雫井脩介と言えばこれから公開の「クローズドノート」の原作者だが、この「犯人に告ぐ」も10月から上映されるとか。
主人公の警察官を演じるのがトヨエツだそう。
文庫本の帯に彼の写真が載っているのだが、これが、主人公にぴったりのイメージ。
読みながらずっとトヨエツの顔が浮かんでいた。
連続殺人事件の捜査に行き詰まった捜査本部が打ち出した「劇場型捜査」。
捜査官がテレビのニュースショーに定期的に出演し、捜査の状況を説明したり、視聴者に情報提供を呼びかけると言うもの。
それだけでなく、真の目的は犯人を挑発し、あぶり出そうという目的もあった。
その難しい役を務めるのが、主人公の巻島。
彼は数年前、誘拐事件で失敗し、さらにはマスコミにも醜態をさらけ出し、左遷させられたという過去を持つ男。
そんな過去が巻島に独特の雰囲気を持たせている…というのがトヨエツの雰囲気にぴったり。
事件捜査物語として読むと最後の決着が少し単純かなと不満があるが、これは「劇場型捜査」の物語。
テレビ番組を利用しながら捜査するという、今までなかった形の物語。
警察内部の裏切りも絡めつつ進行していくこのお話、おもしろかった。
映画も観てみたい。
主人公の警察官を演じるのがトヨエツだそう。
文庫本の帯に彼の写真が載っているのだが、これが、主人公にぴったりのイメージ。
読みながらずっとトヨエツの顔が浮かんでいた。
連続殺人事件の捜査に行き詰まった捜査本部が打ち出した「劇場型捜査」。
捜査官がテレビのニュースショーに定期的に出演し、捜査の状況を説明したり、視聴者に情報提供を呼びかけると言うもの。
それだけでなく、真の目的は犯人を挑発し、あぶり出そうという目的もあった。
その難しい役を務めるのが、主人公の巻島。
彼は数年前、誘拐事件で失敗し、さらにはマスコミにも醜態をさらけ出し、左遷させられたという過去を持つ男。
そんな過去が巻島に独特の雰囲気を持たせている…というのがトヨエツの雰囲気にぴったり。
事件捜査物語として読むと最後の決着が少し単純かなと不満があるが、これは「劇場型捜査」の物語。
テレビ番組を利用しながら捜査するという、今までなかった形の物語。
警察内部の裏切りも絡めつつ進行していくこのお話、おもしろかった。
映画も観てみたい。