7月1日(水)のつぶやき(読んだ本、『砂の都』)

@rinakko 09:15
【砂の都/マルセル ブリヨン】を読んだ本に追加

 大好きなので再読。素晴らしい。その幻想美に魅了されて目を瞠るようだった情景の数々が、終にはまた砂へと還ってしまう…。そんな物語なのに(だから)、ただ静かに慰撫される。
 ひろい愛と宇宙との繋がりを説く、少し風変わりにさえ思える独特な教義に基づいて生きる〈星々の息子たち〉と、都に住みついた主人公との間の深い交流がしみじみとよかった。物語を貫く豊かな思惟と、自由で揺るぎない人々の清廉な姿。こんな風に生きられるものならね…と、共感と憧れで胸が満たされる。“品物”自体の持つ気品や美しさは全て貴重である…という考え方がとても好きだ。



@rinakko 13:21
ユルスナールの『なにが? 永遠が (世界の迷路)』、今見たら14日から28日にのびてる。ここまできてもまだまだ焦らされる…。

@rinakko 18:41
@jebrille_noir わあ、それは私も嬉しいです。ひたひたと満たされる時間でした。
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