イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

こんなにもオレンジ

2007-07-19 21:20:52 | スポーツ

 わはは、話題にした途端完敗しちゃったね、日ハムファイターズ。

 大体こんなもんです。月河が勝負事で何か贔屓がいるときは、リアルタイムで観戦・応援しないことが一番の勝利方程式、というジンクスがあるんです。熱入れて観始めたら、それを合図のようにして、野球もサッカーも格闘技も、選挙もみんな負け街道。

 だから競馬では、なるべく特定の馬やジョッキーさんのファンにならないように、投資したレースをやむを得ずリアルで観る場合は、数字か、おカネの束が走っているつもりで観るよう努力しているほど。

 別に贔屓というわけではないけど、一応地元代表なんで勝ち続けてほしいと思っていた高校野球の駒大苫小牧なんかは、3年間、愛をこめて無視し続けて、3年めは引き分け再試合の2日間まで無視し続けたんだけど、最後の最後に中心街の街頭大型液晶TV前に立ち止まったのが運の尽き、あのハンカチ野郎…いやその、王子の学校に負けちゃった。

 このブログを開設したのが昨年の10月でしたから、日ハムファイターズ、その頃は大勢決していました。今年も、ここで積極的にシンパシーこめては書かないという方針で行こうっと。

 「後半戦も首位キープしようなんて守りに入らないで、全員が挑戦者の気持ちで頑張れ…なんてこたぁクチが裂けても、キーボードが爆発しても書かないぞっと。

 『金色の翼』第14話。昨日、槙襲撃を姉に思いがけず止められて大荒れの玻留、泥酔してバスタブで溺死寸前を救出され意識を取り戻すと、思っていた以上にお姉さんラブな淋しがりやの男の子の本性を見せてしまいました。

 「夢の中で、昔姉さんと一緒に見上げていた雲の上に乗ってた、いつの間にか姉さんがそばに居なくなって、慌てて捜そうとしたら、雲から落ちた…」と述懐するところは、『美しい罠』で熱を出し類子に徹夜看病されたときの恒大さんそっくり。この姉弟、なんか室内2人きりのショットが妙に色っぽいですよ。実は血縁のない“愛し合ってもいい関係”>『紅の紋章』)(嘲)かな。

 イジったり反撃したりさんざんやり合ってた玻留を、一転心配して見舞う玖未も、相手が弱っていると見ると素直になって、今日はとても可愛かった“オレンジ”が人生における甘美なもの、快楽の象徴として使われるのも『美罠』からの伝統ですね。「不破家の財産をあなたが半分相続し、私がその半分を戴く」と1話で槐が類子に切り分けて見せていた。

 状況はひそかに、理生がリードする流れになっています。「(修子さんとの恋愛ゲームに勝利してカネと自由を得る)その日が来るまで、あなたの魂は私が預かっておく」と槙にグッサリ深い深い五寸釘を刺しました。

 先立つ昨日13話、理生が「伯母さんの養女になったからって、槙と結婚できなくなるわけじゃないしね。」と当然のようにサラッと言ったときの槙の顔ったら“結婚”という本身の刃(やいば)がサヤ払われた怖さを、槙は初めて知ったんじゃないかな。いま熱望し、目指している自由には、いまのやり方で勝ち取ろうとし続ける限り、理生との結婚という新たな枷(かせ)が付録のように付いてくる。枷であるということに気づいたのも、これが抜き打ちの出会いがしら。

 「アナタは飛びたいと思わないの?」「私が欲しいのはあなたと生きる自由だけ」なんて見つめられて、その場しのぎ兼欲望の捌け口にキスハグしてるうちに、抜きも差しもならない袋小路に追い込まれてしまったことに、ぼつぼつ気がついてきたのではないでしょうか。

 理生、養子縁組披露パーティーで着ていたドレスは文字通り“金色”でしたね。

 島を出、借金を完済しても、槙にすがり執着する限り、本当の“自由”は得られないことに、理生もどこかで気がつかないと。

 ところで、オレンジと言えば、最近は『わたしたちの教科書』主題歌『Water me』が頻繁に聴かれるBonnie Pinkの、95年のデビュー曲『オレンジ』を思い出します。当時地元FM North Waveのメガプレイ曲になっていて、10年以上過ぎたいまもクリスマスシーズンが近づくと聴きたくなり、実際、オンエアでもリクエストが急増するようです。

 玖未ちゃんが一生懸命玻留くんのために剥いてあげようとして果たせず床に転がったオレンジを見ていると、クリスマスとは真逆の時季ですがまた聴きたくなりました。

 “情熱”“落日の前の一瞬の輝き”をイメージさせるアイテムでもあります。『金翼』では今日はジュースになって終盤のパーティーでも玖未と玻留に飲まれていましたが、次はいつ登場するか。

コメント
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