バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

免疫不全動物を用いた細胞の製法

2015年03月05日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2010-274147 出願日 : 2010年12月8日
公開番号 : 特許公開2012-120486 公開日 : 2012年6月28日
出願人 : 学校法人近畿大学 発明者 : 寺村 岳士 外1名

【課題】 多能性幹細胞から種々の分化細胞を簡便に得る方法を提供する。
【解決手段】 多能性幹細胞から目的細胞を分化誘導するほぼ唯一の手段として、体外での分化誘導方法が多数研究されてきたが、依然として神経細胞や心筋細胞など一部を除き、確定した分化誘導方法が存在せず、また得られた細胞も機能が体内発生細胞に比して著しく劣ることが多い。本発明は、免疫不全動物に多能性幹細胞を移植して当該免疫不全動物の体内で奇形腫を形成させたのち、該奇形腫を体外に取り出し、奇形腫から目的とする分化細胞を分取することを特徴とする細胞の製法である。本発明には特別な分化誘導因子が一切不要という明白な利点と、奇形腫中で組織様の構造体として分化するため、従来の体外培養系で誘導が困難であった細胞でも容易に獲得できるという利点がある。特許資料>>astamuse 2012





脂肪組織間質細胞の神経細胞への分化誘導方法

2015年03月05日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2012-273080 出願日 : 2012年12月14日
公開番号 : 特許公開2013-63088 公開日 : 2013年4月11日
出願人 : 一般財団法人日本生物科学研究所 発明者 : 佐合 健 外1名

【課題】脂肪組織間質細胞をより簡便且つより確実に神経細胞へ分化させる方法を提供する。
【解決手段】脂肪組織間質細胞の分化誘導方法であって、脂肪組織から採取された脂肪組織間質細胞を塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF)および上皮細胞増殖因子(EGF)を含む培地で培養する段階を備え、脂肪組織間質細胞がneurosphere様浮遊細胞塊を形成するように分化誘導することを特徴とする方法。該neurosphere様浮遊細胞塊は純粋に分離・培養することができるので、脂肪組織間質細胞から神経細胞をより簡便、且つより確実に分化誘導することができ、したがって、再生医療を実現するための神経細胞を得ることが可能となる。特許資料>>astamuse 2013


出願番号 : 特許出願2007-128467 出願日 : 2007年5月14日
公開番号 : 特許公開2008-278842 公開日 : 2008年11月20日
出願人 : 財団法人日本生物科学研究所 発明者 : 佐合 健 外1名
発明の名称 : 脂肪組織間質細胞の神経細胞への分化誘導方法並びに分化誘導された該神経細胞

【課題】脂肪組織間質細胞をより簡便、且つより確実に神経細胞へ分化させる。
【解決手段】脂肪組織間質細胞の分化誘導方法であって、脂肪組織間質細胞を脂肪組織から採取する段階と、脂肪組織間質細胞をdcAMP(dibutyryl cyclic AMP)又はホルスコリン(forskolin)を含む培地で培養する段階を備え、脂肪組織間質細胞が幼若な神経細胞のマーカーを発現するように分化誘導することを特徴とする。これにより、脂肪組織間質細胞から神経細胞をより簡便、且つより確実に分化誘導することができ、したがって、再生医療を実現するための神経細胞を得ることが可能となる。特許資料>>astamuse 2008

神経科学:摂食に対するカンナビノイドの複雑な作用ブックマーク

2015年03月05日 | 医療 医薬 健康

Nature 519, 7541
2015年3月5日

摂食に対するカンナビノイドの総合的な作用は、互いに独立している前および後シナプス作用によって駆動されている可能性があり、全体的な行動変化をもたらすのは、それらの同期性であると結論している。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/61406

免疫学: ワクチン様の作用を持つHIV-1侵入阻害剤ブックマーク

2015年03月05日 | 医療 医薬 健康

Nature 519, 7541
2015年3月5日

新種の非常に強力なHIV-1侵入阻害剤が見つかった。eCD4-Igと呼ばれるこの物質は、遺伝子治療用のベクターを使って送達でき、従来型のHIV-1ワクチンに代わる非常に有効性の高い薬剤となると考えられる。HIV-1は、細胞に侵入する際にその細胞受容体であるCD4にまず結合し、次いで共受容体CCR5もしくはCXCR4と結合する。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/61418

炎症:食品に使われている乳化剤の有害な作用ブックマーク

2015年03月05日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

Nature 519, 7541
2015年3月5日

炎症性腸疾患やメタボリックシンドロームなどの炎症性疾患では、非遺伝的な諸要因が大きく関与している。今回著者たちは、乳化剤を含む食餌を摂取しているマウスが軽度の炎症と肥満/メタボリックシンドロームを発症することを発見した。これらの病気には、粘液層の破壊による微生物相–腸管上皮間距離の減少、微生物種の構成の変化、炎症促進作用が関係している。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/61420

炎症の有益な作用ブックマーク

2015年03月05日 | 医療 医薬 健康
519, 7541

炎症は、自然免疫や適応免疫を活性化するだけでなく、組織の修復や再生も誘導するが、そこに関与する機構はまだほとんど分かっていない。今回、実験的大腸炎のマウスモデルで、インターロイキン6ファミリーのサイトカインの共受容体であるgp130と、その下流エフェクターであるSrcやYes、YAP、Notchが関わる過程を介して、STAT3に依存しない治癒経路が活性化されることが明らかになった。Nature 2015年3月5日

エイズウイルスの未解明2グループ、起源はカメルーンのゴリラ

2015年03月05日 | 医療 医薬 健康
ロイター

[ワシントン 2日 ロイター] - 科学者らから成る国際研究チームの調査で、エイズの主要な病原体であるHIV1型ウイルスの4グループ中、解明されていなかったOとPと呼ばれる2つのグループの起源が、カメルーン南部に生息するニシローランドゴリラだったことが分かった。野生の感染個体の肉を加工するなどした際に人に感染したとみられている。アメバニュース 2015年03月04日

国立循環器病研究センターなど、心臓ホルモンが血管を保護しがん転移抑制する機構解明

2015年03月05日 | 医療 医薬 健康

 国立循環器病研究センターの野尻崇生化学部ペプチド創薬研究室長らは、大阪大学医学部付属病院と共同で、心臓から分泌されるホルモンの心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)が血管を保護し、がんの転移を予防・抑制する仕組みを解明した。ANPが血管内の接着分子の発現を抑制し、がん細胞の侵入を防ぐことで再発・転移を抑える。日刊工業新聞 2015年03月04日


ヘルペスのワクチン、治療薬の開発につながるT細胞で強力に働く遺伝子プロモーター

2015年03月05日 | 医療 医薬 健康
ヘルペスのワクチン、治療薬の開発につながるT細胞で強力に働くヒトヘルペスウイルス6前初期遺伝子プロモーターを同定しました!!

 独立行政法人医薬基盤研究所(以下「基盤研」という。)感染制御プロジェクトの森 康子チーフプロジェクトリーダー(兼任:神戸大学大学院医学研究科教授)らの研究チームは、ヒトヘルペスウイルス6の前初期遺伝子プロモーターを同定し、その研究成果がこの度、「Matsuura et al."Virology Journal" 2011」に掲載されましたので、お知らせします。
2011年1月20日
http://www.nibio.go.jp/news/2011/01/000071.html