バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

放線菌の生産するテルペン化合物に関する研究-新しい生理活性物質を求めて

2010年05月10日 | 菌類 細菌
2004年度 研究成果報告書概要
代表者:瀬戸 治男
 本研究で得られた新規化合物は数種あるが、そのうちの1つは、従来放線菌からの生産の報告が全くないジテルペンであるisopimaradiene骨格を有する化合物であった。科学研究補助金DB 研究課題番号:14360067 

病原性大腸菌健康保菌動物摘発法の開発研究

2010年05月10日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
2004年度 研究実績報告書
代表者:末吉 益雄
アンピシリンおよびフォスフォマイシンのような細胞壁合成阻害作用のある抗菌薬では、菌体破壊に伴う培養上清中への志賀毒素遊離量の増加が認められ、腸管毒血症性大腸菌感染豚の症状を悪化させる危険性が示唆された。科学研究補助金DB 研究課題番号:15658093

ファージを用いたナノパーティクルキャリアの創製と機能性タンパク質の腸内生産

2010年05月10日 | 医薬工学 製剤 DDS
2004年度 研究実績報告書
代表者:丹治 保典
現在、細菌感染症の治療には主に抗生物質が用いられているが、多剤耐性菌の出現や副作用が問題となっている。そこで、抗生物質に代表される化学療法に代わる治療法として、バクテリオファージを用いる治療、ファージセラピーを実施した。モデル疾患として大腸菌O157:H7を選定した。科学研究補助金DB 研究課題番号:15656209

微生物の生産するリアノジン・レセプター拮抗物質の探索

2010年05月10日 | 創薬 生化学 薬理学
代表者:塩見 和朗
 放線菌および真菌を中心とする微生物の培養液から昆虫のリアノジン・レセプターに対してリアノジン拮抗活性を示す物質をスクリーニングした。その結果、糸状菌Penicillium sp. FKI-3795の生産するaltenusinおよびdehydroaltenusin、Nigrospora sp. FKI-3299の生産するCJ-13,982、Penicillium sp. FKI-3647の生産するtenellic acid Cにリアノジン拮抗活性を見いだした。 科学研究補助金DB 研究課題番号:17590091

分子標的抗がん剤創製を指向した天然活性物質の探索

2010年05月10日 | 創薬 生化学 薬理学
2007年度 研究実績報告書
代表者:小林 資正
 最新の分子生物学的知見に基づいたスクリーニング法を用いて、副作用が少ない新しい抗がん剤シーズとして期待出来るがん細胞特異的な因子に選択的に作用する活性天然物を、海綿類を中心とする海洋生物の抽出エキスや海洋微生物の培養物ライブラリーから探索した。科学研究補助金DB 研究課題番号:18201042

渦鞭毛藻アンフィジニウムによる新規抗ガン・マクロライド化合物

2010年05月10日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2008-97610 出願日 : 2008年4月3日
公開番号 : 特許公開2009-249319 公開日 : 2009年10月29日
出願人 : 国立大学法人 北海道大学 外1名 発明者 : 津田 正史 外6名

【発明の名称】新規マクロライド化合物
【課題】 新規な渦鞭毛藻ならびに新規な抗ガン剤となり得るマクロライド化合物を提供する。
【解決手段】 本発明は、渦鞭毛藻アンフィジニウム(Amphidinium sp.)HYA024株で表される渦鞭毛藻が産生するマクロライド化合物に関する。本発明のマクロライド化合物はヒトの腫瘍細胞に対して優れた増殖抑制効果を有しており、新規な抗ガン剤として利用可能である。 明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB

グルタミンによるガンの改良治療

2010年05月10日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2009-132966 出願日 : 2009年6月2日
公開番号 : 特許公開2009-256357 公開日 : 2009年11月5日
出願人 : エーザイ コーポレーション オブ ノース アメリカ 外1名 発明者 : ブイ・スーザン・クリムバーグ 外2名

【課題】ガンの治療方法および/またはガン療法の副作用の処置方法及び皮膚の創傷、傷害および感染によって損なわれた皮膚および関連する組織の治癒を促進する方法を提供する。
【解決手段】治療有効量のグルタミンまたはその医薬的に許容しうる塩を含む組成物、及びグルタミンの吸収を増加させるのに有効な量で炭水化物を投与する。また該炭水化物が、糖アルコールであり、グルタミンに対する総炭水化物の比率が、水性溶媒と調製後または哺乳動物患者の水性環境にデリバリーされた後のいずれかにおいて、水溶液において少なくとも4:1である組成物。 明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB

アレルギーとフラボノイド

2010年05月10日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
田中 敏郎, 平野 亨, 比嘉 慎二, 有光 潤介, 河合 麻理
日本補完代替医療学会誌, Vol. 3 (2006) No. 1 pp.1-8
果物,野菜やお茶に含まれるフラボノイドは,好塩基球や肥満細胞からのヒスタミンや IL-4, IL-13 などのサイトカインまた CD40 リガンドの発現を抑制する活性を有する.ルテオリン,アピゲニンとフィセチンに強い活性 (IC50=2–5 μM) が認められ,また日常摂取の多いケルセチン,ケンフェロールにも中等度の抑制活性 (IC50=15–18 μM) が観察された.
[ 抄録 ][ 全文PDF ]

経口抗アレルギー剤の喘息発症予防効果について

2010年05月10日 | 医療 医薬 健康
豊島 協一郎,岡田 伸太郎,西田 勝,池田 輝生, 河 敬世
日本小児アレルギー学会誌, Vol. 9 (1995) No. 4 pp.327-332
 3歳以下の喘鳴歴のないアトピー性皮膚炎患児に, オープンスタデイーでトラニラスト, ケトチフェンを1年間投与したところ, 喘息発症率は不投薬群に比べ有意に低く, トラニラスト群とケトチフェン群では差がなかった. [ 抄録 ][ 全文PDF(824K) ]