山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

山形映画祭まで3カ月

2007-07-04 23:02:42 | イベント


山形名物には、さくらんぼ、紅花、芋煮会、蔵王の樹氷など色々あるが、国際ドキュメンタリー映画祭も有名で、開催時期には県外、国外からの客人で市街は大いに賑わう。
 その映画祭も今年の10月に第10回となる。ただし地元の山形市民のかなりの多くは一度もこの映画祭の観客になったことがない。
ヤマガタ人いわく、“Hoddana muzugasui eiga ba midate, sappari wagannesu, nemutagu nate sumau-no yossuu.”(山形語検定問題→これを英訳できれば国際人! ダニエル・カール氏並み)
教育熱心な市民が多い割合にこの種の映画には無関心派が多いのが実態である。
 それでも“YAMAGATA”の名は東南アジアなどの外国ではかなり知られている。我々日本人がカンヌと聞けば映画祭を連想するように、海の向こうの人たちはヤマガタと聞けば映画祭を連想する人が多いそうだ。
 さて、今年山形入りする映画人の中から何人ほどの“超世界級”が出現するか非常に楽しみである。2年前の前回に山形にかけつけた映画人からも私が覚えているだけでも4人の監督が“超世界級”に昇格しているからである。
 まずはオーストリア人のF.ザウパー氏の山形での出品作『ダーウィンの悪夢』は昨年のアカデミー賞のドキュメンタリー長編部門で次席になっている。
 審査員であった中国のジャ・ジャンクー(賈樟柯)氏の『三峡好人』は昨年のベネチア映画祭でグランプリの金獅子賞に輝いた。
 群馬県の加藤治代氏も山形での出品作品『チーズとうじ虫』によりフランスのナントでの三大陸映画祭で最高賞を受賞している。
 そして、パネリストとして山形にかけつけた河瀬直美氏が『殯の森』によりカンヌ映画祭で最高賞パルムドール賞の次席に選ばれたことは記憶に新しい。
 その河瀬監督の作品『垂乳女』が山形映画祭にて上映される。

※写真のうち、河瀬監督とザウパー監督は私が撮影、他の2名は関連HPより
コメント (1)
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