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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

神戸を歩く(5)メリケン波止場

2017-04-01 | 趣味

南京町からメリケン波止場方面に歩いていると、大きな魚のオブジェがありました。
調べてみると「恋ダンス」ならぬ、「フィッシュ・ダンス」と言うのだそうです。

「フィッシュ・ダンス」
フィッシュ・ダンスは、神戸港のメリケンパークに建つ高さ22mの巨大な鯉のオブジェで、1987年(昭和62年)に神戸開港120年を記念して設置されたもので、世界的建築家フランク・ゲーリーが設計を、同じく安藤忠雄が監修を担当した芸術作品だと言うことです。



「サンタマリアのアンカーと望楼」
説明によると、1992年がコロンブスが新大陸へ到達してから500年目に当たるため、スペイン政府はこれを記念して「コロンブス500年記念委員会」を設置して多くの文化事業を企画し、世界に向けて参加を呼び掛けました。
その中で、コロンブスが夢に描いていた「黄金の国ジパング」への到達を実現させると言う壮大な航海の企画について、日本でも官民をあげて取り組むことになったようです。
スペインでコロンブスの旗艦であった「サンタマリア」を復元建造し、日本で公募によって乗組員を募って乗船させ、コロンブスの辿った冒険航海を再現した後、彼が果たせなかった「黄金の国ジパング」まで到達させると言う計画が具現化しました。
その復元帆船「サンタマリア」建造と航海の記録について、その偉業を後世に伝えるため、ここに同船の望楼とアンカーを保存していると記されています。



「神戸港震災メモリアルパーク」
阪神淡路大震災の復興の一助として、モーターボート競争関係者の協力により、平成7・8年度に特別競争が実施され、総額71億円の支援資金が拠出されました。
神戸港震災メモリアルパークは、この資金を効果的に活用し、震災復興支援事業の一つとして造られたそうです。



「被災したメリケン波止場」
阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場の一部(岸壁60m)をそのままの状態で保存し、見学できるように整備した公園です。
また、神戸港の被災の状況、復旧の過程など記録した模型や映像、写真パネルなども展示されており、震災のすさまじさを間近に見て、肌で感じることができるようになっています。



「昭和天皇の御詠歌 歌碑」
昭和31年(1956年)10月に昭和天皇がご来神の際、お泊りの京町オリエンタルホテル屋上から神戸みなと祭の海上提灯行列の情景を詠まれたものです。

    「港まつり 光りかがやく 夜の舟に こたへてわれも ともしびをふる」

このお歌は、翌年の昭和32年1月の宮中歌会始の儀で正式に詠まれ、昭和32年10月に歌碑が建立されました。

 

「神戸海洋博物館」
神戸海洋博物館は、神戸市中央区のメリケンパークにある「海・船・港」をテーマとする博物館で、神戸港のシンボルの一つになっています。
前身は1962年(昭和37年)に開館した神戸国際港湾博物館です。
海事博物館としては世界有数の規模であり、1987年(昭和62年)に神戸港開港120年を記念して開館しました。
波または帆船の帆をイメージさせる独特な外観の屋上構造物は白色のフレームでできており、六甲山の緑色、神戸ポートタワーの赤色との対比が美しく、夜間は青系の光でライトアップされます。