バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

動物実験による、ビール酵母マンナンの肥満予防効果

2009年01月06日 | 医療 医薬 健康
ビール酵母の外側を覆う細胞壁はグルカン、マンナンと呼ばれる食物繊維を豊富に含んでおり、免疫機能を高める作用、ミネラル吸収を高める作用、整腸作用、コレステロールの排泄を促進する作用等がこれまでに報告されています。

 今回の研究では、ビール酵母が有する肥満予防作用が、酵母に含まれるどのような成分によるものかを明らかにするため、細胞壁から酵母マンナンを抽出し、その肥満予防作用を検証致しました。 アサヒビール >> 研究成果

DNAバーコードで種を識別

2009年01月06日 | 医薬工学 製剤 DDS
M. Y. ステックル(ロックフェラー大学)/P. D. N. ヒーバート(ゲルフ大学)
 数年前に私たち著者の1人,ヒーバートはスーパーの店内を歩き回りながら,ずらりと並んだ商品の売れ行きを店側が簡単に把握するシステムに感心していた。太い線や細い線が並ぶバーコードを調べるだけでよいのだ。ヒーバートはこれと同じように,短いDNA鎖に含まれる4種類の塩基の独得な配列を,地球上の多数の種を同定するのに利用できないかと考えた。>> 日経サイエンス 2009年1月

老化の原因に新仮説

2009年01月06日 | 生命科学 生物誌
細胞やDNAへのダメージではなく
ある種の遺伝子の働きが乱れるのが原因かもしれない

 地球上のあらゆる生物を悩ませ,誰もが防止薬を夢見る「老化」。しかし長年の研究にもかかわらず,老化の大部分は謎のままだ。最新の研究によると,それも当然らしい。老化の原因に関する従来の考え方は完全に的はずれだったかもしれないのだ。老化は遺伝子と細胞の損傷が蓄積した結果ではなく,成長に関する遺伝的なプログラムがおかしくなることによって起きている可能性が示された。日経サイエンス 2009年1月号

化合物の合成経路開発方法および合成経路開発装置

2009年01月06日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願2007-87514 出願日 : 2007年3月29日
公開番号 : 特許公開2008-250392 公開日 : 2008年10月16日
出願人 : 国立大学法人山口大学 発明者 : 堀 憲次 外1名

発明の名称 : 化学反応遷移状態計算方法

【課題】複雑な物質においても効率的にかつ確実に遷移状態を求めることができる化学反応遷移状態計算方法を提供する。
【解決手段】低精度TS探索計算により物質Aの遷移状態(TS-A)を求める工程と、前記工程で求められた(TS-A)の低精度計算結果の反応部位を固定して高精度構造最適化計算を行う工程(ステップV7)と、前記工程の(TS-A)の高精度構造最適化計算結果を用いた高精度遷移状態探索計算を行う工程(ステップV8)により(TS-A)を得る化学反応遷移状態計算方法。 明細書 >> J-tokkyo Text

出願番号 : 特許出願2006-341770 出願日 : 2006年12月19日
公開番号 : 特許公開2008-150337 公開日 : 2008年7月3日
出願人 : 国立大学法人山口大学 発明者 : 堀 憲次 外1名

発明の名称 : 化合物の合成経路開発方法および合成経路開発装置

【課題】合成しようとする目的化合物について提案された複数の合成経路の中から、自動的に最適な合成経路をランキングして絞り込んで提案する合成経路開発方法および合成経路開発装置を提供する。
【解決手段】合成したい目的化合物の複数の合成経路の活性化エネルギーを量子化学計算より得られた化学反応の遷移状態の構造およびエネルギーを含むデータにより活性化エネルギーを計算するとともに、合成したい目的化合物の複数の合成経路の合成経路に対して合成反応に対する収率予測式のデータから合成収率を予測し、前記活性化エネルギーと前記合成収率から合成経路ランキング式を構築し、目的化合物を合成するために最適とされる合成経路をランキングして絞り込んで提案する。 明細書 >> J-tokkyo Text



