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昨年前半のNHK朝ドラマは安曇野が舞台であったから、テレビ画面では信州(長野県、信濃の国)の風景を見ることができたが、最近は実際に信州を訪れる機会があった。
新宿から高速バスに乗り込み、南信(南信濃)の駒ケ根市が最初の訪問地であった。
相模湖あたりから大月市を過ぎるあたりまでは山深い中に集落というよりは市街地のような人家の密集が数多く見られた。
途中、山梨県甲府市の西のサービスエリアで一休み。展望塔からは南に富士山を望むことができた(写真↑)。
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そして北西方面には冠雪の峨々たる山並みが見えたので、何という山かと思っていたら、どうやら八ヶ岳連峰であった(↑)。
昔、「高原列車が往く」という歌謡曲が流行ったことがあったが、そのモデルの小海線はここを迂回して長野県佐久地方にたどり着く。
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乗馬クラブで有名な小淵沢を過ぎれば長野県に入るが、列車ではないが、この道路も歴然とした高原高速道路だから、高原列車ならぬ高原バスということになる。
長野県に入ると瞬く間に諏訪湖が眼前に入る(↑)。
諏訪湖を後にするといかにも山国長野県らしく道路の両側には屏風のような山並みが押し迫る。
伊那市に入ると確かに平地が東西に広がるが、平地といってもやはり傾斜のきつい平地である。だから伊那市の市街地も南北に短冊のように伸びている。
だから、このあたり一帯は「伊那谷」と言われている。
この伊那谷の中心を南北に流れているのが天竜川である。
そして天竜川を横切って東に向かって伊那谷の隣の小盆地に入れば桜の名所で保科正之公(徳川家光の異母弟)が山形城主になる前の任地だった高遠である。しかし、今回は時間はないので訪れることは見合わせた。
伊那市からはバスは高速道路を下りて一般道路に入る。
終点の駒ケ根バスターミナルに到着したのは予定より10分早い5時10分だったから、新宿からは3時間40分のバス乗車の長旅であったが、山形からはたったの一日行程である。
ちなみにこの駒ケ根は山形生まれの伯母の嫁ぎ先。80年以上も昔のことだから、当時は外国に嫁いだも同じような遠国であったと言える。
翌朝もまあまあの天候。
豪雪の山形県と異なり、山形県以上に山国で都市部も標高が高い長野県は新潟県境近くを除けば今年は意外に雪が少ないようで、駒ケ根市街地の道路もほとんど雪がなく、楽に歩けた。でも、さすがに西に聳える中央アルプスの駒ケ岳連峰は冠雪が朝日に輝いていた(↓駒ケ根駅前より)
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昼前にバスでリゾート地の駒ケ根高原を訪れた。
駒ケ岳は上高地のような迫力ある威容を見せてくれた(↑)。
◆次回に続く。乞うご期待!