昨日、浅葱色は、幕末に新撰組のダンダラ模様の羽織の色として使用されたことから有名になったことや、もし、「浅葱色ってどんな色?」と聞かれたら、新撰組の羽織りの色と覚えておきましょうと書きました。
新選組はご存知のように、幕末期に結成された浪士の武力組織です。
1863年正月、将軍上洛警護の浪士組が編成されましたが、その後分裂します。
京都に残った一派が同年三月京都守護職松平容保(まつだいらかたもり)の下で新撰組を名乗り、近藤勇・土方歳三を中心として尊攘・討幕派を弾圧した組織です。
その新撰組を三橋美智也が歌った曲に「ああ新撰組」があります。
昭和30年(1955年)にリリースされた曲ですが、わたしのお気に入りの一曲なのでお聴きいただきたいと思います。
それでは「ああ新撰組」をお聴きください。
「ああ新撰組」 唄:三橋美智也
ああ新撰組 作詩:横井弘 作曲:中野忠晴
1. 賀茂の瓦に 千鳥が騒ぐ
またも血の雨 なみだ雨
武士と言う名に 命をかけて
新撰組は 今日も行く
2. 恋も情けも 矢弾(やだま)に捨てて
戦(いくさ)かさねる 鳥羽伏見
ともに白刃を 淋しくかざし
新撰組は 月に泣く
3. 菊の香りに 葵(あおい)が枯れる
枯れて散る散る 風の中
変わる時勢に 背中を向けて
新撰組よ 何処へゆく