4月に読んだ本

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6247ページ

白鯨 中 (岩波文庫)白鯨 中 (岩波文庫)
読了日:4月29日 著者:ハーマン・メルヴィル
白鯨 上 (岩波文庫)白鯨 上 (岩波文庫)
読了日:4月24日 著者:ハーマン・メルヴィル
ペナンブラ氏の24時間書店ペナンブラ氏の24時間書店の感想
“この店はありえないほど細長くて、くらくらするほど天井が高く、書棚はずっと上まで続いていた――三階分かもっと上まで。”(13頁) …という、深い森みたような店内の様子にぐっと掴まれたが、思いもよらぬ展開が待ち受けていた。本当にくらくらした。
読了日:4月21日 著者:ロビン・スローン
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)
読了日:4月20日 著者:アイザック・アシモフ
修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)
読了日:4月19日 著者:ピーター・トレメイン
夢の賜物夢の賜物
読了日:4月18日 著者:スーザンソンタグ
予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:4月17日 著者:アガサ・クリスティー
エミリ・ディキンスン家のネズミエミリ・ディキンスン家のネズミ
読了日:4月15日 著者:エリザベス・スパイアーズ
満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:4月14日 著者:アガサ・クリスティー
剃髪式 (フラバル・コレクション)剃髪式 (フラバル・コレクション)の感想
フラバルこれも好きだ!うおん! 途中で呑みたくなり傍らにビール…で、至極満足だったことよ。人々の関心や生活ぶりが大きく変わろうしていたチェコを背景に、作者自身のルーツをたどるべくフラバル一家を描く作品。マリシュカとフランツィンの結婚生活が話の中心になるのかと思いきや、そこへペピンおじさんが居座りにやってくる…(蓮っ葉でおきゃんなマリシュカが、義兄とつるむ件はすこぶるお気に入り)。はっと心を奪われるほど美しい情景が幾つも広がり、そしてその中心で耀いている“ビールのような”髪の描写は忘れがたい(冒頭も大好き)
読了日:4月12日 著者:ボフミル・フラバル
検死審問ふたたび (創元推理文庫)検死審問ふたたび (創元推理文庫)の感想
ひやあ面白楽しかった! こちらのキノコ話がとてもよい…と小耳に挟んで、俄然読んでみたくなった。前作からの流れで続けて読み、それぞれに堪能した。至極満足。
読了日:4月11日 著者:パーシヴァルワイルド
検死審問―インクエスト (創元推理文庫)検死審問―インクエスト (創元推理文庫)
読了日:4月10日 著者:パーシヴァルワイルド
家畜人ヤプー〈第2巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)家畜人ヤプー〈第2巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
読了日:4月9日 著者:沼正三
千一夜物語 その四 文庫千一夜物語 その四 文庫の感想
シンドバードの乗る船には居合わせたくない。大概禍災に遭遇するし、驚異の強運でもって冒険を続けられるのは彼だけ…(そして手段を選ばす生き延びるw)。そこが面白い。
読了日:4月8日 著者:
夕暮の緑の光――野呂邦暢随筆選 《大人の本棚》夕暮の緑の光――野呂邦暢随筆選 《大人の本棚》の感想
読みかけのままだったのを引っぱり出してきて続きを読むと、ジュリアン・グリーンの作品のことがちらりと出てきて嬉しくなった。購入時には未読だった、「閉ざされた庭(アドリエンヌ・ムジュラ)」も「幻を追う人」も。ささやかなことだけれど、こういうことがあるとますます忘れられない本になるなぁ…と。
読了日:4月7日 著者:野呂邦暢
ローベルト・ヴァルザー作品集3: 長編小説と散文集ローベルト・ヴァルザー作品集3: 長編小説と散文集の感想
『鄙の宿』が本当に素晴らしく、これはもうヴァルザー読まねば…!と居ても立ってもいられず手に取った。3から読んだのは、「ヤーコプ・フォン・グンテン」お目当て。話の舞台は、ひたすら忍耐と服従を叩き込む為の授業を行うベンヤメンタ学院、語り手ヤーコプは寄宿生の一人である。良家の出身にも関わらず順応していく彼には、既に己自身が謎になってしまう…。何から何まで頗る奇妙で面白い。「フリッツ・コハーの作文集」も凄くよかった。誰にも何にも繋ぎ止められない稀有な魂の、わかり難くて不思議な明るさに強く引きつけられてやまなかった
読了日:4月6日 著者:ローベルト・ヴァルザー
ウィンザーの陽気な女房たち―シェイクスピア全集〈9〉 (ちくま文庫)ウィンザーの陽気な女房たち―シェイクスピア全集〈9〉 (ちくま文庫)
読了日:4月4日 著者:ウィリアムシェイクスピア
鼻持ちならないガウチョ (ボラーニョ・コレクション)鼻持ちならないガウチョ (ボラーニョ・コレクション)の感想
ふふふ、面白かった! とりわけお気に入りは、カフカ「歌姫ヨゼフィーヌ・・」からの繋がりが堪らない「鼠警察」や、剽窃をテーマにした「アルバロ・ルーセロットの旅」。あと、講演録の2篇が凄くよかった。タイトルで首を傾げた「クトゥルフ神話」は、おおこんなことまで…と思わずにやにや。なるほど南米文学をめぐる攻撃的な短篇…(あとがきより)。ボラーニョの短篇はちょっと余韻が独特だったり(微妙だったりw)、読み返すと印象ががらりと変わったり、そこが何だか不思議で気になってしまう。だから次へ、また次へと読まされていくのかな
読了日:4月3日 著者:ロベルトボラーニョ
鄙の宿 (ゼーバルト・コレクション)鄙の宿 (ゼーバルト・コレクション)の感想
コレクションの7冊目が読めてとても嬉しい。ゼーバルトの文章を味わっているだけで至福の時間…なのに、ゆうに30年も変わらぬ偏愛を抱き続けたという書物と、その著者を貴ぶ思いが綴られた一冊なのである。ヘーベル、ケラー、ヴァルザー、後に加わったルソーとメーリケについての二篇。静かな熱がひたひたと行き渡る筆致に圧倒され、魅了された。所謂人並みの生き方は最期まで出来なかった(それを望んだともさほど思えない)作家たちの孤独や寂寥や不幸…に対し、深い共感を寄せて傾倒した語り口が素晴らしい。「まえがき」に戻るとまた胸に沁む
読了日:4月1日 著者:W.G.ゼーバルト

読書メーター

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 5月13日(火)の... 5月15日(木)の... »