国際出願番号 : PCT/JP2011/055087 国際出願日 : 2011年3月4日
国際公開番号 : WO2011/108711 国際公開日 : 2011年9月9日
出願人 : 岡部 勝 外2名 発明者 : 岡部 勝 外3名
臨床実態に近い妊娠高血圧症候群等の疾患のモデル動物及び当該モデル動物の製造方法、当該モデル動物を用いた妊娠高血圧症候群等の疾患の治療剤の候補化合物のスクリーニング方法、及び妊娠高血圧症候群等の疾患の治療剤を提供するため、レンチウイルスベクターを用いて、マウス胎盤においてヒトsFLT1を特異的に発現させる非ヒト動物の作成を試みた。その結果、当該モデル動物が妊娠中に高血圧症と、胎盤機能不全、子宮内胎児発育遅延、糸球体硬化症、タンパク尿を示し、その症状が分娩後に改善するという、ヒトの臨床実態にきわめて近い症状を示すことがわかった。さらに、このモデル動物にプラバスタチンの投与を試みたところ、sFLT1に拮抗する胎盤由来増殖因子(PlGF)の活性化により、妊娠高血圧症候群等の疾患が改善されることを見出した。 Google Patent.,WO 2011108711 A1