山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

文翔館・・・お偉いさんが通った

2006-06-30 07:04:29 | 建物
         
                     
 
 旧山形県庁舎と旧県議会議事堂をつなぐ渡り廊下。ここを県の幹部や県議会議員たちが大勢行き交っていたのだろう。
 向こう側に見える裁判所と市役所の建物も以前はかなり風格があつたが、現在のはただの四角な箱になってしまっている。

 今日は年の半分の終わりの日。後半の半年との間をつなぐ日だ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文翔館・・・旧山形県議会議事堂(3)

2006-06-29 07:03:35 | 建物
ここでも地震の不安が・・・

これは旧県議会議事堂の側面。レンガの壁面が美しい。
ただし、修復の際、原状にはない大きな素材が数多くこの壁面に加えられている。それは耐震補強のための「く」の字型の黒色の支持柱である。
修復工事が始められたのは昭和61年だから、阪神大震災よりもだいぶ前であり、ましてや今日世間を動揺させている大規模建造物の耐震構造偽装事件よりもはるか以前のことである。
それでも歴史的に大きな地震の少ない山形でも歴史的建造物の修復保存に際して原状にそぐわなくとも「耐震補強」の必要性が強く叫ばれたことを物語っている。
「先見の明」があったというべきか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文翔館・・・旧山形県議会議事堂(2)

2006-06-28 07:30:53 | 建物
 これが現在「議場ホール」と呼ばれている旧県議会の議場だった所である。
 大正時代から昭和の前期までは正面に議長が座して、重々しく「ただ今からぎず(議事)をはずめ(始め)ます。」と議事開始を宣言したのであろう。
 現在は、堅苦しい会議などよりも、音楽会や結婚式、舞踏会などの多目的用途のため広く県民の利用に供されている。
 舞踏会の参加者の中には凄くあでやかな衣装につつまれながらも山形訛り丸出しの女性セレブもいるから楽しくなる。
 万歳! 山形鹿鳴館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文翔館・・・旧山形県議会議事堂(1)

2006-06-27 00:03:26 | 建物
文翔館というと、まずは旧山形県庁舎の荘重で冷厳な姿を思い浮かべるが、むろん、この旧県議会議事堂も文翔館に属する。でも、この文翔館の中で見学者が一番目を見張り感動するのはこの議事堂の内部、特に議場ホールであろう。
 その議場ホールについては次回のお楽しみということにさせていただきたい。
 外観については、県庁舎と大きく異なり、ソフトな感じがする。
 旧県庁舎と同じく大正前期の建造で、国の重要文化財である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやぎの明治村で留置所入牢

2006-06-26 07:22:54 | 建物

  ↑ 国指定重要文化財 旧登米高等尋常小学校校舎(明治21年建造)
     ↓ 宮城県文化財 旧登米警察署庁舎(明治22年建造)

 8人のグループで隣県の北部まで高速バスを乗り継いで出かけた。
 途中、北上川のゆったりした景観を楽しんでいるうちに目的地に着いた。
 ここは現在の登米市(とめし)内の旧登米町(とよままち)という呼び方のややこしい所である。明治時代の洋館がいくつか保存されており、「みやぎの明治村」と呼ばれている。
 旧学校校舎には大昔のお嬢さん方が大勢訪れて「ナヅガスイごど!」と茶色い声を張り上げていた。
 旧警察署の奥には明治時代の留置所が復原されており、1,2分だけだが、生まれて初めて入獄してみた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芭蕉が通った道筋で実る赤いダイヤ

2006-06-24 22:44:09 | 風景

  ↑ さすが「赤いダイヤ」と呼ばれる桜桃(さくらんぼ) 
      ↓ さくらんぼ狩りは初めてという首都圏からの若い観光客たち


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢者の鏡

2006-06-23 20:48:01 | Weblog

           
 このメンゴコイ(愛くるしい)姿。でも明らかに見てくれよとばかりのアクロバット的な姿勢である。
 梅雨のさ中の蒸し暑い日が続く最近はここ階段の所がお好きなようである。というのも2階の窓から入る風がこの階段を駆け下りて1階の窓から抜け出るから涼しいためである。
 上の写真は前日の夜だったので、撮影の際のフラッシュに驚いて素早く階段を駆け登ったが、その機敏さは可愛らしい容姿とともにとても“ご老体”とは思えない。見た目は青年のような溌溂さ。でも既に満14歳。人間ならばとうに70歳は超えているだろう。しかし当家の“最高実力者”の地位は微動だにしないし、むろんこの家ではなくてはならない存在である。まさに“高齢者の鏡”である。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地球温暖化推進施設(4) 東北芸術工科大学

