昨夜は未明まで竜太と話していた。
ルビコン川を渉るかどうか・・・。
英語のマークは徐々に仕上がりつつある。
記述対策はDUOの英作文と駿台のときに教えてもらった竹岡講師の「ドラゴン・イングリッシュ」を併用しつつ進む。
「駿台におったときは、竹岡先生の授業には出るけど内容が難しくて全く分からんかった」と竜太。
そんな竜太も4月と5月で基礎レベルはなんとかクリア。
6月あたりから過去の模試問では点数を伸ばし、160点を越えるようにもなった。
竜太の趨勢を分けるのは数学。
この数学も各論で進めてきた基礎レベルがようやく終わった。
それもあって昨日、初めて過去の黒本をさせてみた。
2006年度第一回の数1Aが92点。
上出来だ。
これから隔日で過去の模試問を解いていく。
できたら真広(津東3年)とのランデブーが望ましい。
3学年離れた現役とのしのぎ合いでタフになってほしいのだ。
センターマークに関してはそれなりに目安がついた。
残る最大の懸念が数学の記述対策・・・これこそが目前に横たわるルビコン川だ。
竜太の志望大学は確定していない。
しかし、あわよくばと考えている大学はある。
その大学には二次試験に数学記述がある。
逆に言うならば、数学記述があるからこそ、ルビコン川に踏み込むかどうか悩むのだ。
自信がないのだ。
記述に時間をかけ、それが他の教科の完成度を低め、あげくセンター試験で失敗する。
竜太の頭の中を支配しているのは、そんな負のスパイラルのはず。
しかし、ルビコン川は目前にある。
あるのなら幸い、渉ればいい。
4月以降の勉強の精度がずっと鈍かったとしたならば、ルビコン川すら今だ遥か彼方だったはず。
ともかくも、一気呵成にここまで来たのだ。
それができた自分を褒めればいい。
その勢いがこれからも持続できるはずだと開き直ればいい。
正念場は川を渉り切った後から始まる。
渉りきったルビコン川を決して振り向かない・・・その覚悟さえあれば、遥か彼方に屹立していた「約束の地」もいつか眼前に現れるはずなのだ。
附属小中学校が耐震工事のために今日で1学期が終了。
これから2か月にもわたる長い長い夏休みが始まる。
それもあって小6の文人が勉強に来ている。
クリックのほう、お願いします。