イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

やっぱり日本がいいか

2008-07-10 20:52:31 | 四季折々

高齢家族のひとりが腸に問題があるので、普段自腹で買ってくることはないのですが、旬のサクランボ佐藤錦(さとうにしき)、ドンと戴いちゃいましたよ。腸にも歯にも内臓にも問題ないヤツら狩り集めて、おすそ分けもできるだけして、何が何でもナマで食べきるぞっと。

“佐藤錦”って品種名、“お砂糖のように甘い”から命名されたのかと思ったら、本当にその意味もかけてあるそうですね。もちろん本スジは山形県東根市の、大正時代の果樹栽培創始者・佐藤栄助翁に由来する命名らしいですが。

こういう、固有名詞由来の命名をいろんなところで見るたびいつも何かしら思うのですが、このサクランボに関しては本当に生みの親が“佐藤”さんで良かった。

“塩田”さんや“辛島”さんだったら、そっくり品種名に冠されることはなかったでしょう。

まぁそんなことはどうでもよろしい。お膝元山形に比べて収穫時期が遅くじっくり楽しめると言われる当地でも、貯蔵のきかないサクランボは初夏のいまだけの華。余ったらジャムにしよう、生地手作りしてタルトに焼こうなんてスイーツな夢見たのはだいぶ前の話。今年はすでに蒸し暑くてその元気がない(情無)。

何が何でも食べきる。食べきるったら食べきる。少々、お腹が緩くなっても構うものか(汚)(←意地が)。

佐藤と言えばいまや『白と黒』の佐藤智仁さんです(抉付)。この枠には葛山信吾さん、要潤さん、松田悟志さん、半田健人さんと数々の“仮面ライダー”OBが来演しましたが、今作の佐藤さんがいちばん“onバイク”シーンをサービスしてもらっていますな。

研究所の苦境を救う一助にと、痛い目を省みずヤクザ街金に借りた300万円、「どうせいかがわしい汚れた金」と父である桐生所長(山本圭さん)ににべもなくはねつけられて痛さ2倍。

『仮面ライダー』シリーズは毎作、物語の基調低音として“選ばれた者ゆえの痛み”があるので、複数ヒーローの中で必ず1キャラ“痛そがられ”役、“やられ萌え”担当がいるのですが、『カブト』でそれ担当だった佐藤さんを、今作、聖人役に抜擢したのはなかなか慧眼です。

そういう趣味のない月河でも、聖人のアザ顔、唇切れ顔はちょっと“来る”。

聖人を尾行して研究所まで来て、所長の不興を買う原因になる街金の社長の手下がまた『電磁戦隊メガレンジャー』(97年)メガシルバーの金井茂さんだったりするから油断がならない。

研究所の存亡がかかった目下の焦点“東谷の土地”も、所長が所運を賭して研究中の植物“セフィロニウム”も一度も画面に登場しないなど、依然狭くて観念的で具体性の薄いお話ではありますが、隅々は妙に丁寧で凝っていて、副流水の水音も聞こえて、やはり目が離せないのです。

コメント
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