バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

多収量イネの遺伝情報を解析 食料危機回避へ期待  名古屋大学 

2010年05月27日 | 植物&農業
名古屋大学生物機能開発利用研究センターの芦刈基行教授らの研究グループは、イネの収量を劇的に増やす遺伝子を明らかにし、機能を解析したと発表した。その遺伝子は、世界の農家の人々が幸せになるようにという願いを込めてWFP(Wealthy Farmer's Panicle)遺伝子と命名した。農業協同組合新聞(JA.com).,2010-05-26

「死を忘れた日本人」へ

2010年05月27日 | 医療 医薬 健康
Dr.中川のがんから死生をみつめる:/58 
もともと、生物に寿命などありませんでした。栄養がふんだんにあって環境がよければ、細菌などの原始的な生物は際限なく増殖します。しかし、細菌に「自他」の区別はありませんから寿命がない、といえます。「性」をもつ私たちは、個人のかけがえのなさと多様性を手に入れましたが、その代償として、個体の死を運命づけられました。死は、私たち生物が進化のなかで、「自ら創造した」ものなのです。毎日新聞(web版)2010-05-26

原因不明だった高ナトリウム血症の発症機構を解明

2010年05月27日 | 医療 医薬 健康
基礎生物学研究所、高ナトリウム血症の発症機構を解明
~脳の体液Na レベルセンサーに対する抗体が産生される自己免疫疾患だった~
 通常、血中ナトリウム(Na)レベルは145mM 付近に厳密に保たれています。例えば、絶水状態が長時間続くと体液中のNa レベルが上昇しますが、この状態で水と塩水を同時に提示されると、水を大量に摂取すると共に塩分摂取を回避します。また、抗利尿ホルモン(anti-diuretic hormone;ADH)であるバソプレッシンの脳下垂体後葉からの分泌量が増加し、排尿に伴う水分流出が抑えられます。こうした制御は脳内のセンサー分子群により体液の浸透圧やNa レベルが感知され、その情報が水分/塩分摂取行動の制御に関わる神経回路やバソプレッシン産生細胞へ送られることにより実現されています。この制御機構が何らかの理由で破綻すると体液Na レベルに恒常的な異常が現れます。日経ニュース(Web版リリース)2010-05-27

育毛養毛方法、育毛養毛剤及び育毛養毛剤のスクリーニング方法

2010年05月27日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2003-169964 出願日 : 2003年6月13日
公開番号 : 特許公開2005-2068 公開日 : 2005年1月6日
出願人 : ライオン株式会社 発明者 : 翠川 辰行 外2名

【課題】育毛養毛効果に優れ、かつ長期にわたる使用に十分耐え得る安全性を備えた、哺乳類の育毛養毛を促進する育毛養毛方法、育毛養毛剤、前記育毛養毛剤を有効成分として含有する養育毛用の毛髪化粧料及び医薬組成物、及び育毛養毛剤のスクリーニング方法を提供する。
【解決手段】ケラチン生合成促進作用を有する蛋白質、及び該蛋白質の活性化剤の少なくともいずれか一方を、育毛養毛させたい部分に与え、哺乳類の育毛養毛を促進させる。育毛養毛成分として、ケラチン生合成促進作用を有する蛋白質、及び該蛋白質の活性化剤の少なくともいずれか一方を含有させて育毛養毛剤を構成する。前記育毛養毛剤を有効成分として含有させて育毛養毛用毛髪化粧料、及び育毛養毛用医薬組成物を構成する。骨形成蛋白及びエフリンのケラチン生合成促進作用の少なくともいずれか一方を選択し、育毛養毛剤のスクリーニング方法を構成する。 明細書pdf >> かんたん特許検索

◇化粧料発明に求められるもの―毛髪化粧料発明について―
  佐伯とも子(東京工業大学 イノベーションマネジメント研究科)
【目次】
1. はじめに
2. 方法発明の表現
3. 毛髪化粧料の種類
4. 育毛/養毛/発毛剤発明
5. クレーム表現と権利行使
6. おわりに
月刊ファインケミカル 2010年6月号

インドの医薬品原体・中間体企業の動向

2010年05月27日 | 医療 医薬 健康
インドの医薬品原体・中間体企業の動向(1)―拡大を続ける受託製造―
Current of Indian Manufacturers of APIs and Intermediates

山根修(ハイカル・ジャパン 日本代表)
 
【目次】
1. はじめに
2. インドについて
2.1 日本とインド―環境が整い盛り上がる日印関係
2.1.1 日印交流の現状
2.1.2 日印交流の歴史
2.2 インドの基本経済指標
3. インドの産業と化学工業
3.1 インドの主要産業―急拡大する業容
3.2 インドの化学工業
3.2.1 インドの化学工業概要
3.2.2 インドの化学工業発展の基盤
(1) 海外直接投資
(2) 有能な化学技術者の供給
(3) 開発余地の大きな国内市場
3.2.3 日本の主な化学進出企業
月刊ファインケミカル 2010年5月号

インドの医薬品原体・中間体企業の動向(2)―
拡大を続ける受託製造―
Current of Indian Manufacturers of APIs and Intermediates
山根修(ハイカル・ジャパン 日本代表)
 前回で,インドと日本の関係深化の現状やインドの基本的な経済指標を踏まえたうえで,インドの主要産業と化学工業の骨格と特色やそれぞれの日本との関係を,大まかだがご理解いただいたと思う。今回の後編では,インドの医薬産業と日本の企業とのかかわり,インドの医薬産業の現状,業績,さらに世界での位置づけと特徴,最後に受託製造企業の実力,強みや問題点や課題について報告する。
【目次】
4. 日本の医薬進出企業
4.1 魅力あるインドの医薬企業
(1) 第一三共
(2) エーザイ
4.2 日本の主な医薬進出企業
5. インドの医薬産業概要
5.1 インドの医薬産業の実像
5.2 インドの医薬産業の概要
5.2.1 製造業者:約400社
5.2.2 医薬産業の規模とその成長
5.2.3 主要製薬企業の業績
5.2.4 なぜインドが世界の医薬アウトソースのHubといわれるのか(Pharma Summit 2009より)
5.3 インドの医薬産業を支えたもの
5.4 世界のジェネリック市場とインド
5.4.1 世界のジェネリック市場
5.4.2 世界の医薬業界についてのインドの認識
5.4.3 イノベーター+ジェネリックパートナーシップ・モデル
5.5 インド医薬企業の日本進出
6. 医薬原体・中間体受託製造概要
6.1 受託の定義
6.2 世界の受託製造企業の最近の動き
6.3 世界の受託製造市場の規模
6.4 インドの受託製造規模
6.5 インドの受託企業の強み
6.6 インドの受託企業
6.6.1 インドの受託企業の新しい役割
6.6.2 医薬原体までの製造を受託する企業の業績と特徴
(1) Dishman
(2) Divi's
(3) Hikal
(4) Jubilant Organosys
(5) Shasun Chemicals
(6) Suven Life Science
7. インドの医薬産業の問題点と課題
8. おわりに
月刊ファインケミカル 2010年6月号

初の国産バイオ後続品を新発売

2010年05月27日 | 医療 医薬 健康
同薬は両社が共同開発した、協和発酵キリンの腎性貧血治療薬「エスポー」のバイオ後続品。効能・効果は「透析試行中の腎性貧血」と「未熟児貧血」。両社によると、腎性貧血は慢性透析患者に高頻度で見られる合併症で、このうち多くが「エスポー」など遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤(EPO製剤)による治療を受けている。2010年05月26日 17:19 キャリアブレイン