◆「ケミカルイノベーションを実現するベンチャー企業を創業します」
 2008年10月に山口大学大学院理工学研究科の博士課程を修了し,博士号を獲得した若手研究者の山口徹氏は2009年に山口大発ベンチャー企業である株式会社Transition State Technology(TST)を設立するため,東奔西走(とうほんせいそう)する毎日を送っている。山口氏は現在,名刺を2枚持っている。1枚は山口大大学院理工学研究科物質工学専攻の博士研究員(ポストドクター)の名刺であり,もう1枚はTSTの代表取締役社長に就任する予定者として,“起業家”との肩書きを表記したものだ。 日経BP(Web版)2009-01-05

抗生物質の予防的投与は集中治療中の死亡率低下に有効、研究成果

2009年01月06日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
【1月2日 AFP】集中治療を受けている患者に予防的に抗生物質を投与することで生存率が高まるとの研究結果が1日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に発表された。
 研究を主導したのはオランダのユトレヒト大学医療センター(University Medical Center Utrecht)のチームで、国内13か所の病院の集中治療室(ICU)で治療を受けたオランダ人の患者約6000人を対象に、抗生物質を使った2種類の治療方法の効果について調査した。http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2553986/3647428

若はげの原因遺伝子を同定、将来は予防も可能に 北京の病院

2009年01月06日 | からだと遺伝子
【1月5日 AFP】いわゆる「若はげ」の原因となるDNAメカニズムが同定されたとの研究結果が、4日の科学誌「ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)」電子版に発表された。
 先天性貧毛症(MUHH)は、生まれつき毛髪が全くないか非常に少なく、その後うっすらと生えていくものの、思春期になると再び毛髪が抜けていく病気だ。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2554387/3654899

植物の細胞増殖、葉緑体が制御 タバコの品種改良につながるか

2009年01月06日 | 植物&農業
 植物の光合成を担う葉緑体が、細胞増殖や核DNAの複製を制御していることを千葉大大学院園芸学研究科の田中寛教授らが突き止めた。葉緑体などの細胞内小器官は核に従属的であるとされてきた定説を覆す成果で、真核生物の進化の仕組みを探る手掛かりになるという。米科学アカデミー紀要(電子版)に6日、掲載された。産経ニュース(web版).,2009-01-06

少なくとも1種の非光合成糸状菌の少なくとも1種の抽出物からなる痩身剤

2009年01月06日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2000-5366 出願日 : 2000年1月14日
公開番号 : 特許公開2000-212062 公開日 : 2000年8月2日
出願人 : ロレアル 発明者 : クリステル リヴィエロ 外3名

発明の名称 : 少なくとも1種の非光合成糸状菌の少なくとも1種の抽出物からなる痩身剤

【課題】 全体的又は局所的な痩身及び/又は肉細効果を、非外科的で穏和な方法で得ることができ、ヒト又は動物の過脂肪症に効果的に抗することのできる薬剤を提供する。
【解決手段】 少なくとも1種の非光合成糸状菌の抽出物からなる痩身剤、又は化粧品的に許容可能な媒体に該痩身剤を含有せしめた組成物を使用する。 明細書Text >> J-tokkyo

アテロコラーゲンおよび幹細胞を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物

2009年01月06日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2006-326365 出願日 : 2006年12月1日
公開番号 : 特許公開2008-137954 公開日 : 2008年6月19日
出願人 : 北海道公立大学法人 札幌医科大学 発明者 : 鵜飼 渉 外3名

発明の名称 : アテロコラーゲンおよび幹細胞を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物

【課題】細胞移植を用いた再生医療に基づく精神疾患および脳神経疾患の治療に有効な安全性の高い医薬組成物の提供。
【解決手段】アテロコラーゲンおよび幹細胞(特に、神経幹細胞または間葉系幹細胞)を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物。再生医療においては、強い免疫拒絶反応が起きる問題点があるが、アテロコラーゲンを用いることによって、免疫反応が通常の場合よりも抑制されることから、免疫抑制剤の量を低減することができる効果がある。 明細書Text >> J-tokkyo