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今日はなにいろ?

映画のプレゼン「ドニー・ダーコ」

2007-06-27 08:57:24 | 映画
ジェイク・ギレンホール祭りです

数年前この映画について書いてある文章を読んだら「銀色のウサギ」のことが書いてあって、「不思議の国のアリス」のような可愛いウサギを思い浮かべました。
が、映画に出ていたウサギのなんと可愛くないこと
映画も難しく感じられました。



2002年  米

監督 リチャード・ケリー

出演者
ジェイク・ギレンホール
ジェナ・マローン
ドリュー・バリモア



ドニー・ダーコはこの映画の主人公の青年の名前。
青年を演じたギレンホール。
同じ高校生だけど、「遠い空の向こうに」の爽やかな高校生とはえらい違いです。
お母さんのことを「ババア」なんて言ってます。
タバコを吸って「誰にも言うな」と小さな妹を脅してます。
が、彼は単なる「ワル」ではない。心に病を持った青年なのです。

数年前には空家に火をつけて全焼させている。
そんなわけで、定期的にセラピーに通ったりして、薬ものんでいる。
そんな彼は不思議な声に導かれ、外に出ます。
そして、彼の前に銀色のウサギが現れて「世界の終末まであと28日と6時間42分12秒」と告げるのです。

その時から、青年の周りには不思議なことが次から次に起こる。
ウサギに導かれ、学校の水道を破壊したり放火したり…。
さらには、美少女が現れ、二人は恋に落ちる。
そしてその終末の時がやってくるのです。

28日と6時間42分12秒とは青年にとってどんな空間だったのでしょうか。
自分の主張を述べ、少しだけ世間を変え、恋もする。
おそらく青年にとって一生分に値する空間だったのかも知れません。

ベットに横たわるドニー・ダーコが実に嬉しそうに笑っているシーン。
その後起きることを知っているのか、いないのか…。
胸にグッとくるものがあります。

普通の時の表情と、一種のトランスに陥った時の表情。その違いが凄かったジェイク・ギレンホールが印象に残りました。


<メモ>

この映画にはドニーの姉役として、ジェイク・ギレンホールの姉、マギー・ギレンホールが出演。本物の姉弟共演となりました。
お姉さんのマギー・ギレンホールも「主人公は僕だった」「パリ、ジュテーム」「ワールド・トレード・センター」などに出演、活躍してます。
さらには先生役で登場のドリュー・バリモアはこの映画にほれ込み、プロデューサーもしています。





む、紫色!の「スイートポテト」

2007-06-25 08:26:53 | 料理
いつもはアルミカップなどに、絞り袋で搾り出したスイートポテトを作るのだけど、今回はサツマイモの皮を利用したワイルドなスイートポテトを作ろうと思い…

お芋をまるごとオーブンに入れ、じっくりと焼き、半分に切ったところ。

うわ、紫色

こう言うサツマイモがあるんですね。

これは出来上がりがきれいじゃないだろうな、と思いつつも

作業続行。

まずは皮を傷つけないように、実をスプーンでこそげ取り。

バナナボートならぬ、おイモボート。

フードプロセッサーに、バター、牛乳、砂糖と一緒に投入。
とろとろになりました。

ジェラードみたい。そう言えばこういうアイスありましたね。

これを皮に戻し、

なんか、きれい

これを、卵黄にハチミツを入れた物を塗って、オーブンで焼く。

あちゃー、さかなの開きみたい

やっぱり、スイートポテトは普通のオサツで作った方がいいようで。
ただし、味は良かったです

映画のプレゼン「遠い空の向こうに」

2007-06-21 13:00:16 | 映画
「ゾディアック」観て来ました。
ジェイク・ギレンホールもつい最近まで高校生を演じていたのに、3児の父親役も演じるようになったんだなぁ(しみじみ)
でも、この人、若いんですよね、1980年生まれだから今年27歳。
顔が濃いから老けて見えますが…。

その彼も高校生役がぴったりのこの作品(なにしろ18歳の頃に撮ったんだから)「遠い空の向こうに」を今回のプレゼン作品に。




2000年  米
監督 
ジョー・ジョンストン

出演者
ジェイク・ギレンホール
クリス・クーパー
ローラ・ダーン


いやージェイクさん、いや、ジェイク君と言うのがぴったり、可愛いです。
にこーって笑うと少年みたい。
この「にこー」って笑うシーンだけでもう十分。
いやいや、今日は「ちょっと気になる俳優たち」ではなくて映画のプレゼン。映画のことを書かなくちゃ。

炭鉱夫の父親と息子。
長男はフットボールで奨学金が貰えるから大学へ行ける。
が、次男は何のとりえもなかったので、父親は自分の跡を継がせようとする。
これ、決して意地悪をしているわけじゃないんですよね。
息子を思う親心。何しろ、父は自分の職業に誇りを持っているわけですから。

