バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

肝細胞がんはアジア、特に日本に多い

2014年06月11日 | 癌 ガン がん 腫瘍

 肝臓は生命に欠かすことのできない様々なたんぱく質や糖などを合成したり、不要な物質の代謝や毒物の解毒など、重要な働きをしています。こうした機能を果たすのが肝細胞で、ヒトの肝臓を形作る細胞の中で最も多くを占めており、肝臓には約3000億個あるといわれています。これががん化したものが肝細胞がんです。

 世界的に見ると肝細胞がんは、日本を含む東アジアとサハラ砂漠以南のアフリカに多く、これは肝発がんと密接な関連のあるウィルス肝炎(B型とC型)の流行地とほぼ一致しています。例えば、肝細胞がんの発生率とB型肝炎の抗原陽性率の分布は図のようになっています。がんナビ.,2011/2/14


人類ががん細胞を餓死させる? 清華大学の研究で重要な進展

2014年06月11日 | 癌 ガン がん 腫瘍
 清華大学が発表した情報によると、同校医学院の顔寧教授が率いる研究チームはこのほど、世界で初めて人体のグルコーストランスポーターである「GLUT1」の結晶構造を解析した。同研究が進めば、がん細胞の「栄養チェーン」を遮断し、これを「餓死」させることができる可能性がある。この成果はこのほど出版されたネイチャー誌に掲載され、業界から高い評価を受けた。北京晨報が伝えた。
 ブドウ糖は地球上の各生物にとって最も重要かつ基本的なエネルギー源だ。ブドウ糖の代謝の第一歩は、人体の最も基本的な単元である細胞への進入だが、水溶性のブドウ糖は油のように細胞膜を通過することができない。ゆえに細胞膜を通過する「トランスポーター」の役割が、極めて重要になる。Science Portal China.,2014年 6月10日

STAP細胞:論文ではありえない染色体 研究員ら解析

2014年06月11日 | 医療 医薬 健康
 論文不正が認定されたSTAP細胞のものとして公表されている遺伝子データを解析した結果、論文に書かれた作製法ではありえない染色体の特徴を持つことが、理化学研究所統合生命医科学研究センターの遠藤高帆(たかほ)上級研究員らの解析で分かった。見つかった特徴は、既存の万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」に多く見られるため、専門家の間では「STAP細胞は存在せず、ES細胞だった可能性も出てきた」との声が上がっている。毎日新聞 2014年06月11日

リジンおよびクエン酸を有効成分として含有するアルコール性肝障害抑制剤

2014年06月11日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2005-359725 出願日 : 2005年12月14日
公開番号 : 特許公開2007-161642 公開日 : 2007年6月28日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 加々美 恵理香 外2名
発明の名称 : アルコール性肝障害抑制剤

【課題】アルコール性肝障害抑制剤、アルコール性肝障害抑制用飲食品または食品添加剤を提供する。
【解決手段】本発明によれば、リジンおよびクエン酸を有効成分として含有するアルコール性肝障害抑制剤、アルコール性肝障害抑制用飲食品または食品添加剤を提供することができる。 特許資料>>astamuse

アルコール性肝障害抑制剤

2014年06月11日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

国際出願番号 : PCT/JP2009/050392 国際出願日 : 2009年1月14日
国際公開番号 : WO2009/090961 国際公開日 : 2009年7月23日
出願人 : サッポロビール株式会社 発明者 : 瀬川 修一 外1名
発明の名称 : アルコール性肝障害抑制剤

本発明は、ラクトバチラス・ブレビス(Lactobacillus brevis)に属する菌株の菌体又はその処理物を有効成分とするアルコール性肝障害抑制剤を提供する。本発明のアルコール性肝障害抑制剤は、生体に対する安全性が高く、飲食品の成分としても使用することができる。 特許資料>>astamuse

老化対策健康飲食品とその製造方法

2014年06月11日 | 加齢 老化制御

出願番号 : 特許出願2013-48439 出願日 : 2013年3月11日
公開番号 : 特許公開2014-36646 公開日 : 2014年2月27日
出願人 : 又吉 幸子 発明者 : 又吉 幸子

【課題】人体の老化に伴うコラーゲンの減少と視力の低下と血糖値の上昇などを防止する健康飲食品とその製造方法を実現する。
【解決手段】ゼリー状のコラーゲンを加熱し、液体化したら、紅芋や桑の葉の粉末と混ぜることで、紅芋の成分を含むので、老化による視力の低下を防げる。しかも、桑の葉の成分を含むので、紅芋の炭水化物や糖分を吸収する作用を抑制できる。さらに、桑の葉に含まれるフラボノイド類や食物繊維がコレステロール値や中性脂肪を下げ、LDLコレステロールが活性酸素により酸化されるのを防ぎ、動脈硬化を予防する。桑の葉に含まれるγアミノ酪酸(GABA)は血圧の上昇を防ぐ。チマグの成分からは、年齢と共に減少していくコラーゲンを摂取できる。ゼリー状に限らず、液状のドレッシングやソースとしても使用できる。 特許資料>>astamuse