バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

近赤外光によりRNAを細胞質内に送達するための新規なキャリア分子ならびに方法

2015年02月05日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
国際出願番号 : PCT/JP2011/077075 国際出願日 : 2011年11月24日
国際公開番号 : WO2012/127739 国際公開日 : 2012年9月27日
出願人 : 国立大学法人 岡山大学 発明者 : 大槻 高史 外1名
発明の名称 : 近赤外光によりRNAを細胞質内に送達するための新規なキャリア分子ならびに方法

本発明では、細胞障害や発熱の問題を起こさず、生体透過性のよい(好ましくは波長700~1000nm程度の)近赤外光を利用してRNAを細胞内に導入する手段を提供することを目的とする。本発明に係るキャリア分子は、細胞膜透過性ペプチド(CPP)およびRNA結合性蛋白質(RBP)を含むキャリア蛋白質と、該キャリア蛋白質のN末端側またはC末端側に連結した、近赤外線領域の波長を有する光で機能する光増感剤(PST)とからなる構造を有することを特徴とする。該キャリア分子と該キャリア分子中のRBPに結合したRNAとからなるキャリア分子/RNA複合体を形成させ、該複合体を細胞と接触させて該細胞内のエンドソームに局在化させた後、該キャリア分子/RNA複合体中のPSTが機能する近赤外光を照射することにより、該キャリア分子/RNA複合体を細胞質中に拡散させて、導入したRNAの機能を発現させることができる。J-Store >>国内特許コード P150011238

外傷性神経障害治療剤

2015年02月05日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
国際出願番号 : PCT/JP2011/077782 国際出願日 : 2011年12月1日
国際公開番号 : WO2012/074043 国際公開日 : 2012年6月7日
出願人 : 国立大学法人 岡山大学 外1名 発明者 : 西堀 正洋 外7名
発明の名称 : 外傷性神経障害治療剤

外傷性神経障害、即ち脳外傷、脳外科手術に伴う脳損傷及び/又は脊髄損傷を治療するための新規薬剤を提供する。脳に対する物理的外力とHMGB1との関係を調べたところ、正常な状態ではHMGB1は脳神経細胞の核内に存在するものの、傷害を受けた部位又はその近傍の組織ではHMGB1は神経細胞の核外に放出されることを初めて確認した。これにより、神経細胞の核外に放出されたHMGB1を捕捉することで、脳外傷、脳外科手術に伴う脳損傷及び/又は脊髄損傷により生じる運動障害を改善化しうることを見出し、本発明を完成した。J-Store >>国内特許コード P150011266

細胞分化誘導剤および分化誘導方法

2015年02月05日 | 医療 医薬 健康
国際出願番号 : PCT/JP2012/062318 国際出願日 : 2012年5月14日
国際公開番号 : WO2012/157612 国際公開日 : 2012年11月22日
出願人 : 国立大学法人徳島大学 発明者 : 辻 大輔 外3名

本発明は、化学合成も容易な低分子化合物でありながらも未分化細胞を神経系細胞へ高い選択率で効率的に分化誘導することができる細胞分化誘導剤と、未分化細胞を神経系細胞へ高い選択率で効率的に分化誘導するための特定のカテコール誘導体の使用、および、特定のカテコール誘導体を用いて未分化細胞を神経系細胞へ高い選択率で効率的に分化誘導するための方法を提供することを目的とする。本発明に係る細胞分化誘導剤は、特定の化学構造を有するカテコール誘導体を含むことを特徴とする。J-Store >>国内特許コードP150011264

脳移行性機能性核酸及びその利用

2015年02月05日 | 医療 医薬 健康
国際出願番号 : PCT/JP2012/061115 国際出願日 : 2012年4月25日
国際公開番号 : WO2012/147805 国際公開日 : 2012年11月1日
出願人 : 国立大学法人名古屋大学 発明者 : 錫村 明生 外1名

