東の正横綱と西の正横綱
東北地方の文明開化期の建築遺産を代表するものとして、東方は石巻市の聖ハリストス正教会会堂(写真「上」)、西方は山形市の済生館本館(写真「下」)を正横綱と呼ぶことができるであろう。
この度の大震災の際、済生館もかなり揺れたようであり、塔楼部分は天空に弧を描くようだったとも管理スタッフの方から聞いているが、漆喰壁面に若干の亀裂が見られた程度であったのに対し、石巻の教会堂は津波の直撃を受けて大破したものの、幸いなことに倒壊だけは免れたようである。
私(ブログ主)も2年前に訪れてメルヘン的な外観に親しみを覚えたのだが、大震災と津波で滅失したのではないかと心配でたまらないでいたところ、新聞記事でなんとか倒壊だけは避けられた(下の写真。関連HPより)ことを知った。
でも、再建(大修築)は容易なことではないだろう。
そこで、私もほんのわずかながらも(ほんの雀の涙、否、蟻の涙)資金的に支援したいと思うのだが、どこに送金すればよいのだろうか。また、再建を目指す市民組織のようなものはあるのだろうか。
石巻市の文化財担当課や直接管理の石森章太郎マンガ館(被災写真の背後のドーム状の建物。間には打ち上げられた船が)などに問い合わせてみようかとも思う。
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原発問題とクルマ社会との関係を多数論じています。