山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

山形・川越  蔵造り店舗比べ(8 最終回)

2007-07-10 16:00:31 | 建物
    
           
 蔵の街、川越と山形との比較シリーズも今回で最終となる。
 川越の場合は圧倒的に店舗として“現役”であるのが多いのに対し、山形の場合は店蔵自体の絶対数が少ない(戦前まではかなり多かった)うえに、辛うじて残存していても店舗として“現役”であるのが少ないことがお分かりいただけたと思う。
 しかも“現役”どころか“現存”しないものまで紹介せざるをえなかった。
 この最終回でも既に失われた店蔵を紹介したい。

 山形の土蔵や店蔵には「黒」が基調色となっているのは稀なのだが、山形にもかつてはこのような黒壁の店蔵があった。しかも和風というよりは洋風を思わせるハイカラで豪壮なものであった。既に20年以上前に解体され、いったん低層のおしるこ店が開かれていたが、それも解体されて外観はすっかり現代ビルの和菓子店が営業している。(写真「上」→クリックで拡大)
 写真「下」は川越を代表する蔵店、大沢家住宅。1792年建造。国の重要文化財
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