バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

糖尿病新薬で低血糖や脳梗塞…学会が注意喚起

2014年06月29日 | 創薬 生化学 薬理学
新しい糖尿病治療薬の服用後に、低血糖や脳梗塞などを起こした例が報告されており、日本糖尿病学会は、適正使用をするよう注意を呼びかけた。

 新薬は、今年4月以降、相次ぎ発売されている「SGLT2阻害薬」。腎臓で、尿に出た糖を再び取り込むのを妨げる働きがあり、体重を減らす作用がある。 読売新聞(web版) 2014年06月28日



ヒトiPS 移植でALSマウス寿命延長

2014年06月29日 | 医療 医薬 健康

筋肉が次第に動かなくなる難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)のモデルマウスに、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来のグリア系神経前駆細胞を移植して、生存期間を延ばすのに、京都大学iPS細胞研究所の近藤孝之研究員と井上治久教授らが成功した。iPS細胞の臨床応用の可能性を探る成果の一つといえる。京都大学の山中伸弥iPS細胞研究所所長、医学研究科の高橋良輔教授、慶應義塾大学医学部の岡野栄之教授、中村雅也准教授らとの共同研究で、6月26日付の米科学誌 Stem Cell Reports オンライン版に発表した。Science Portal., 2014年6月27日




皮膚がん「メラノーマ」の新薬 世界初承認へ

2014年06月28日 | 癌 ガン がん 腫瘍
ほくろのがんとも呼ばれる皮膚がんの「メラノーマ」について、厚生労働省は、国内の製薬メーカーが開発した新たな治療薬を世界に先駆けて承認する方針を決めました。

26日、厚生労働省の専門家会議が開かれ、大阪市に本社がある小野薬品工業が開発したメラノーマの新たな治療薬「オプジーボ」を承認する方針を決めました。
この薬は体の免疫機能を弱める「PDー1」というタンパク質の働きを妨げることで、免疫にがん細胞を攻撃させてがん細胞の増殖を抑えるのが特徴で、承認されれば世界で初めてだということです。
NHK News web.,2014年6月27日

カレー香辛料で血圧降下、ラット実験で確認 インド研究

2014年06月27日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
カレー香辛料で血圧降下、ラット実験で確認 インド研究
【6月27日 AFP】カレーの香辛料を調合した薬で血圧を下げるラット実験に成功したとの研究論文が、英医学誌「エクスペリメンタル・バイオロジー・アンド・メディシン(Experimental Biology and Medicine)」6月号に掲載された。慢性疾患の高血圧症の治療に向けた、天然由来の安価な薬剤の開発に期待が高まる結果となった。

 研究を率いたインドのスリ・ラマチャンドラ大学(Sri Ramachandra University)心臓病学部長のS.タニカチャラン(S. Thanikachalam)氏の研究チームは、インド料理によく用いられる材料のショウガ、カルダモン、クミン、コショウ、白ハスの花弁などを混ぜ合わせたものをラットに与える実験を行った。AFP BB News.,2014年06月27日


小保方氏ピンチ 「STAP研究費6億円」に捜査のメスも

2014年06月27日 | NEWSクリッピング
STAP細胞論文を巡り、もう一波乱ありそうだ。

 理研の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)が、STAP細胞の検証実験に参加する可能性が出てきた。小保方氏が検証実験に参加する場合、理研側は実験をビデオ監視するなど厳格に対処するという。だが、専門家の間では「STAP細胞は存在しない」との見方が強い。2014年6月27日 日刊ゲンダイ


難病ALSのマウス、寿命延長 iPS使い京大、治療に道

2014年06月27日 | 医療 医薬 健康
 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経細胞を維持する細胞を作り、全身の神経が徐々に侵され筋肉が動かなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」のマウスに移植して、寿命を約10日間延ばすことに成功したと京都大の井上治久教授(幹細胞医学)のチームが26日発表した。有効な治療法が見つかっていないALSに、iPS細胞を使う再生医療が有用である可能性を示す成果で、26日付の米科学誌ステム・セル・リポーツ電子版に掲載された。 共同通信47news.,2014-06-27



京大、ストレス発熱の脳回路解明

2014年06月27日 | 医療 医薬 健康

ラット実験で、米科学誌に発表

 人やラットは心理的なストレスを受けた際、身体能力を上げようとして体温を上昇させる―。哺乳類に見られるこうした生理反応を起こす脳の神経回路の一端を、京都大のチームがラットの実験で解明し、26日付の米科学誌セル・メタボリズム電子版に発表した。