でも彼は彼なりに夢があるわけです。
それは何かと言うと…
「ロケットを飛ばすこと」
だったのです。
あの日、一瞬だけ見たスプートニクの軌跡。
これが彼の将来を決めたんですね。

全然違う話になるのですが、「学校へ行こう」と言う番組で天文部に加入しているけど、学校が5時で終わっちゃうので今まで星を観察したことない、と言う学生の話を放送していたんですね。
その学生たちを日本で一番大きな天体望遠鏡があるところに連れて行く、と言う話だったんですが、そこの職員さんが上空を一瞬横切る衛星がある、って教えてくれるんです。
数ヶ月に一度だけ見える衛星。
それを目撃した子供たちの目、キラキラ輝いてました。
きっと、ホーマー君(次男)もその時、こんな感動を味わっていたんでしょうね。

それはともかく。
ロケット作りを目指すホーマーはそれから仲間といろいろトライしてみるわけです。
お父さんから敷地内で飛ばすことを禁止させれると遠く離れた広場まで通いながら失敗を重ねていくわけです。
勉強もそれほど得意そうじゃなかったけど、数学の勉強もして、先生から参考書をもらったり。
ついに成功したかと思ったら山火事の犯人にされたり。

この手の映画によくある、山あり谷ありです。
お父さんが落盤事故で怪我して、ついに学校を離れなければならなくなったり。
山あり谷あり、と言うか谷ばっかり。
もう、希望も何もありません。
どん底。
お父さんの代わりについに炭鉱に勤めることになったホーマー君。
エレベーターで地下に降りるときに、網の間からスプートニクが見えるんですね。
あのシーンはもう、胸がいっぱいになります。
彼の夢である宇宙とは全く逆の、地底に潜らなければならなくなった…。
それも家族のため、いたしかなく、です。
かわいそうで仕方ない。

だが、これで終わったら映画じゃありません。
ホーマー君は病に倒れた先生を見舞い、そして…。

さあ、その後の感動は映画を観てから味わってください。
映画によくあるパターンの感動話、と言ってしまえば言えるかも知れません。
でも、これのすごいことは「実話」なんですよね。
いやいや、たとえ実話じゃなかったとしても、夢を諦めない、諦めなければいつか叶うと言う、そんな物語は誰でも素直に感動できるのではないでしょうか。
とにかくジェイク・ギレンホール君が素敵です



映画のプレゼン 「アモーレス・ペロス」

2007-06-19 16:19:34 | 映画
最近、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バベル」が上映されたが、この監督の代表作の一つと言えば「アモーレス・ペロス」が挙げられるだろう。
近所の映画館で、「バベル」上映記念として、「アモーレス・ペロス」がたった一日だけ上映されることになった。
数年前ビデオで観たことあったし、金欠だったので別な映画を観るため映画館に出かけたのだが、映画館のスケジュール変更で、観たかった映画が休止。
それならば、観て行こうかと言うことになって、数年ぶりに再会しました。
縁があったのかも。

「アモーレス・ペロス」



2002年  メキシコ
監督 
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演者
エミリオ・エチェバリア
ガエル・ガルシア・ベルナル
ゴヤ・トレド

「バベル」でもそうでしたが、このお話もそれぞれ違ったお話が展開されます。が、全く関係ないかと言うとそうではなく、それぞれに交差している。
どんな風にか、と言うと

① 兄嫁に恋する男。闘犬でお金を稼ぎ、彼女と出奔する日を夢見ているのだが、ある日ライバルとトラぶり、敵から追われる羽目に。車で逃走するのだけど、無理な運転がたたって、大事故を起こしてしまう。

② その大事故の相手はスーパーモデル。彼女は不倫相手の男を妻から奪い取り、晴れて二人きりの生活が始まる、まさにその日の事故。
その事故がきっかけで、彼女の人生は奈落へと転がっていく。

③ その事故を目撃していた、ゴミ拾いのおっさん(彼は殺し屋でもある)
怪我人を介抱するふりをして、ちゃっかりお金をパクったりしている。
後部座席に乗っていた瀕死の犬を拾ってきて介抱。が、その犬は闘犬だったため、とんでもないことをしでかすのだった。

と、こんな感じです。
上手いですね、この監督。
違った話を混乱なく、繋いでいく。
緊張感溢れるお話ばかりなのに、それを繋いでいくことで、ますます緊張感が高まる。
終わった後に深いため息をつきたくなる映画です。

