バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

デンマークのバイオベンチャー

2009年01月26日 | NEWSクリッピング
~海外バイオベンチャー通信
デンマークというと、日本では童話の国、乳製品などの食品輸出国、高福祉国家、最近ではデザイン先進国というイメージを思い浮かべる方が多いと思われるが、インスリン製剤や成長ホルモンで有名なノボ・ノルディスク(Novo Nordisk社)、中枢神経系疾患治療薬のルンドベック(Lundbeck)社、乾癬治療薬のレオ・ファーマ(Leo Pharma)社といった特長のある大手医薬品企業があり、医薬品・バイオ産業の盛んな国家である。国を挙げて、バイオベンチャー育成にも力を入れており、コペンハーゲン地域、オーエンス地域(フェン島)、オーフス地域(ユトランド半島)の3地域には、バイオクラスターが形成されている。大和総研>>新産業調査レポート

制限修飾系を構成する制限酵素遺伝子を、修飾酵素遺伝子の非共存下で可能な単離方法

2009年01月26日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
国際出願番号 : PCT/JP97/00748 国際出願日 : 1997年3月10日
国際公開番号 : WO97/34006 国際公開日 : 1997年9月18日
出願人 : 寳酒造株式会社 発明者 : 佐川 裕章 外3名

発明の名称 : プラスミド

宿主が本来有しないRNAポリメラーゼによって認識される、目的遺伝子の発現を制御するプロモーター配列と、外来因子による誘導によってコピー数を増加させる複製起点とを有することを特徴とするプラスミドベクター、並びに該ベクターを用いる目的遺伝子の発現方法及び単離方法。さらに、AccIII 制限酵素活性を有するポリペプチド及び該ポリペプチドをコードするDNA。本発明により、宿主に対し致死的となる、あるいは有害なタンパク質をコードする外来性の目的遺伝子を該宿主に導入しうるプラスミドベクター、および該プラスミドベクターを用いて効率よく該タンパク質を発現させうる方法が初めて提供される。また、従来技術では困難であった制限修飾系を構成する制限酵素遺伝子を、修飾酵素遺伝子の非共存下で可能な単離方法が提供される。 明細書(PDF) >> PatentScorp

マイタケ由来の抗インフルエンザウイルス活性を有する物質及びその製造方法

2009年01月26日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2006-292091 出願日 : 2006年10月27日
公開番号 : 特許公開2008-106018 公開日 : 2008年5月8日
出願人 : 株式会社雪国まいたけ 発明者 : 渡邊 雅孝 外1名
発明の名称 : マイタケ由来の抗インフルエンザウイルス活性を有する物質及びその製造方法

【課題】本発明は、マイタケ抽出物中のマクロファージの活性化を介した抗インフルエンザウイルス活性の強い画分もしくは活性物質が、低分子画分に分布することを見出し、簡便に効率よい製造法を開発し、飲食品、医薬品および飼料もしくは飼料添加剤等に利用することを課題とする。
【解決手段】抗インフルエンザウイルス活性の強い含有物質が受ける変化が小さく、夾雑物が少なくなるように、限外濾過装置またはゲル濾過装置などの分子フルイ装置で処理し、分子量30000~100000の範囲で糖タンパク質含有画分もしくは糖-タンパク質複合体含有画分を取り出すことにより、課題を解決した。明細書(Text) >> J-tokkyo

マイタケ由来のNO産生誘導剤

2009年01月26日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願平11-358782 出願日 : 1999年12月17日
公開番号 : 特許公開2001-172194 公開日 : 2001年6月26日
出願人 : 株式会社雪国まいたけ 発明者 : 落合 宏 外3名

【課題】 NO産生細胞におけるNO産生およびNO合成酵素遺伝子発現を、適度な濃度で且つ比較的長い時間持続して誘導する物質の提供。
【解決手段】 マイタケ乾燥粉末またはマイタケ抽出物を含有することを特徴とする、NO産生誘導剤およびNO合成酵素遺伝子発現剤。明細書(Text) >> J-tokkyo

ガリレオ:埋葬遺体をDNA鑑定 失明原因など解明へ

2009年01月26日 | NEWSクリッピング
 イタリア中部フィレンツェの光学研究所は、同国出身の天文学の父、ガリレオ・ガリレイ(1564~1642年)が長年苦しみ最終的に失明に至った眼病の原因などを探るため、埋葬地から遺体を取り出しDNA鑑定を行うと発表した。22日付のコリエレ・デラ・セラ紙が伝えた。
 ガリレオの眼病は若い時期に発病し徐々に進行、遺伝性を疑われている。同研究所は原因解明と病状特定により、望遠鏡を使った天体観測に眼病がどの程度影響を与えていたかも知ることができるとしている。毎日新聞(Web版)2009-01-26

ガリレオの天体観測、DNA利用で解明へ イタリアの科学者ら
http://www.afpbb.com/rd/a/3703335

世界初、たんぱく質「セプチン」の機能を名大助教らが解明

2009年01月26日 | 医療 医薬 健康
 生物の細胞質分裂や精子の形成などにかかわるとされるたんぱく質「セプチン」に様々な細胞の形を制御する機能があることを、名古屋大学の滝口金吾助教らのグループが世界で初めて突きとめ、米科学誌「カレント・バイオロジー」電子版に発表した。
 セプチンは脳や精巣などに幅広く存在し、その異常がパーキンソン病や男性不妊症などに関係していることはわかっていた。読売新聞(web版)2009-01-23

「夢の扉」とアミノレブリン酸

2009年01月26日 | 医療 医薬 健康
昨日のTBS系TV「夢の扉」に田中徹さんの仕事が取り上げられた。この研究者とのお付き合いも長い。日本生物工学会の広島大会で佐々木健教授(広島国際学院大学院)の紹介。20年ほど前になる。ALAなる光合成細菌発酵代謝物の分離に成功した時点へさかのぼる。植物生理へのALAの影響について入り口をお手伝いしたように記憶してる。堀田室長ともども研究室を訪ねていただいたのもALAがらみだった。
 今朝の「バイオの故里から」はALAの原点を訪ねるアクセスが大幅にアップ。5-60もの検索が記録に残っている。Blog式DB検索をはじめての、最初の出来事だ。「バイオの故里」の原点の意味が地味に役立ってる。TV情報がわたしのDBにつながった。
◇5-アミノレブリン酸生産微生物
 http://plaza.rakuten.co.jp/bio21/diary/200901250005/
 http://plaza.rakuten.co.jp/bio21/diary/200901250004/
画像の中心、田中徹さんの執念の20年が用途開発の幅も大きいものへと広がってる。医療分野へのR&Dアプローチ、マーケッティングと忙しい日々が彼を待ってる。チーム一丸になっての成功に声援を送っていきたい。バイオ塾主宰:川野隆嗣

微量の薬で効果・副作用を予測 新薬開発に新たな手法

2009年01月26日 | 医療 医薬 健康
 臨床試験(治験)に先立ち、開発中の薬をごくわずか飲み、人体での効果や副作用を予測する技術の確立に向けた検証が、3カ年の計画でスタートした。人体への負担が少ないうえ、成功しそうにない治験は避けられ、1千億円ともいわれる新薬開発費を圧縮できる可能性がある。
 「マイクロドーズ試験」と呼ばれる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託で、東京大学や医薬品開発支援機構、製薬メーカーなどによるグループが実施する。 朝日新聞(Web版)2009年1月26日