 チームの中村和弘准教授(生理学)は「解熱剤が効きにくいストレス性の発熱の治療や、ストレスが原因で起こる病気のメカニズムを明らかにしたい」と話す。

 ラットでは、心理的ストレスを受けると、背中側に密集する褐色脂肪細胞で熱が生じることが確認されている。  共同通信47news.,2014/06/27



鳥インフルエンザワクチン

2014年06月27日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

出願番号 : 特許出願2009-289848 出願日 : 2009年12月21日
公開番号 : 特許公開2011-126853 公開日 : 2011年6月30日
出願人 : 国立感染症研究所長 外3名 発明者 : 内田 哲也 外4名

【課題】ウイルス突然変異の影響を受けにくい、高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染を効果的に予防するためのワクチンを提供すること。
【解決手段】ペプチドが結合したリポソームを含む鳥インフルエンザウイルスワクチンであって、
該ペプチドが、(1)配列番号1又は2で表されるアミノ酸配列、或いは(2)配列番号1又は2で表されるアミノ酸配列において、1又は2個のアミノ酸が置換されたアミノ酸配列を含み、
9~11アミノ酸の長さを有し、且つ
HLAに拘束された細胞傷害性Tリンパ球を誘導し得るものであり;
該リポソームが、不飽和結合を1個有する炭素数14~24のアシル基又は不飽和結合を1個有する炭素数14~24の炭化水素基を有するリン脂質、及びリポソームの安定化剤を含有し;且つ
該リポソームの表面に該ペプチドが結合している、
鳥インフルエンザウイルスワクチン。明細書pdf >> かんたん特許検索


国際出願番号 : PCT/JP2009/070053 国際出願日 : 2009年11月27日
国際公開番号 : WO2010/061924 国際公開日 : 2010年6月3日
出願人 : 国立感染症研究所長 外3名 発明者 : 内田 哲也 外4名

発明の名称:鳥インフルエンザワクチン

本発明は、ペプチドが結合したリポソームを含む鳥インフルエンザウイルスワクチンであって、
該ペプチドが、(1)配列番号1~9のいずれかで表されるアミノ酸配列、又は(2)配列番号1~9のいずれかで表されるアミノ酸配列において、1又は2個のアミノ酸が置換されたアミノ酸配列を含み、
9~11アミノ酸の長さを有し、且つ
HLAに拘束された細胞傷害性Tリンパ球を誘導し得るものであり;
該リポソームが、不飽和結合を1個有する炭素数14~24のアシル基又は不飽和結合を1個有する炭素数14~24の炭化水素基を有するリン脂質、及びリポソームの安定化剤を含有し;且つ
該リポソームの表面に該ペプチドが結合している、
鳥インフルエンザウイルスワクチンを提供する。Google Patent., WO 2010061924 A1

SARSコロナウイルスの細胞傷害性T細胞エピトープペプチド及びその用途

2014年06月27日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2009/070043 国際出願日 : 2009年11月27日
国際公開番号 : WO2010/061919 国際公開日 : 2010年6月3日
出願人 : 日油株式会社 外2名 発明者 : 松井 政則 外2名
発明の名称 :

本発明は、SARSコロナウイルスの新規なCTLエピトープペプチドを提供することを目的とする。本発明は、配列番号10,11,12,13,15,17,18,23及び24からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むペプチドを提供する。 Google Patent.,WO 2010061919 A1


エボラウイルスリポソームワクチン

2014年06月26日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2010-231918 出願日 : 2010年10月14日
公開番号 : 特許公開2014-5205 公開日 : 2014年1月16日
出願人 : 学校法人 埼玉医科大学 外2名 発明者 : 松井 政則 外4名

【課題】エボラウイルス抗原に対する細胞傷害性Tリンパ球を効率よく誘導することができ、エボラウイルス感染及び該感染に起因する疾患に対する治療効果又は予防効果が期待できるペプチドやワクチンを提供する。
【解決手段】特定の配列で表されるアミノ酸配列を含み、且つ9~11アミノ酸の長さを有する、HLA-A*0201に拘束された細胞傷害性Tリンパ球を誘導し得るペプチド。該ペプチドが結合したリポソームであって、該リポソームが、不飽和結合を1個有する炭素数14~24のアシル基又は不飽和結合を1個有する炭素数14~24の炭化水素基を有するリン脂質、及びリポソームの安定化剤を含有し;且つ該リポソームの表面に該ペプチドが結合している、ペプチド結合リポソーム。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB