体を寄せ合って暖め合う猫たち
昨年の今頃の猫たち。現在も健在なのは何人(何匹)なのか。
仮称「愛する会」のメンバーが抱っこしてくれている。
私がよく通る公園では深い積雪と厳寒の中でも逞しく生き抜こうとしているホームレスの猫たちが目につく。だが彼らは自ら選んで家を失ったのではない。多くは幼くして捨てられている。
それでも常夏の南国ならまだ良い。非情にも日中でも氷点下の雪だらけの中で毎日を過ごさなければならないのだ。すごく過酷な境遇である。
それでも意外に顔も毛色もキレイで、ふくよかな猫が多い。それは彼らを支援する参加自由の人間様たちがいるからのようである。グループみたいでもあるが、会員登録もなければ、会長も会計担当もいないし、総会も定例会もないから、グループでもない。ただ思いは一つで彼らは行動する。
野良猫であっても可愛いし、厳寒の中放っておくだけでは忍びない。ほんの僅かでも猫たちが生き延びることを願い支援の手を差し延べたい。それだけのことである。
むろん公共施設たる公園で野良猫が増殖することは公衆衛生上好ましくないから、エサを与えるべきではないという声もあるし、公園管理者たる役所も猫を“歓迎”しない。それでもホームレスちゃんたちを支援する人たちも少なくない。
だが、我が家の馬鹿助氏のようにコタツで暖まり過ぎると2階の陽光が射す部屋に移動するような幸せ過ぎる境遇とは大違い(1月8日の記事をご覧あれ。左のカレンダーの日付をクリック!)。夜はどこでどうして過ごすのか。体を寄せ合って春の夢を見ているのだろうか。早く、ハールよ来い!