バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

どうやら「デブ菌」が現実に存在するらしい

2015年02月16日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
どうやら「デブ菌」が現実に存在するらしい、肥満者の糞便移植で受けた人が急速に肥満に

クロストリジウム・ディフィシルという細菌の感染症は、抗菌薬の使用により腸内細菌のバランスが崩れた結果、下痢を起こしたり、毒素を産生したりする病気だ。重症の場合には命に関わる。

 最近、この感染症の治療として、にわかには信じがたいが、健康な人から糞便の抽出物を腸内に移植する方法が注目されている。健全な細菌群を回復させるのが目的となる。 Medエッジ 2015年2月9日

着床前診断(PGD)の現状

2015年02月16日 | 診断 分析 検査 予防 実験動物
新しい診断方法にて突然変異を発見可能に
東京大学と5年をかけ開発/臨床試験で自 然免疫の活性を確認

着床前診断(PGD)は、体外受精における胚(受精卵)の染色体異常や遺伝子突然変異を発見する目的で用いられている。しかしながら、胚(受精卵)の形成過程では、突然変異と類似した遺伝子増幅が起こる。
現状、胚(受精卵)のゲノムを包括的に解析し、先天性異常を引き起こす突然変異などを発見することは難しい。
http://www.ninsin-news.com/news_aaOcrqCwdw_290.html

ウミウシ光合成、謎に迫る=藻類から葉緑体、遺伝子も?-取り込み利用・米大チーム

2015年02月16日 | 生命科学 生物誌

 米東海岸に生息するウミウシの一種が藻類を食べて葉緑体を体内に取り込み、光合成でも生きられるのは、葉緑体を機能させる遺伝子も大昔に取り入れて代々受け継いでいるためである可能性があることが分かった。米サウスフロリダ大のシドニー・ピアース名誉教授らが15日までに米生物学誌バイオロジカル・ブレティンに発表した。
 ウミウシは貝殻のない貝の仲間。葉緑体を取り込み利用する現象は1960年代に発見され、日本を含む各地のさまざまな種で確認された。餌がないと光合成だけで半年以上生きることもある。時事ドットコム., 2015-02-15

スギ免疫経口免疫療法花粉症

2015年02月16日 | 抗体 免疫 抗原 

目の花粉症に「経口免疫療法」?改変スギ花粉アレルゲンを持つコメ、高知大学が検証
スギ花粉症への反応を和らげ、目の炎症を抑える

 改変スギ花粉アレルゲンを持つコメを食べる「経口免疫療法」によって目に出てくるスギ花粉症の症状を軽くできるようになるかもしれない。
 高知大学を中心とした研究グループは、眼科領域の国際誌であるブリティッシュ・ジャーナル・オブ・オフサルモロジー誌で2015年1月6日に報告した。 Medエッジ2015年2月15日

人間のDNAに住み込むEBウイルス、その奇妙な仕組み

2015年02月16日 | 医療 医薬 健康

科学的な問題の深さと難しさ 西川伸一 THE CLUB

眠るウイルスが起きるとき

 まずEBウイルスだが、ヘルペスウイルスと同じ仲間に属し、幼児期に感染する。ほとんどは気が付かずに終わるが、人によっては発熱など急な症状を起こすこともある。成人期に感染すると激しい症状を来し、「伝染性単核症」という特別な名前を付けて子どもの場合と区別している。 Medエッジ 2015年2月15日


大腸がん治療後、禁煙で大腸がん死が半減

2015年02月16日 | 癌 ガン がん 腫瘍

大腸がんを除いた原因の死亡リスクは非喫煙者よりも2割高い

 大腸がんの治療を経験した人は、治療後に禁煙すると死亡リスクが半減すると分かった。ただし、大腸がん以外の死亡リスクは、禁煙しても非喫煙者よりも20%高いという結果も分かった。Medエッジ 2015年2月16日

知的障害は、親からの遺伝ではなく、遺伝子の突然変異が原因である場合が多い。

2015年02月16日 | からだと遺伝子
知的障害、神経が早く発達し過ぎる、背景には遺伝子の突然変異と脳の特定のタンパク質不足

遺伝子「Syngap1」の突然変異による影響を解明

 このたびその異常の背景に神経細胞が早く発達しすぎるという問題があると分かった。薬によって解消できる可能性もあるようだ。Medエッジ 2015年2月14日


粘液分泌細胞による粘液分泌の阻害方法

2015年02月16日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
公開番号 : 特許公開2015-7065 公開日 : 2015年1月15日
出願人 : ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 発明者 : リー,ユーフア 外2名
発明の名称 : 粘液分泌を変化させる方法および組成物

【課題】粘液分泌の調節に有用であり、粘液分泌を増加または減少させることが望ましい病状の処置に使用し得る方法および組成物の提供。
【解決手段】粘液分泌細胞による粘液分泌の阻害方法であって、該細胞に、MARCKSタンパク質関連の粘液分泌を阻害する化合物を、粘液を阻害する量で投与することを含み、これにより該細胞による粘液分泌が該化合物の非存在下で生じるであろう粘液分泌に比べて減少する粘液分泌細胞による粘液分泌の阻害方法であり、例えば前記化合物がMARCKSタンパク質の活性断片である方法。また、特定配列を含むペプチドを用いて粘液分泌細胞の粘液分泌を増加させる方法。特許資料>>astamuse 2015