2006-06-22 23:20:27 | 建物
 山形県内の公共的施設にはピラミッドが頭に手拭いを載せたような現代建築が多い。雪深い山形県の農村民家を表現した県内在住の建築家による設計が多いからでもある。
 その中でも東北芸術工科大学のメイン館は代表的なものであろう。
 夜間にライトアップされるとなかなか見応えがある。そして、かなりの高台にあるから、山形盆地と市街地、そして月山、朝日連峰の眺望も抜群である。
 しかし、高台にあるということは中心市街地からはかなり離れた所に位置しているということである。それゆえ、教職員は申すに及ばず、かなり多くの学生も自家用車で通勤、通学しており、大学当局は駐車スペースの確保に苦慮し、学生には自家用車通学の自粛を勧めたいようである。
 むろん、中心市街地と結ばれた乗り合いバスも運行されている。だが、本数が少ないから、さほど便利であるとはいえない。
 この大学は市民にも開かれた大学として、市民の出入りも多い。特設の能楽堂では薪能なども演じられ、多くの市民が観劇に訪れる。だが、やはり交通の便が悪いから、結局ほとんどの市民はクルマでかけつける。
 背後の西蔵王龍山の陰の蔵王温泉からは硫黄の臭いがたちこめているが、こちら側からは二酸化窒素、二酸化硫黄、そして二酸化炭素があたりを覆っている。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしき山形の建物 (7) 和風ホテル

2006-06-21 23:59:54 | 建物
 一昨日の記事の池の庭園は、この2つの対照的な建物の裏手にあった。木立が建物の上に突き出しているのが見える。
 解体前まではともに「教育会館」の名で使われていた記憶があるが、右手の建物は創建からしばらくは和式ながらホテルの名を称していた(「山形ホテル」という名称だったような気もする)。七日町に現存する老舗料亭系列のホテルであった。
 やはり裏の庭園の眺めが評判であったと伝えられている。なにしろ、この庭園の起源は山形城主秋元公の山形転封に伴い建てられた寺院の庭であったから、由緒ある庭園であり、確か最近壊される時にあった池庭よりもずっと広大であったから、当然であろう。
 この和風ホテルは戦後しばらくしてから何年間か「教育会館」という名のユースホステルとして営業されていたこともあったが、この写真の2つの建物も、そして庭も既にすっかり失われている。
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

W杯、日本が逆転!・・・・金髪と黒髪

2006-06-20 07:20:25 | Weblog
 W杯サッカーの日本チームの行方に対する日本国民の関心はテレビの視聴率の急上昇に如実に表れているが、それに敢て水を射すへそ曲りの言説を一つ。
 第一戦では日本はオーストラリアに逆転負けしたが、この対クロアチア戦の写真で見る限りは日本は完全に逆転している。ただし、日本選手が金髪、欧州人たるクロアチア選手が黒髪という点においてである。
 クロアチアだからクロい髪というわけではあるまいが、彼に限らず、白人系の選手たちにもそれほど金髪茶髪が多くないことだけはW杯放映のTVを覗けばわかるのだが、何が何で大和男児たる日本選手がわざわざ金髪茶髪に染めたがるのかが理解しがたい。これを“超右翼的”と言いたい人はそう言っても差し支えない。
 一方、日本の国技たる相撲にも外国出身者の上位進出が目立ち、生来の金髪を黒く染める力士も現れる状態(把瑠都)。相撲すら外人に押し退けられて、何で元来外国で盛んだったサッカーで日本が勝ち進むことは容易なはずがない。サッカー自体世界的に無国籍的になり、どこのチームもテイの良い外国人の「出稼ぎ」「武者修行」の場となっているのだが、国際サッカー協会(FIFA)がサッカーの注目度を更に高めるために国籍別対抗戦の大イベントを仕組んでいるのだが、それにまんまと日本の国民とマスコミが乗せられているわけだ。「国籍別」とはいうが、監督自体が外国人であることが多く、選手層ですらフランスやアラブのようにアフリカ系で占められているチームが多く、TVを見ていても混乱する。こんな大会を「国威発揚」に持ち上げることも奇怪だし、金髪茶髪の選手たちに「君が代」を歌わせ、日章旗を振るのもミスマッチである。日本チームに限らず、W杯出場選手たちの多くに「国籍意識」など無いと思われるのだ。
 試合自体、選手たちの動きが激しいにもかかわらず、点が入りにくく、試合の進展が見えず、引き分けが多いのも特色である。だから観客のイライラ度やストレスも蓄積され、暴徒的サポーター「フーリガン」が発生しやすくなる。また、シュートの「成功」も「運」や「まぐれ」に左右されているように見えがちなのも特色だ。それゆえ、私個人としてはサッカーとは観るスポーツとしては何と退屈なスポーツかという印象である。むろん、選手自身はそれこそ懸命であり、退屈どころではないだろうが。
 W杯サッカー・フィーバーに背を向け、しかも日本チームを応援しないなんて何と“非国民”的態度のようであるが、日本人らしからぬ風体の選手が多いチームに声援をおくりたくない人間が一人くらい居ても良いのではないか。

 ※ 写真はYAHOOニュースの写真を加工
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする