山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

失われし山形の建物(8)蔵王高湯の木造旅館街 

2006-01-05 21:27:48 | 建物



 今日は午後晴れ間が見えたので蔵王温泉に出かけた。スキーもやらず、温泉マニアでもない自分が厳冬期の蔵王に出かけるのは同じ山形市内に住みながらそれこそ○十年ぶりのことである。その目的は、我が家に残る明治期(多分恐らくperhaps,maybe)の蔵王温泉街(当時は蔵王高湯)の写真の面影探しのためであった。
 だが、面影はほとんど失われ、わずかに緩やかに曲がりくねった細い街路だけが昔ながらの温泉街の風情を残していた。市街地とは標高差で800mも高地なのに路面に雪がないのは温泉水利用の融雪道路だからである。むろんすぐ近くのスキー場は近年にないgood conditionで小中高生や大学生らで賑わっていた。さすがに高地。やはり格段に寒い。
 それにしても風情、風格は格段に明治期の方が勝ると私には思えるのだが、皆さん方はどうお思いか。やはり耐火耐震構造の方も重要だというのももっともなことではあるのだが・・・。
コメント (2)
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