もはや夏ゆえ窓開け換気

旧写真館も夏になったら空気の入れ替えが必要。
Ｃウィルス禍がなければ昨年二月にここで撮影された日台合作映画『越年Lovers』の日本での上映もそろそろのはずだったが、今日のニュースによれば、台湾ではウィルス対策の規制がだいぶ緩和されるので、監督が台湾人ゆえそろそろ先行上映されるのだろう。
でも、日本、とりわけ山形での上映はいつになるのであろう。
ともかく、二人の男女の俳優が坐った椅子は国際舞台に躍り出ることになったわけである。

※日本が舞台での主演は峯田和伸さんと橋本マナミさんである。他に、台湾版とマレーシア版があり、三部作になっている。

久方ぶりの投稿・・・二月に撮影の映画が初上映

二月に旧西村写真館でもロケ撮影された日台合作映画『越年Lovers』が山形ムービーフェスティバルの招待作品として初上映されました。
左が雪国の写真館の娘を演じる橋本マナミさん。右が恋心を露わにできないでいる青年を演じる峯田和伸さん(ＮＨＫ大河「いだてん」、朝の連ドラ「ひよっこ」に出演)。・・・ムービーフェスティバルのカタログにも用いられた。
本格的封切り上映は来年春のようだ。
むろん台湾やマレーシアでも上映され、その他の国でも上映されそうだから、いよいよ山形の旧西村写真館(大正１０年創業)は世界デビューとなる。

令和初のブログ登場

この旧写真館の建物の行くえが心配されている中でも年代物のカメラなどが今なお頑張っている。
①旧西村写真館の張出し小部屋の窓と写場(スタジオ)の超年代物のカメラ

②写場北側の大窓とレトロ椅子群、そして戦前からの背景画

➂二月の日台合作映画のロケがなされ、ロケの合間に橋本マナミさん、NHK「いだてん」出演の峯田和伸さん、映画「赤い雪」で主演の菜葉菜さん、映画「オボの声」で主演の結城貴史さん、お笑いの吉村和彬さんのキャスト陣が談話交流した一階の茶の間。黒電話(左端)も頑張っている。

そして峯田和伸さんとロケスタッフたちとの打ち合わせ風景(同室にて)

いろいろありました

しばらく投稿をなまけていた間もいろいろありました。

今年に入ってからは、人気女優の橋本マナミさんらが出演の日台合作映画のロケ会場になったり、旧スタジオの独特の空間雰囲気を活かした日本画と陶芸家の若い女性二人のコラボ展示会が開かれたかと思えば、所有者から土地・建物の売却の話が持ち掛けられたりしててんやわんやです。

４月の後半の３日間に県外の女子大生らによる建物内外の計測がなされました。
これからはも少しまめに投稿したいと思います。

◆米兵のジープでの乗り付けは旧西村写真館前では日常光景だった◆

NHK朝の連ドラ『まんぷく』の１シーン。主人公の家に米兵たちがジープで乗り付けている。これは戦後間もない頃で、日本各地でこんな光景が見られたものだ。

山形の旧西村写真館にも多くの米進駐軍の将兵たちが写真撮影のために訪れた。上級将官は間近の旧銀行の建物を軍令部としていたから徒歩で訪れたのだが、下級将兵たちはジープで乗り付けることが多かった。それで二階のスタジオはいつも英語が飛び交っていた。でも、写真館の当主は山形弁そのものだったので、通訳官も難儀したであろう。