イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

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2008-07-06 00:02:42 | 夜ドラマ

髪がだいぶ伸びてきたので、NHK朝ドラ『瞳』で榮倉奈々さんがときどきやっている、後ろ頭頂部にツイストパン立てたみたいなヘアスタイルにしてみようと思い、束ねてネジっただけじゃなくてUピン芯にしたりしてどうにかそれっぽくなったのですが、思いっきり不評(落)。

長さは足りても髪の量とコシ、あとツヤ感が全然足りないし、何より、前から見たときのツイストパン部分のサイズに比べて、顔が殺戮的にワイドでビッグ(←金融債か)(凹)。三面鏡でサイドからもチェックしたら、頭蓋骨の形状からしてもなんかえらくヘン(没)。

こういう、頭部の輪郭が360°剥き出しの髪型は榮倉さんぐらい顔も頭も小ぶりじゃないと無理ですな。

…月河の場合、そもそも年齢が大ぶりだしな(崩)。

ドラマのほうの『瞳』は勝太郎お父さん(西田敏行さん)、骨折完治して退院していたんですね。とにかく負荷が重量級なので、このまま介護問題に発展していくのかと思ったんですが、元気に本業の洋品店にもいそしんでいてまずはよかった。階段にゴムの滑り止めは、逆に足をとられることがあるから要注意ね。

先住民族酋長風の、白髪混じりロン毛にバンダナ、大ベテランに失礼ながら、お世辞にも涼しげとは言えないヴィジュアルの西田さんじゃちょっとミスキャストじゃない?と初めて見たときは印象よくなかったものの、やはり『白い巨塔』『華麗なる一族』で孤独な主人公の良き援軍役をよくしてきただけあって、要所要所では西田さん、見事にジンと来させる。将太(中村咲哉くん)の実母が帰ってきて引き取りたがっている、さあどうする?という局面での6日のお風呂の場面は、風呂場の外で聞き耳を立てる瞳とともに、思わずじんわり涙した人も多かったはず

リアル里親家庭を遇する現場もこんなんだったらいいなと思えるくらい、児童相談センターの職員たちにお役所的冷たさがまったくなく、全員親身で熱心に描かれているのもこのドラマの気持ちのいいところですね。実態がこの通りであるわけがないけど。国営放送局の里親制度PRがまずありきの政策プロパガンダドラマですから当然と言えば当然ですが。東映特撮界ではヒーローから悪役、参謀役まで幅広くお顔を見てきた春田純一さんが、まじめな公務員としてやはりお子さんたちの味方になっているのが微笑ましい。

里親担当ベテラン職員役の近藤正臣さんは、むしろ里父の勝太郎役が演りたかったのではないでしょうか。て言うか、勝太郎役が近藤さんヴァージョンの『瞳』ってなんとなく観てみたいんだな。調べると近藤さん42年生まれ66歳。47年生まれ60歳の西田さんより5年上ですが、20歳の孫=瞳のお祖父ちゃんでまったく問題ない。と言うか、29歳で詰め襟の高校生に扮した『柔道一直線』の伝説がいまだ残る近藤さんですから、少々の実年齢⇔役年齢のギャップはなんとでもなるでしょう。

月河以上に長年朝ドラとはご無沙汰なはずの高齢家族が今作熱心に観ているのは、東京・月島や佃、築地の風物もシンパシー要素のひとつらしい。やはり朝ドラの人気・不人気は舞台となるローカリティの選択、と言うか回り番も関係してきますね。

ヤッコさんたちが人物設定について、訊く相手がいないもんだからやたらコッチに訊いてくるため、ネット環境になって初めてNHK朝ドラの公式サイトにアクセスしてみましたが、人物相関図に先週の大阪お好み焼き軍団が載ってませんな。KENさん(EXILEMAKIDAIさん)RAYさん(香子さん)を「兄を自殺に追い込んだカタキ」と敵視するカズさん(滝裕可里さん)がカッコ可愛かった。最終的には思い込みが解けて瞳たちとフェアなライバルになって行くにしても、公式に載せちゃったらお手盛り感が出るから載せないのかな。

滝さんはぜひあのツラダマシイを活かして特撮ヒロインに来てほしい。明眸皓歯。身体のキレもよし。松本莉緒さんにも、小沢真珠さんにも似ている。人気沸騰間違いなし。その後は東海昼ドラに(以下略)。

今日(5日)放送では瞳母・百子(飯島直子さん)の部下として、99年の朝ドラ『すずらん』の竹次郎こと大柴邦彦さんの顔も見えました。社名が“すずらん化粧品”っちゅうのもご愛嬌。クレジットでは“大柴隼人”になっていて、調べると06年に改名された様子。『白と黒』出演中の佐藤祐基→佐藤智仁さんといい、ちょっと前の『牙狼』の小西大樹→小西遼生さんといい、読みだけ変えた『仮面ライダー剣(ブレイド)』のギャレン天野浩成(ひろなり→こうせい)さんといい、ヒーローOBは改名プチブームか。

『すずらん』後、昼ドラで02年『新・愛の嵐』の復員後復讐の鬼となった猛(要潤さん)の手下役、03年『愛しき者へ』のヒロイン婚約者でまじめ過ぎて自滅する役としてお見かけしていましたが、いまだに忠実子分キャラが似合う大柴さんはある意味すごい。調べると月河が朝ドラ以上に疎遠にしている大河ドラマでもかなり重要度のある役で出演歴を重ねておられ、“エロ”や“不道徳”“退廃”がご法度なNHKに、いちばん重宝され向いているタイプの俳優さんかもしれない。

今般の『瞳』も、瞳と異性を意識しているのかいないのか微妙な元ヤンキー・勇蔵役が安田顕さんでなく大柴さんだったら…とつい想像してしまいます。

コメント
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