趣味のいきもの飼育雑記

皆の結束でコロナを収束させて、らんちゅうを楽しみましょう。

たも造りその5

2006年12月16日 11時20分40秒 | 
左側が現在製作中で、右側は漆1回塗りで色をつけたものです。



仕上げ磨きが完了しました。榧の木は肌理が細かくきれいです。




模様を出すため、新うるしの透き色を薄め液で薄めたものを塗って木にしみ込ませ、さっとふき取ります。
あとは1週間ぐらいこのままで乾燥させます。

たも造りその3

2006年12月10日 13時13分45秒 | 
今日は枠となる枝の接合です。
両方の枝を斜めにカットします。この時に枠の直径が決まりますので、カットする位置と面の角度を慎重に決めましょう。接合は木工用アロンアルファーで接着します。


接合部の写真ですがピンぼけですねー。


形を整えながらサンドペーパーで磨いていきます。番手は100番~320番ぐらいまで、仕上げは400番~800番程度です。



全体の形を整えては削り、磨きの繰り返しで、よりきれいなものに仕上げていきます。
今後は、籐巻きと漆塗りになります。

たも造りその2

2006年12月09日 09時49分23秒 | 
先日の作業の続きです。
今日は柄の部分に、鹿の角を取り付けます。
奈良の鹿の角きり場で購入したものです。角きりの角は生き角ですので、白地がきれいで、磨くと艶がでます。


柄を適度な長さに切り取り、接合部分は双方にドリルで穴をあけて、
ステンレスのボルトを埋め込み、ジェル状接着剤で接合します。



接合が完了したら、木の部分と鹿の角の形をナイフとヤスリで整えます。
木肌には、順目と逆目があり、逆に削ると思いがけない切り込みになるので、注意が必要です。

たも造りその1

2006年12月07日 12時45分22秒 | 
例年のことですが、冬場は鮎釣り用のたもを造ります。



昨日届いた、「榧の木」は昨日のうちに皮をむいていたので、今日は朝から木を削って形を整えていきます。
枠となる枝の部分は、慎重に太さを均一にしていきます。



次に、やかんで蒸気を発生させ十分に暖め、柔らかくしながら曲がりを直し、形を整えていきます。


枝が折れてしまったら、もうおしまいです。慎重に少しづつ力を加えながら曲げていきます。

ここまで作ったら今日は終わりです。
しばらくは、このまま乾燥させながら柄の部分を削ったりして、細かい調整をしていきます。
今後は、柄の部分に鹿の角を接続するなどの作業をしていきます。