↑ 蔵王国定公園領域の神室岳(山形神室)の稜線
↑ 左右が富士山状の雁戸山(神室岳とともに稜線は宮城県との県境をなす)
↓ 西蔵王の龍山 蔵王温泉と蔵王の主峰熊野岳は背後のため見えない
今年は“音楽の神童”ことモーツァルトの生誕150年を記念する催しや事業が世界中、日本中で目白押しである。
彼の生誕地であるオーストリアのザルツブルグは人口が約15万人だが、世界的観光地でもあり、多くの観光客はモーツァルトの面影を求めて訪れる。だが彼自身は故郷に好感情は抱いていなかったらしい。それでも現代のザルツブルグはモーツァルト様様であり、むろんヨン様どころではない。
また、ザルツブルグはチロルアルプスの入り口のゆえに自然景観にも優れ、歴史的街並みも多く、確かに第一級の国際観光都市ということができよう。
だからわざわざでもザルツブルグまででかけてモーツァルト音楽を鑑賞したくなる気持ちもわかる。だが、日本国内でも鑑賞に相応しい場所は少なくなかろう。
例えば、山形市の東部に連なる県境の山並みを眺望しながらの鑑賞もお勧めしたい。優美にして雄大な山並みの曲線とシルエットの大パノラマはそれ自体がモーツァルトのシンフォニー、例えば『ジュピター』を思わせるものであり、ラジカセなしでも音楽が聴こえてくるような眺望である。
※ 写真はいずれも霞城セントラルの展望室より
山形市の姉妹都市のキッツビューエル市は西方すぐ近く