山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

山形の蔵 旧市街北部(3)

2007-02-28 23:02:11 | 建物
黒壁の土蔵を山形でも見つけた
 山形の蔵は概して“色白”なのが多い。色白でなくても、黄土色の土壁のものも少なくない。だが、壁面のほとんどが黒いのはほとんどみかけない。
 それでも山形でもとうとう黒壁の土蔵を見い出すことができた。だが、少々残念なことに公道に直接面していないので、ゆっくりと眺めることはできない。垣間見る程度で我慢するしかない。でも、瞬間的に見るだけでも、風格充分な蔵である。

※ 再読お勧めの最近の記事(↓タイトル名をクリック)
  ○2月19日「世界一有名な日本女性「おしん」の生家」
  ○2月16日「一晩の降雪5千万円なり」
  ○2月9日ー10日「美術館のようなE氏邸座敷蔵」

※ 2005年の記事は3月以降、順次削除します。
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『不都合な真実』と我が街の“黄禍論”

2007-02-27 23:38:47 | 街づくり

 
 昨日アカデミー賞の発表があり、我らのヤマトナデシコ嬢は助演女優賞には輝かなかったが、茶髪に輝いていた。『硫黄島からの手紙』も作品賞は逸したものの、多くのアメリカ国民は映画の中の日本兵の戦いぶりに“黄禍論”を甦らせるどころか、日本兵も米兵と同じ感情を持った人間であるとの認識を新たにし、一方的に日本のみを悪と断じてきた従来の太平洋戦争観を改めさせるほどのインパクトを与えたようである。
 さて、ゴア前米副大統領が地球温暖化を強く警告する『不都合な真実』はドキュメンタリー映画長編部門で受賞した。
 だが、日本人はこの映画のオスカー受賞にも拘わらず、従来の生活態度を改めるであろうか。京都議定書の調印から既に十年になるが、街を歩いてもクルマの数は少しも減る兆しが無く、増えるばかりである。これに対応するかのように、山形市の中心商店街でもここわずか一、二年の間に街並みを大きく崩した駐車場があちこちに造られ、出入り口には“黄色”が氾濫するようになった。
 これでは美女の顔のあちこちにアバタをつくり、黄色いペンキを塗りつけたようなもので、街並み景観はますます情緒も風格も品性も芸術性も何もあったものではなくなっている。まさに中心街は“黄信号”状況である。
 これがタイトルにある“黄禍論”である。

※ 再閲覧お勧めの過去の関連記事(↓各タイトルをクリック)
 ○2月8日  「今こそノーカーエヴリデーを」
 ○1月25日 「イラクでの米軍の“功績”」
 ○1月22日 「ゴア氏も推奨?地球にやさしい泥棒氏」
 ○1月8日  「交通死者大幅減少、温暖化は加速!」
 ○12月22日「硫黄島陥落から60年、国土の“品格”も陥落」
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山形の蔵 旧市街北部(2)

2007-02-26 23:51:24 | 建物
 クルマ社会にも功績。
 虫食いのように市街地に拡がる駐車場のお陰で屋敷の奥深くに鎮座する山形の蔵も通行人の目に触れやすくなったのが多い。
 この2つの土蔵もその好例。ただし、2つとも同一の屋敷のものなのか、もう一度同じ箇所に行かなければわからなくなった。
 
※ 2005年の記事は三月以降削除します。今のうちに閲覧ください。

※ 最近の記事の再読お勧め ○レトロな雪国美人の山形弁(1)~(4)(←クリック)
       ○マリー・アントワネットの時代の山形は?(←クリック)
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天気晴朗にして手足冷えり

2007-02-25 23:19:55 | 風景
 1月から2月中旬にかけては、「春は名のみの風の寒さよ」ならぬ「冬は名のみの風の温さよ」であったが、今日を含めここ三、四日は抜けるような紺碧の空にもかかわらず気温は上昇しない日が続いている。
 3月目前にしながら、今朝はこの冬最低クラスの気温で、マイナス6.6度となったが、今日も放射冷却現象により澄んだ青空が拡がる低湿度の日中となり、県境の山脈の白い稜線と山肌が殊更にまぶしかった。
 数日前は曇天で陽射しがないのにコートが不要だったのに、昨日も今日も太陽が燦々と輝きながら手足が冷え切り、部厚いコートなしでは外出できなかった。

※ 写真は蔵王国定公園内の雁戸山(標高1484M)。 手前は山形市内。高層ビルは山形県庁。山形駅西の霞城セントラルより撮影。

[閲覧の方へ] 3月以降、2005年の記事は順次削除いたします。
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山形の蔵 旧市街北部(1)

2007-02-23 23:56:00 | 建物
 山形の「蔵」シリーズ復活

粋な黒塀だが、見越しの松は見当たらない。
それでも緑豊かなお屋敷であり、土壁も粋な感じである。
旧市街地ではあるが、以前は農村的性格が強かった地域のように思える。 
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真白~き~月の嶺~・・・

