イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

黒いバラバラⅡ

2010-05-25 00:02:06 | 朝ドラマ

昨日の記事タイトル(の一部)『~黒いバラバラ』と言えば、今週はむしろ井坂先生(檀臣幸さん)(@『仮面ライダーW(ダブル)』)。“お焦げ炭化”みたいに見事に黒変して散りましたな。

 フィリップ(菅田将暉さん)は「メモリの過剰使用のツケ」と解説してくれましたが、濫用の副作用で全身に癌細胞のように生体コネクタが増殖、食い尽くされてしまったよう。数々のライダー変身現場に立ち会い、強化フォームもガジェット降臨も見慣れている亜樹子所長(山本ひかるさん)はともかく、シロウトの凪ちゃん(和川未優さん)まで黒変現場に居合わせて、後で夢でうなされたんじゃないかな。

 まぁ、強力敵キャラではありましたが、登場のっけから病んでる雰囲気だったし、琉兵衛お父さま(寺田農さん)にとって代わってのラスボス昇格展開も考えにくかったので、いずれどこかで照井竜(木ノ本嶺浩さん)=アクセルに宿願の仇を討たれてエンドなのだろうなと予想はしていましたが、36話かあ。意外と早めのお別れでした。

35話で、昔、生命の意味を探求すべく医師になるも答えが出ず飲んだくれてるところ、偶然琉兵衛さん=テラードーパントの恐怖の力を目撃、その虜となってメモリに溺れて行き…という経緯も語られたので、退場の予感はしていましたね。悪役さんが、こういう“怪物化の、微量同情の余地ある動機”を劇中、披瀝すると、おおむねさよなら近しです。

「アナタのカラダを見せて(=診せて)ください」「あぁ、早く(メモリを)挿したいぃ」など数々の名セリフで、日曜朝のお茶の間を独特の空気にひたしてくれた日本一のキモエロ担当。意味わかんなかったトレードマークのコウモリ傘の所持目的もやっと明らかになったばかりだったのに。キス未遂。冴子さん(生井亜実さん)もすっかりその気顔だったのに。この世に生まれてきた意味、その答えかもしれないものは、思いがけず目の前にあったのに、気がつかないまま逝ってしまわれわけです。青い鳥の皮肉。青いケツ割れ壊れ…じゃなくてケツァルコアトルス。

それにしても男運のないお姉さま。ちょっと脱線。

気がつけば『W』もあと放送ざっと3ヶ月を残すのみですが、あれかな、霧彦さん(君沢ユウキさん)みたいに井坂先生の妹がトライアルにリベンジ参戦、回想シーンで先生新撮再来…なんてことはないかな。“妹だらけ”のドラマになってしまうか。

『ゲゲゲの女房』には少女漫画家の卵・はるこ(南明奈さん)が突進襲来。グラビア小悪魔アッキーナがベレー帽に格子縞ジャケ。わはは、まだプロの漫画家になれると決まったわけでもないのに、やっぱり絵描きはベレーか。『W』のハーフボイルド翔太郎(桐山漣さん)と同類項で、はるこさんもカタチから入るタイプと見ました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする