バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

モロヘイヤの多糖類含量と機能性強化食品素材としての適性

2006年09月26日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
 モロヘイヤは粘りの成分である多糖類を多く含む。生食用の野菜として利用する場合は低温(5℃)保存が、また機能性強化食品素材として利用する場合には冷凍保存が適している。モロヘイヤの乾燥粉末より乳化剤、保水性向上などに適性のある多糖類を抽出することができる。 三重科技セ・農業研究部>> 研究成果

出願番号 : 特許出願平9-4756 出願日 : 1997年1月14日
公開番号 : 特許公開平10-191922 公開日 : 1998年7月28日
出願人 : 株式会社 伊藤園 外1名 発明者 : 加藤 ひかり 外3名

発明の名称 : モロヘイヤエキスの製造方法及びモロヘイヤ含有飲料の製造方法

【課題】 モロヘイヤエキス特有の粘性を有効に低下させられ、しかも安全に経口摂取できるモロヘイヤエキス及びモロヘイヤエキス含有飲料を製造する。
【解決手段】 抽出用の水に対して0.0025~0.7重量%の有機酸と3~10重量%の乾燥モロヘイヤ葉とを抽出用水に投入し、約90~95℃、約15分~約30分間、攪拌しながら熱水抽出する。抽出後、固液分離を行って抽出残渣から抽出液(エキス)を分離抽出し、モロヘイヤエキスを得ることができた。また、得られたモロヘイヤエキスは、例えば野菜乃至果汁などの飲料原料に対して重量換算で1~80%配合することにより、粘性及び風味の点から飲み易い飲料に仕上げることができた。

出願番号 : 特許出願平5-246175 出願日 : 1993年9月7日
公開番号 : 特許公開平7-70208 公開日 : 1995年3月14日
出願人 : 協同乳業株式会社 発明者 : 大石 一二三 外3名

発明の名称 : モロヘイヤ粘性多糖体の製造法

【目的】 シナノキ科のモロヘイヤの葉、茎及び全体から抽出された粗粘性多糖体の色素や臭い原因物質を除去することにより、化粧品や食品等に広く利用されるようにする。
【構成】 シナノキ科のモロヘイヤの葉、茎及び全体から抽出された粗粘性多糖体とキレ-ト作用を有する有機酸又は塩とを共存させることにより、粘性多糖体に結合している色素や臭い原因物質を遊離させ、分子量差によりこれらを除去する。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。