12月に読んだ本

12月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:4553

抽象画入門: 視点が変わる気付きのテクニック抽象画入門: 視点が変わる気付きのテクニック
読了日:12月29日 著者:金子 善明
こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)
読了日:12月28日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン
タロットの秘密 (講談社現代新書)タロットの秘密 (講談社現代新書)の感想
占いには関心がないけれど、タロットの歴史や図像学について知りたくなり手に取った。15世紀半ばには普及していたタロットらしきカードはゲームやギャンブル用で、文化の中心地パリで一度はすたれてしまう。それがエジプトブームの時代に古代エジプトと関連付けられ神秘化し、更にカバラと結びつけられ、魔術の体系に組み込まれていくことになった。とか、タロットの絵柄の意味合いや推移についてもわかりやすく、面白かった。
読了日:12月27日 著者:鏡 リュウジ
不機嫌な姫とブルックナー団不機嫌な姫とブルックナー団
読了日:12月27日 著者:高原 英理
オーランドー (ちくま文庫)オーランドー (ちくま文庫)の感想
再読。
読了日:12月25日 著者:ヴァージニア ウルフ
トランクの中に行った双子 (創元推理文庫)トランクの中に行った双子 (創元推理文庫)の感想
この双子が異世界から選ばれた理由が、痛いほどにわかった。常に親から型に嵌めようとされつつ、本然の自分を認められずに育つことの息苦しさを私も知っているが、そんな時目の前に扉があったらそりゃ開けるでしょう。降りていくでしょう。…にしても、双子を受け入れた荒野は残虐で過酷で、大きな赤い月が見つめる妖しく美しい世界だった。そのような場所で一度は各々に適応してしまった双子が、こちら側に戻ってやっていけるかというと、やっていけるはずもなく(で、『不思議の国の少女たち』のジャックとジルのあの姿ね…)。
読了日:12月22日 著者:ショーニン・マグワイア
影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)
読了日:12月19日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン
日々はひとつの響き: ヴァルザー=クレー詩画集日々はひとつの響き: ヴァルザー=クレー詩画集
読了日:12月17日 著者:ローベルト・ヴァルザー,パウル・クレー,柿沼 万里江
不思議の国の少女たち (創元推理文庫)不思議の国の少女たち (創元推理文庫)
読了日:12月15日 著者:ショーニン・マグワイア
エイリア綺譚集エイリア綺譚集の感想
どの作品も大好きで、陶然と堪能した。装幀も美しいとっておきの一冊だ。とりわけ書き下ろし「ガール・ミーツ・シブサワ」は格別、読んでいる間はずーっと有り難さが胸に溢れてくるような按配だった。かつて澁澤龍彦にずぶずぶ嵌って憧れた元ゴスロリ少女(曰く澁澤乙女)の魂が、ここに掬い上げられて慰撫されていく。私自身何となくわかっていたことを、再確認させられる箇所が幾つもあった。生きていく為にフェミニズムは必要で、うちの本棚に『少女コレクション序説』はきっとあり続ける…ということ。その二つを自分の中で相反させる必要もなく
読了日:12月14日 著者:高原 英理
世界の水の民話世界の水の民話
読了日:12月12日 著者:
交歓 (新潮文庫)交歓 (新潮文庫)の感想
偏愛本。
読了日:12月10日 著者:倉橋 由美子
月にひらく襟月にひらく襟の感想
再読。
読了日:12月09日 著者:鳩山 郁子
熊楠と猫熊楠と猫の感想
熊楠の描いた猫の絵、味があって可愛い。
読了日:12月07日 著者:南方 熊楠
青い菊青い菊の感想
再読。
読了日:12月06日 著者:鳩山 郁子
宰相の象の物語 (“東欧の想像力”)宰相の象の物語 (“東欧の想像力”)の感想
表題作は、恐怖政治下の人々を描く中篇。宰相が人前に姿を見せない為、独裁者に同一視されていく彼の象(フィル)は、商店街の人々から目の仇にされ肥大化する憎悪を一身に受ける対象となる。もはや象が負わされている苦痛など誰も考えやしない、荒んで復讐に燃える商店街(フィルは連れてこられただけ…。ある神父の発狂を端緒に、美貌の女が田舎町に災いと風紀紊乱を齎した顛末を語る「アニカの時代」は、己の内に悪を呼び入れずにはいられなかった人の、傍からは見えない不幸や悲しみについて、余韻の中で考えさせられた。短篇「絨毯」もよかった
読了日:12月06日 著者:イヴォ アンドリッチ
とつくにの少女 6巻 (ブレイドコミックス)とつくにの少女 6巻 (ブレイドコミックス)
読了日:12月04日 著者:ながべ
不条理な殺人 (創元推理文庫)不条理な殺人 (創元推理文庫)
読了日:12月03日 著者:パット・マガー
修道士カドフェルの出現 (現代教養文庫)修道士カドフェルの出現 (現代教養文庫)
読了日:12月03日 著者:エリス ピーターズ

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