らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

手練手管

2017-04-18 | 雑学

今月の14日、8年前に東京・千葉・埼玉で男性3人を殺害した罪などに問われていた木嶋佳苗被告(42)に対して、最高裁判所は「犯人だということに疑いを差し挟む余地はない」として上告を退ける判決を言い渡し、死刑が確定しました。
木嶋佳苗被告はインターネットの結婚紹介サイトで知り合った当時53歳と80歳、それに41歳の男性3人をいずれも練炭自殺に見せかけて殺害した罪などに問われていたものです。
報道で見る限り、小太りで、美人顔でもない木嶋佳苗被告が3人の男性らから多額の現金を受け取っていたと言うことは、余程、言葉巧みに騙したのだと思います。
彼女のように、人を自分の意のままに操ったり騙したりすることを「手練手管(てれんてくだ)」と言います。
今日は「手練手管」についてご紹介します。

広辞苑には、「手練手管(てれんてくだ)」について、人を自分の意のままに操ろうとする、様々な技の事。「手練」も「手管」も人を巧みに欺く手段の意。と説明しています。
この熟語は元は遊女が客を騙す技術のことをいう言葉なのだそうです。

「手練」は「しゅれん」とも「てだれ」とも読み、武芸などに熟達すること、またはそれを極めた者のことで、
「手管」は、昔「管狐(くだぎつね)」と呼ばれる想像上の小さな狐が、竹筒の中に飼われて、飼い主の問いに答えたり予言をしたり、さまざまな神通力を使うといわれていました。
この管狐を「くだ」と呼び習わしていたことから、手の中に「くだ」を飼っているような変幻自在の不思議をおこす、という意味で「手管」という言葉が出来たのではないかと言われています。

遊女たちは商売のために、男との関係を繋ぎ止める必要がある訳ですが、そのために「あんたをこんなに思ってますよ」とか「私の心の内をお見せしますよ」と、誓いを立てて見せつけた巧妙な客あしらいのテクニック、手練手管だったそうです。

男性の皆さん、木嶋佳苗死刑囚のような手練手管に長けた女性もいます。
スナックやクラブでのホステスさんの甘い言葉、或いは男好きする見知らぬ女性などには腹黒い人がいるかも知れません。
「十分注意してくださいね。

コメント (1)
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