中国の湖南中南大学はオーストラリア・シドニー大学国立膵島移植センターと協力し、最近、肝動脈を通してブタの膵島細胞を移植する方法で2人の1型糖尿病患者を治療し、それぞれ重複移植(2回目)と新規移植の研究を行い、1人の患者でインシュリンが短期間離開し、1人の患者で顕著な改善が得られるという成果を収めた。
4月22日、中南大学で開催された中国国際異種移植臨床研究高級セミナーで、元ノーベル生理学・医学賞審査委員長のカール・グロス教授、国際異種移植協会会長のアンソニー・アペックス豪メルボルン大学教授ら内外の専門家は、中南大学湘雅三病院細胞移植・遺伝子治療センターによる、肝動脈を通したブタ膵島細胞移植の臨床研究の成果を高く評価した。専門家たちは、世界の同分野の先端研究に属する技術としている。
同センターの王維、莫朝暉、朱晒紅3教授は早くも1998年、大量の動物実験による基礎研究を行った後、シドニー大学国立膵島移植センターと協力して、肝動脈を通したブタの膵島細胞移植の基礎研究と臨床研究を行うとともに、1999年から、自主開発した微創介入方法と独自に研究した異種膵島細胞移植の免疫拒否(拒絶反応)治療プランを使って、中国国内の1型糖尿病患者20人に単一回のブタ膵島細胞移植を行い、うち18人の病状にめだった改善がみられた。その中の1人の農民患者は身の回りのこともできなかったが、治療後は出稼ぎに行けるようになった。追跡検査の結果、これらの患者にはいずれもブタ病原
性のウイルス感染の形跡はみられなかった。最近行われた重複移植患者の病状にも顕著な改善がみられた。 (長沙4月22日発新華社)>>中国週報(第228号)
4月22日、中南大学で開催された中国国際異種移植臨床研究高級セミナーで、元ノーベル生理学・医学賞審査委員長のカール・グロス教授、国際異種移植協会会長のアンソニー・アペックス豪メルボルン大学教授ら内外の専門家は、中南大学湘雅三病院細胞移植・遺伝子治療センターによる、肝動脈を通したブタ膵島細胞移植の臨床研究の成果を高く評価した。専門家たちは、世界の同分野の先端研究に属する技術としている。
同センターの王維、莫朝暉、朱晒紅3教授は早くも1998年、大量の動物実験による基礎研究を行った後、シドニー大学国立膵島移植センターと協力して、肝動脈を通したブタの膵島細胞移植の基礎研究と臨床研究を行うとともに、1999年から、自主開発した微創介入方法と独自に研究した異種膵島細胞移植の免疫拒否(拒絶反応)治療プランを使って、中国国内の1型糖尿病患者20人に単一回のブタ膵島細胞移植を行い、うち18人の病状にめだった改善がみられた。その中の1人の農民患者は身の回りのこともできなかったが、治療後は出稼ぎに行けるようになった。追跡検査の結果、これらの患者にはいずれもブタ病原
性のウイルス感染の形跡はみられなかった。最近行われた重複移植患者の病状にも顕著な改善がみられた。 (長沙4月22日発新華社)>>中国週報(第228号)