バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

動物細胞培養用培地および該培地を用いた物質の製造方法

2013年09月02日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2011-113224 出願日 : 2011年5月20日
公開番号 : 特許公開2012-239432 公開日 : 2012年12月10日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 今林 由希 外2名

【課題】チロシンおよび/またはシステインを動物細胞の増殖又は目的物質生産性が向上するように供給することができる動物細胞培養用の培地を提供する。
【解決手段】下記のペプチドから選ばれる1又はそれ以上のペプチドを添加する動物細胞培養用培地。(A)L-システインを含むジペプチド、及び、L-システインを含むジペプチドがジスルフィド結合で結合したジペプチド二量体、並びに(B)L-チロシンを含むジペプチド(但し、アラニルチロシンを除く)。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

高分子型白金系抗腫瘍剤及びその製造方法

2013年09月02日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願番号 : 特許出願2012-19101 出願日 : 2012年1月31日
公開番号 : 特許公開2013-155159 公開日 : 2013年8月15日
出願人 : 国立大学法人山口大学 外1名 発明者 : 税所 篤行 外1名

【課題】白金系抗腫瘍剤の水溶性を改善し、腫瘍部に選択的に集積・滞留させて抗腫瘍効果を増大させ、正常器官組織への副作用を軽減した抗腫瘍剤の提供。
【解決手段】式[I]で表されるイオン結合体を有効成分として含む高分子型抗腫瘍剤。


式中、mは高分子型抗腫瘍剤の流体力学直径が60nm~160nmとなる整数であり、R1とR2は、NH3、アミン等であり、nは0~5の整数であり、R3はアルキル、アルコキシ、カルボキシル、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ニトロ、ニトリル、及び糖若しくはオリゴ糖からなる群から選ばれる一種、若しくは隣り合った二つの炭素に結合するR3が構成する置換若しくは非置換のメチレンジオキシ基である。J-Store >> 国内特許コード P130009884

イメージサイトメーターを利用した染色体多倍性を示し、かつ、細胞増殖能を有する細胞

2013年09月02日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2012-17988 出願日 : 2012年1月31日
公開番号 : 特許公開2013-153704 公開日 : 2013年8月15日
出願人 : 国立大学法人山口大学 発明者 : 近藤 智子 外2名
発明の名称 : イメージサイトメーターを利用した染色体多倍性を示し、かつ、細胞増殖能を有する細胞の有無を判定する方法

【課題】細胞集団における、染色体多倍性を示し、かつ、細胞増殖能を有する細胞を検出することができる、イメージサイトメーターを用いて高感度にかかる細胞の有無を判定する方法を提供する。
【解決手段】(a)DNAを標的とした蛍光物質と細胞集団由来の細胞試料とを接触させる工程;(b)イメージサイトメーターを用いて、細胞試料中の各細胞のDNA含量を測定する工程;(c)イメージサイトメーターを用いて、染色体多倍性細胞として選択する工程;(d)イメージサイトメーターを用いて染色体多倍性細胞の細胞増殖の有無を検出する工程;(e)染色体多倍性細胞の細胞増殖が認められた場合、前記細胞集団に、染色体多倍性を示し、かつ、細胞増殖能を有する細胞が含まれていると判定する工程;を備えた方法を用いて、イメージサイトメーターによって、細胞集団における、染色体多倍性を示し、かつ、細胞増殖能を有する細胞の有無を判定する。J-Store >>国内特許コード P130009883


生命科学分野:研究者の1割 不正の現場を目撃 学会調査

2013年09月02日 | NEWSクリッピング
 研究者の約1割が、所属する研究室内で研究不正の現場を目撃した経験があることが、日本分子生物学会の会員対象アンケート調査で分かった。また、過半数が生命科学分野の研究不正を「まれだと思わない」と答えており、データ改ざんなどの不正が常態化している実情が浮かんだ。毎日新聞 2013年08月29日


iPS細胞から脳の立体組織作製 「どこまで許されるか」議論も

2013年09月02日 | 細胞と再生医療
 体を構成するさまざまな種類の細胞に変化できるiPS細胞から、立体的な組織を作る研究が盛んに行われている。細胞一つ一つの研究に加え、集団としての働きを調べることで、体ができる様子や、病気の発症過程に関する理解が進むと考えられているからだ。

 現在は根本的治療法のない病気の患者から作ったiPS細胞を利用し、外からは観察しにくい脳の病気を再現したり、新薬の候補を投与して効果や副作用を確かめたりする試みがある。体の外で脳の組織が一部でも作れれば、体内で起きる現象に迫るための有用な研究素材になる。MSN産経ニュース 2013.8.29


海外技術/オーストリア研究所など、ヒトの大脳立体組織をiPS細胞から作製

 オーストリア科学アカデミー分子生物工学研究所(IMBA)、英エディンバラ大学などの研究チームは、ヒトのiPS細胞(万能細胞)やES細胞(胚性幹細胞)を使って、大脳の立体的な組織構造体(オルガノイド=原形質類器官)を作り出す培養システムを開発した。日刊工業新聞(online) 2013年08月29日


脳卒中検査を10分で 循環器病センター開発

2013年09月02日 | NEWSクリッピング
 脳卒中など脳血管障害の状態を調べる「陽電子放射断層撮影」(PET)による検査を約10分で行える診断システムを、国立循環器病研究センター研究所(大阪府吹田市)が開発した。
 これまで約2時間かかっていた。血管が詰まるなどの病変を早期に見つけ、予防につなげる狙いだ。中日新聞 2013年9月1日

赤血球などできる過程解明=「前駆細胞」も増殖能力-東大

2013年09月02日 | 細胞と再生医療
 骨髄にある造血幹細胞から赤血球や血小板などの血液細胞が段階的に生み出される詳しいメカニズムが解明された。東京大医科学研究所の中内啓光教授や山本玲特任研究員らが遺伝子操作マウスを使った実験成果を米科学誌セル電子版に発表した。
 造血幹細胞には自ら増殖し続ける能力とさまざまな血液細胞に変わる能力があり、従来は最初に増殖能力を失ってから、「前駆細胞」と呼ばれる段階を経て各種血液細胞に変わると考えられていた。時事ドットコム.,2013-08-31