『お試しかっ!』“AniコレSummer Special”(28日23:15~)、わはは、やっぱり杉浦太陽くんは無敵だなあ。浴衣美人。
そもそも『ウルトラマンコスモス』の主役としてグラフで初めて見たとき、「ネコ科の女の子っぽい顔の子だなあ」と思いましたもんね。あれから7年ちょっと経ち太陽くんも20歳から27歳、一児のパパにもなりましたが、アゴとか首が太くなる、頬が削げて頬骨が出る、肉が落ちた分皮膚が余って凹みジワができる、あるいは逆に酒太り顔で“肉ヒダ”が出るなど、男っぽい方向に顔が変わっていってない。前回披露したシブヤ系はちょっとアタマ空っぽげな可愛さだったけど、今回のポニーテール浴衣ギャルは、月河も男なら誘いたいと思ったもの。
太陽くんのこの企画王座はしばらく揺るがないんじゃないでしょうか。企画の性質上どうしても、ヘアメイクさんの技術を駆使してこってりコテコテ作り込んだ出場者が多い中、太陽くんはかなり塗ってても楚々とした感じがある。長身・大柄だったり骨太な女性、派手めな顔立ちの女性には日頃から悔しいことなのですが、“楚々”をこそ女の子っぽさ、可愛らしさと捉える向きはやはり根強いですからね。
ちょっとキツくない?と思った城咲仁さんの松嶋菜々子風、山崎邦生さんのPerfume風が3位・4位と健闘して、いい雰囲気に見えた河相我聞さんの岡田奈々風が6位にとどまった理由はなんとなくわかる気がする。美しさを競うと言っても、結局は“女装似合い度”比べですからね。素ではヴィジュアルが女顔に見えても、河相さんは早くにデキ婚してしっかり隠していたように、基本的には男性ホルモンの人なんだと思う。こういう、内からにじみ出るものに、美容学校でその道の仕事を目指すような若い女性たちは敏感ですね。
邦生さんは、メイクルームで自分でも言っていたように、数々の汚れ仕事での女装経験の厚み、“女装”をネタとして消化できるテクニックで一歩先んじた。「安心して笑える」というやつですな。城咲さんはモデルウォーキング特訓の成果を強調していましたが、デコルテを露出するドレスなんか着るとどう考えても喉~アゴの線が男顔そのものだし、要するに観客女心のツボ(=男性タレント、特に色モノに自分よりキレイになってほしくない)を捉えるのが巧みだったということでしょう。
番組としては実況席タカの「(太陽くん「前回のなだぎ武さんの浴衣には勝ちたかった」に速攻で)キツネのお化けだったもんね」(←しかもコレを言うためにわざわざ立ち上がって)、「(前半ワースト3決定したザ・たっち、麒麟川島、スピードワゴン井戸田のモニタールームに)少年サッカー見に来たお母さんがいますよ」に笑いました。タカもトシと同じくらい“見立てツッコミ”がうまいね。
もっと驚いたのはコメンテーター役のSHEILA(シェイラ)さん。何年か前に『さんま御殿』だかで初めてしゃべってるところを見たときは失礼ながら「梨花を上回るアホハーフ来ちゃった」と思った…イヤ本当に思ったの!ごめんなさい!要するに日本語がちょっと不自由なだけなのね。スタイリングとか衣装コーデ、メイクポイントにまでしっかりチェックを入れていて、プロフィールを見ると必ずしも専業モデル出身ではないのにとても博学で流行感覚も鋭い。浅黒彫深ラティノ系ヴィジュの女性好きな日本人男子は昔から多いですが、彼女はきっと同性からの支持が多いでしょう。
太陽くんの浴衣の立ち振る舞いの女の子らしさを褒めたあと「ホントは…コレ(←おネエ手)?」がよかったね。見る人が見たら、逆に髭黒マッチョ隆々でも“ソッチの匂い”は嗅ぎつけるものなんだけど、SHEILAさんはわからないんだ。そこがまたいい。