出願番号 : 特許出願2007-87514 出願日 : 2007年3月29日
公開番号 : 特許公開2008-250392 公開日 : 2008年10月16日
出願人 : 国立大学法人山口大学 発明者 : 堀 憲次 外1名
発明の名称 : 化学反応遷移状態計算方法
【課題】複雑な物質においても効率的にかつ確実に遷移状態を求めることができる化学反応遷移状態計算方法を提供する。
【解決手段】低精度TS探索計算により物質Aの遷移状態(TS-A)を求める工程と、前記工程で求められた(TS-A)の低精度計算結果の反応部位を固定して高精度構造最適化計算を行う工程(ステップV7)と、前記工程の(TS-A)の高精度構造最適化計算結果を用いた高精度遷移状態探索計算を行う工程(ステップV8)により(TS-A)を得る化学反応遷移状態計算方法。
明細書 >> J-tokkyo Text
出願番号 : 特許出願2006-341770 出願日 : 2006年12月19日
公開番号 : 特許公開2008-150337 公開日 : 2008年7月3日
出願人 : 国立大学法人山口大学 発明者 : 堀 憲次 外1名
発明の名称 : 化合物の合成経路開発方法および合成経路開発装置
【課題】合成しようとする目的化合物について提案された複数の合成経路の中から、自動的に最適な合成経路をランキングして絞り込んで提案する合成経路開発方法および合成経路開発装置を提供する。
【解決手段】合成したい目的化合物の複数の合成経路の活性化エネルギーを量子化学計算より得られた化学反応の遷移状態の構造およびエネルギーを含むデータにより活性化エネルギーを計算するとともに、合成したい目的化合物の複数の合成経路の合成経路に対して合成反応に対する収率予測式のデータから合成収率を予測し、前記活性化エネルギーと前記合成収率から合成経路ランキング式を構築し、目的化合物を合成するために最適とされる合成経路をランキングして絞り込んで提案する。
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◆「ケミカルイノベーションを実現するベンチャー企業を創業します」
2008年10月に山口大学大学院理工学研究科の博士課程を修了し,博士号を獲得した若手研究者の山口徹氏は2009年に山口大発ベンチャー企業である株式会社Transition State Technology(TST)を設立するため,東奔西走(とうほんせいそう)する毎日を送っている。山口氏は現在,名刺を2枚持っている。1枚は山口大大学院理工学研究科物質工学専攻の博士研究員(ポストドクター)の名刺であり,もう1枚はTSTの代表取締役社長に就任する予定者として,“起業家”との肩書きを表記したものだ。
日経BP(Web版)2009-01-05