この映画、なんと言っても①の兄嫁に恋するガエル・ガルシア・ベルナルでしょう!
暴力をふるう兄からかばってあげ、儲けたお金で兄と彼女の子供に玩具やら紙おむつを買ってあげ、嬉しそうにお金を手渡す。
ああ、それなのに、それなのに、です。
ラスト、バス停から去るガエル君。溢れそうな涙に、こちらも胸が張り裂けそうになります。
兄を演じた人も印象に残りました。
怖いですねー、この人。こんな人が家にいたら、おちおちゆっくりもしていられません。

③のゴミ拾いのおっさんの話も印象的。
人間は簡単に殺すのに、犬相手にはカッとして銃を向けてもその引き金は引けない。
犬=自分の人生、みたいなところがあるんでしょうか。
ひげを落とし、髪をばっさり切り落とした彼。まるで違って見えました。
証明写真を娘の写真に貼り付けているシーンは印象に残ります。
殺す相手と依頼した相手。あの二人はどうなったんでしょうか。

そして、②
今回これが一番深く心に残りました(ビデオで観た時はガエル君の魅力に惹かれて①が一番でしたが)
スーパーモデルの彼女が事故に遭ってすぐに「天罰が下ったと言われる」と言うセリフがあるのですが、これが心に残りました。
やっぱり天罰、なんでしょうか…。
ああ言う大怪我をしても、長年苦楽を共にして来た夫婦なら乗り越えることも出来るのでしょうけど、あの二人はどうなんでしょうか。
映画のお話とは言え、彼らの将来が心配な私です(笑)

原題は「犬のような愛」だそうです。
犬のような愛とはなんでしょうか。
見境も理性もなく、一途に貫く愛、と言うことなのでしょうか。
あるいは無償に忠実に、と言うことなのでしょうか。
生きることは辛いこと。
そして、愛することも辛いこと。

何度観ても心打たれる映画、「アモーレス・ペロス」そんな映画の一つです。

チョコイチゴケーキ

2007-06-13 10:54:00 | 料理
いちごの生クリームケーキ、今年もたくさん作りました。
ちょっと飽きたので、チョコテイストにしてみた。



イチゴにチョコをコーティング。
さらに、生クリームにもチョコを投入して、チョコ生クリーム味にする。




イチゴが丸かったので、アメリカンチェリーっぽくも見える。



午前4時のシュークリームは膨らむか

2007-06-07 19:05:39 | 料理
別に何か理由があったわけではなく、午前4時頃から台所に立って、シュークリームを作ったわけです。

実は夜中目が覚めてしまい、読みかけの本でも少し読もうかと思ったらこれがとっても面白くて最後まで読んでしまい、枕元の時計を見たら午前4時。

目が冴えてしまい、今日作ろうと思っていたシュークリームを今から作ってしまおうと、そう思ったわけです。

なぜ今日シュークリームを作るか、それは卵の賞味期限が切れそうだから、です

前に作ったチーズクリームのシュークリームと、今回はキャラメルクリームのシュークリームにも挑戦しました。

材料
<シュー皮>
卵 2個(大きさによっては3個)
水 100CC
薄力粉 70g
無縁バター 60g
グラニュー糖と塩 一つまみ

① 鍋に水、バター、グラニュー糖、塩を入れ、バターが溶けて、泡がふわーっとなったらふるっておいた小麦粉を投入。かき混ぜる。

② 火からおろして、かき混ぜ続け、生地が鍋から離れるようになったら溶き卵を少しずつ投入。木ベラでよく混ぜて、なめらかにまとまるようになるまで混ぜ続ける。

③ 絞り袋に入れて、アルミ箔を敷いた天板に間隔をあけて絞り出す。キリ吹きで水分を補給。

④ 200℃に予熱しておいたオーブンで30分程度焼く。

<チーズクリーム>
クリームチーズ 25g
グラニュー糖 25g
生クリーム 100ml 
クリームチーズに砂糖を入れて、よく混ぜる。生クリームを投入して、泡立てる。


<キャラメルクリーム>
グラニュー糖 50g
生クリーム 100ml

グラニュー糖に水大1を入れて、電子レンジで3分ほど加熱。その後水30㏄を加えてキャラメルソースを作る。
生クリームに砂糖大1、キャラメルソース大11/2を加え、泡立てる。

さて、午前4時に作ったシュークリーム。
②のあたりで、どうもこれは失敗したかと…。
なんと言うか滑らかじゃない、ぼたーっとした感じで。
絞り袋に入れて搾りだせるほど、なめらかじゃなくて、固いのでスプーンでボタボタと天板にならべたわけです(ほぼなげやり)

シャワーを浴びてオーブンの前に立って見ると…。

こりゃまたびっくり、ちゃんと膨らんでました。
午前4時のシュークリームはちゃんと膨らんだのです。


早朝のシュークリームは味わい深いものが