2007-02-21 22:10:39 | 風景
 今朝も昨日と同じく氷点下4℃近くの寒さだったが、日中はついに10度を超えた。
 昨日は東の奥羽山脈の白銀を紹介したが、今日は市街地の西北に雄姿を見せる出羽三山の最高峰、月山(1980m)をお目にかけたい。
 下界、人間界の汚濁をすべて吸収してくれるような白さと円やかさである。
※ 写真は1月1日に撮影した月山。手前の丘陵の雪は現在ではほとんど消滅。

[読者の皆さまへ] このブログのデータ量が多くなったのに伴い、管理画面(投稿画面)の動作が重くなっているので、2005年の記事と写真を来月以降順次削除いたします。まだ05年の記事を閲覧していない方は早めに閲覧ください。
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県境のホワイトピラミッドが冬の証し

2007-02-20 22:09:55 | 風景
 今日は抜けるような青空が広がり、日中は気温も高まってコートを脱いで街を歩いた。
 通常なら今なお厳寒期だが、雪の無い日常に慣れて、現在が冬であることを忘れるばかりのようである。市街地はむろんのこと、近くの里山にも冠雪は見られない。だが、さすがに奥山には夕陽を受けた白い稜線が紺碧の天空にまばゆく輝いていた。

※ 写真は駅前大通りから望める雁戸山(蔵王連峰北部分)のピラミッド状の山頂部。

[読者の皆さまへ] 当ブログのデータ量の増加に伴い、管理画面(投稿画面)での操作が重くなったので、3月以降2005年の記事を順次削除します。まだ05年の記事を閲覧されてない方は2月中に閲覧ください。
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世界一有名な日本女性「おしん」の生家

2007-02-19 20:55:05 | 建物

 今日のNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」では昨週に続いて「おしん」のロケ地であった西川町に鶴瓶師匠と関根勤さんが訪ねるところが放映された。
 「おしん」の山形県内におけるロケ地は他に数箇所挙げられるが、山形市にすぐ隣接している中山町の山間部には“生家”が今も地区の人たちで立派に保存されている。
 むろん、おしんはドラマ上の人物であり、歴史上の実在人物ではない。だが、彼女の名前は恐らく日本女性として最もよく世界中に知られているのではないか。
 この“生家”はロケが始められる直前は過疎による廃村の中の今にも崩壊しそうな無人の廃屋であった。夏でも“昼なお暗き”こんな山深い所ながら、かつては人々は生業にいそしみ、生活文化を守り通してきたのである。

 ※ 写真は「おしんの生家」 05年6月に訪問。訪問者記帳ノートには著名な格闘家の氏名が記されていた。冬の生家と内部←クリック
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山形の婆ちゃんたちモノクロに泣いた

2007-02-17 23:13:46 | イベント
 山形国際ドキュメンタリー映画祭の第10回目は今年の10月に開催予定だが、そのプレイベントとして世界の映画史上でも評価の高い日本映画の巨匠、故成瀬巳喜男監督の作品4本が今日一挙に上映された。
 上映されたのは『浮雲』『乱れる』『娘・妻・母』『おかあさん』で、1952年から1964年にかけての作品。うち3本はモノクロで、最近の鮮明なテレビ映像に慣れた目には“雨降り”が多いレトロな画面は見ずらいものの、いずれも飾り気のないドラマの展開に古き良き時代の日本人の原型を見る思いをした。
 画面に登場する美しい女優さんたちはいずれも存命ならば70代から90代になっているはずで、仏教の“諸行無常”が実感できるが、今回の観客の多くも昔々(言い過ぎ?)の“山形美人”たちで、銀幕においての若かりし時代の蘇りに感動の涙を止められなかったようである。
 今日の観客たちが10月の「哲学的内容?」の映画祭にもつながってほしいものである。

 ※ 写真は『乱れる』の一シーンより。二人は高峰秀子と加山雄三。バックは銀山温泉(←クリック 当ブログ8月9日の記事参照)
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一晩の降雪 5千万円なり

2007-02-16 23:04:59 | 街づくり
 昨晩からの降雪で山形市では今冬ようやく第2回目の一斉除雪車出動がなされた。
 今冬は稀にみる暖冬と少雪のため除雪車の出番が少なく、市財政厳しい折、除雪委託費が大変な節約になっていたところである。
 ちなみに除雪車の一斉出動があると山形市の場合平均約5千万円の出費になるという。だから10回で5億円にもなるが、昨年度はこの回数を上回っている。
 しかも多雪はクルマ通行を渋滞させて二酸化炭素を余計に排出させるだけでなく、除雪車の出動自体も大量の二酸化炭素を排出する。つまり逆を言えば、暖冬と少雪はクルマ通行をスムーズにさせて除雪車の出動を少なくするだけでなく、家庭や事業所の暖房をも弱めるので、暖冬は地球温暖化を抑制し、かつ自治体財政にも余裕を与えるということになる。

 ※ 写真は昨年の冬の道路状況。除雪された雪は車道と歩道の間にうず高く積み上げられた。ここの歩道は地下水利用で融雪されている。せっかくの融雪歩道なのに、なんと歩行者が少なく、クルマだけは多いことよ。
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