新規アルツハイマー病治療薬及びその用途を提供することを課題とする。脳移行性と安定性を高めたCpGオリゴデオキシヌクレオチド構造体又はその塩を有効成分としたアルツハイマー病治療薬が提供される。J-Store >>国内特許コード P150011257

乳清ペプチド含有液状栄養組成物

2015年02月05日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-93171 出願日 : 2007年3月30日
公開番号 : 特許公開2008-247848 公開日 : 2008年10月16日
出願人 : テルモ株式会社 発明者 : 西谷 弘 外1名

【課題】外科手術患者や経口摂取不十分な低栄養状態の患者が摂取できるように、加熱殺菌を行なっても安定であり、低残渣で消化管への負担が少なく、アミノ酸組成に優れ、栄養学的に価値があり、調製が簡単で、高カロリー投与が可能であり、チューブ流動性に優れ、かつ、下痢の発生を起こりにくくした液状の乳清ペプチド含有栄養組成物を提供するものである。
【解決手段】蛋白源として平均分子量300~1500ダルトンの乳清ペプチドを2.8~6.0重量%配合する液状栄養組成物において、糖質としてDE6~16のデキストリンを15~30重量%配合し、実質的に脂質を配合せず、1mLあたりの熱量が1.0~1.4kcalとなる液状栄養組成物であって、加熱殺菌後も液状であり、その浸透圧が300~500mOsm/kg以下、粘度が30mPa・s以下であることを特徴とする乳清ペプチド含有液状栄養組成物である。特許資料>>astamuse 登録番号:4993589 号



京大、ウイルス感染の一端解明 白血病の一種

2015年02月05日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

 白血病の一種「成人T細胞白血病」の原因となるウイルス(HTLV1)が、人の免疫細胞に感染する仕組みの一端を京都大の松岡雅雄教授(ウイルス学)のチームが解明し、2日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。  HTLV1が、血中などを流れる成熟した免疫細胞の「Tリンパ球」に感染することは知られていたが、心臓の前にある胸腺という器官で… [記事全文] 2015/02/04

遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子を新たに発見

2015年02月05日 | からだと遺伝子
~ミトコンドリア発の新しいパーキンソン病発症メカニズムを提唱~

関連研究者:服部信孝・ 舩山学


 順天堂大学医学部脳神経内科の服部信孝教授、舩山学准教授らの研究グループは、原因不明の遺伝性パーキンソン病家系を次世代シークエンサー*1という最新の分析機器を使って解析し、代々遺伝する優性遺伝性パーキンソン病の1つの原因がCHCHD2 (シーエイチシーエイチディーツー) *2遺伝子の変異によることを世界で初めて発見しました。日本の研究 2015年2月4日の記事 > プレスリリース

HIV検出キット、及びHIV検出方法

2015年02月05日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
登録番号:特許第5553323号

発明者:水谷 壮利・石坂 彩
出願人:独立行政法人科学技術振興機構

発明の概要 本発明は、配列番号1又は6で表される塩基配列中の10以上の連続した塩基からなる塩基配列と、80%以上の同一性を有することを特徴とするHIV検出用オリゴヌクレオチド、並びにそれを用いたHIV検出キット及びHIV検出方法を提供する。J-Store >>国内特許コード P150011278

キトサン誘導体から得られるヒドロゲル

2015年02月05日 | 医療 医薬 健康
国際出願番号 : PCT/JP2012/052487 国際出願日 : 2012年2月3日
国際公開番号 : WO2012/105685 国際公開日 : 2012年8月9日
出願人 : 国立大学法人九州大学 発明者 : 武井 孝行 外2名

生体に有害な添加剤を使用せず任意の形状に成形でき創傷被覆材として有用なキトサン由来のヒドロゲルを得る技術を提供する。
キトサンのグルコサミン単位のアミノ基にアルドン酸(例えばグルコン酸)が結合しているキトサン誘導体による。このキトサン誘導体含有水溶液は凍結および融解するだけで任意の形状のヒドロゲルを形成する。ポリビニルアルコールを混合することにより強度などの諸特性の向上したヒドロゲルが得られる。J-Store >>国内特許コード P150011276