。これはもうアウトでしょ。あそこで捕まったっておかしくないのに、運良く逃れることが出来た。

そしてまた大きな仕事を企てるのだけど、これはもう滅茶苦茶。人を殺さない筈だったのに、バンバン撃っている。警察官はいいんですかね、殺しても。よく分かりません。

もう、こんな凶悪犯はさっさと射殺されればいいんだ、と思いつつ、いつしか、”逃げ延びて”と願っている自分がいるんです。犯罪映画ってそう言うものなんでしょうね。

この映画で滅茶ワルな花屋のオヤジを演じたピート・ポスルスウェイトさん。

2011年1月にガンで亡くなっていたんですね。ニュースを見落としていたので、今知ってビックリしました。

印象的な表情と演技で、映画に魂を入れてくれた俳優さんでした。ご冥福をお祈りします。

映画の感想は「おうちでえいが」にて。


長友選手、頑張って!

2011-02-10 10:14:28 | サッカー

ザッケローニ監督のおかげでサッカー熱が再燃。

しかも、長友選手がインテルに移籍したこともあって、BSで放送しているサッカーの試合を録画して見た。

うーむ、さすがセリエAで首位を争うチーム。

プレイもそうだけど、選手があちこちの代表選手が揃っていて。言い方は悪いけどまるでコレクション。

移籍して2試合目で途中交代で使ってもらったけど、レギュラーの地位を取るのはかなり難しそう。

でも一流の選手と一緒に練習したり、見たりすることだけでも力が付きそう。

彼が試合に出る出ないにかかわらず、当分インテルの試合は観戦したい。


「RED/レッド」「ウォール・ストリート」

2011-02-09 10:01:47 | 映画

久しぶりに映画のはしごをした。

1年前くらいだったらよくあること、だったのだが。最近はしごをしてまで観たいと思える映画が少なくなって。

それにしても、体力がなくなった。疲れた~~

「RED/レッド」

原作はコミックとか。バカバカしいです。

じいちゃん、ばあちゃんが銃をバンバン撃ちまくって。

でも、出ている人たちが凄い。ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン。

これだけ揃っていたらどんな映画でも魅せてくれる。特にマルコヴィッチさんには笑わせてもらいました。彼って凄い。

「ウォール・ストリート」

若いのにいかにも高級そうなアパートに住み、高そうなバイクに乗っている。いくら給料を貰っているんだろう。ポンと大金をもらえる。投資会社っていいときは天井知らずなんでしょうね。

自分の住んでいる世界とは違う世界に住み人たち。

小銭を貯めて、ため息をつく我々とはしょせん考え方も何も違うんでしょう。主人公はじめ、登場人物にちっとも感情移入できませんでした。

感想は「おうちでえいが」にて。